商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2018年  >  2018年01月29日

週間相場分析2018年01月29日


穀物(コーン・大豆)及び為替は今号をもって終了となります。

ドルの動向を注視

gold.jpg

1/26 15:15現在

海外情勢

 トムソン・ロイターGFMSが公表した『GFMS Gold Survey 2017:Q4 Update&Outlook』によると、2017年第4四半期(10~12月)の世界金需給(※小数点以下四捨五入)はネットバランスが7トンの供給不足(前年同期は213トンの供給過剰)。供給合計(1096トン)から現物需要合計(1093トン)を差し引いた現物の過不足が3トン。そこからETFと取引所の在庫構築分の合計(9トン)を差し引いたものがネットバランス。

内部要因

 トムソン・ロイターGFMSが公表した『GFMS Gold Survey 2017:Q4 Update&Outlook』によると、2017年第4四半期(10~12月)の世界金需給(※小数点以下四捨五入)はネットバランスが7トンの供給不足(前年同期は213トンの供給過剰)。供給合計(1096トン)から現物需要合計(1093トン)を差し引いた現物の過不足が3トン。そこからETFと取引所の在庫構築分の合計(9トン)を差し引いたものがネットバランス。

総合分析

 円相場は海外市場で一時、1ドル=108円台に上昇したものの、東京金先限は変わらず4700円台を維持している。ニューヨーク金期近が1350ドル超へと続伸したことで、円高による輸入コスト低下が減殺された格好。そのニューヨーク金続伸の主因はドル安で、特にムニューシン米財務長官やホワイトハウスのドル安容認発言がドル安に拍車をかけた。引き続きドルの動向、それにまつわる米高官などの言動を注視したい。

白金

ドル安が追い風に

platinum.jpg

1/26 15:15現在

海外情勢

 タイ工業連盟が発表した2017年12月の自動車販売台数は前年同月比20.1%増の10万4302台と、4年ぶりの高水準だった。また、2017年通年の販売台数は前年比13.4%増の87万1644台と、5年ぶりに対前年比で増加し、2018年の国内自動車販売見通しを従来の87万台から90万台に上方修正した。一方、フィリピン自動車工業会とトラック製造業者協会の加盟各社の合計新車販売台数は前年比18.4%増の42万5673台と、過去最高を更新した。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は16日時点で3万4698枚、前週比6044枚増。取組高は16日時点8万5000枚台、24日時点9万1000枚台。東京市場の取組高は4万4000枚台。カテゴリー別(17日⇒24日)は、当業者は売り玉3000枚減・買い玉300枚増、非当業者は売り玉3900枚増・買い玉600枚増。

総合分析

 ニューヨーク白金期近は年初来最高値の更新が続いている。ムニューシン米財務長官の発言がドル安を容認するものと解釈され、ドルが対ユーロで約3年ぶりの安値水準に下落、ドル指数も同様に水準をダウンしたことが、白金をはじめ金や原油などの上昇に追い風となった。強弱のバロメーターである相対力指数が70ポイントの高値警戒ラインをオーバーしており、いつ修正安に見舞われてもおかしくない状況だが、『押目待ちに押目なし』が続く可能性も。

灯油

当先とも堅調で先高人気強い

oil.jpg

1/26 15:15現在

海外情勢

 世界石油需要の伸びを評価して原油の先高を予想するファンドが買い進み、ドル安による投機資金の流入なども原油価格の強材料となっている。ベネズエラの減産で世界石油需給が供給不足になる不安が拭えず、強気する向きは80ドル突破の可能性を指摘する。OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産継続がサポート要因で、米原油在庫の減少が一段高のキッカケとなった。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは1月16日現在、85万4090枚の買いに対し、14万6300枚の売り、差し引き70万7787枚の買い越し(前週は65万7590枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは1月24日現在、5212枚の買いに対し3001枚の売り、差し引き2211枚の買い越し(1月17日は2382枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 日本列島各地を襲った異常寒波で気象観測史上48年ぶりの寒さとなったことから、暖房需要が急増して現物の品薄が目立ち、現物市況も堅調に推移している。東京バージ灯油期先はニューヨーク原油価格の先高人気に連動して買われているが、為替相場が円高へ振れると戻り足は鈍くなる。結果的にニューヨーク原油高に追随する展開と見る向きが多く、押目は買われよう。6万円大台を固めて更に上値を狙う。

コーン

シカゴ市場は2番底形成で買い気強い

grain.jpg

1/26 15:15現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は1月3日の高値3.5475ドルを抜いた。昨年8月31日の3.2850ドルを底値に、12月12日の3.3525ドルの2番底確認人気で買い気が強まっている。 特に先週は米国産トウモロコシ相場が南米産やウクライナ産を下回り、PNW(米太平洋岸北西部)積中心に輸出競争力が高まっているといい、これも買い気を誘発する一因になった。
 また、こうした材料を背景にファンド筋は大量の買い戻しに出たと伝えられている。これから2ヵ月も経過しないで米中西部穀倉地帯はトウモロコシの作付を開始、天候相場に突入するだけに、今後、ファンドの買い戻し積極化で、シカゴトウモロコシを押し上げる可能性大だ。
 懸念されるアルゼンチンの高温乾燥はトウモロコシ、大豆の作柄にダメージを与えているが、『ブラジルの増産でアルゼンチンの減産はカバー出来る』(商社)とのコメントながら、実際に減産が拡大すれば、シカゴトウモロコシを押し上げる刺激材料になることは間違いない。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は1月23日に2万2,630円まで買われるなど予想以上の上昇力となった。昨年11月28日の安値2万1,120円から今年1月23日の2万2,630円まで1,510円高を演じている。目先的には高値警戒ながらも商社のヘッジ売りは余り見られず、売り圧力は弱い。そうなると、次の高値は昨年7月11日の2万3,400円が目標になる。ドル安はシカゴトウモロコシを上げるが、それに伴う円高は東京市場を押し下げるだけに微妙だが...。

ゴム

在庫の増加懸念が上値を抑える

20rubber.jpg

1/26 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり7.5トン~21.5トン。週末前(26日)の価格はキロあたり44.50~45.00バーツ、RSS3号タイ主要港2月積は168.0~170.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(1月10日現在)は12,294トンと前旬比27トン増加。
(2017年12月31日現在の同在庫は12,367トンから12,267トンに下方修正された。)
【前検】2月前期のゴム品質検査申請日は2月6日、検査日は同月13日。

展開予想

 1月19日に「タイ政府の介入に同国国内市場のシートゴムが4か月ぶりにキロ当たり50バーツの大台を回復した」ことを受け、今週の東京ゴム市場は堅調に始まったものの、米国連邦機関閉鎖に伴うドル安・円高に上値を抑えられ、また、上海ゴム市場指標限月が在庫圧迫感に軟調に推移したことを受け反落。タイのシートゴム価格も反落したところ、「タイ政府の介入資金不足」懸念が再燃。上海・東京市場は一段安となり、東京ゴム先限は今年の安値を更新した。 週末を控えて東京市場先限は205円を中心とした狭いレンジでの取引を続けている。今週の高値は210.9円、安値は202.9円。
 罫線は200日移動平均線を下回ったものの、下値が一目均衡表の雲に支えられた形となり、208~210円への自立反発を見せる可能性が高いが、中期的には200~210円でのレンジ内での動きとなるだろう。
 当先の鞘は、一部貨物の受渡期限到来への懸念と保管料の上昇によって順鞘幅は拡大し、順鞘15円前後が常態となる可能性が高い。

為替

ドル安不安は拭えず

20usdjpy.jpg

1/26 15:15現在

海外情勢

 ムニューシン米財務長官のドル安容認発言でドル安が加速したあと、米トランプ大統領が、『強いドルを望む』と発言したことでドルは主要通貨に対して反発、1ドル=108円台から109円台へと上昇した。米企業業績も好調でニューヨークダウ工業株30種平均も史上最高値を更新するなど再びドル強調ムードが台頭したが、市場の動きはまだドル安警戒感が根強い。

国内情勢

 米財務長官発言でドル安・円高の不安を残しながらも、米株価堅調に連動した日経平均株価の堅調見て円安へ振れる動きとなった。北朝鮮情勢は一服したとの見方から様子を窺うムードで、欧州の金利政策や米国の長短金利の動きに注目する神経質な動きへと変化。邦銀筋の中にはドル安警戒論が根強い。1ドル=109円台の動きで110円奪回に至らず。

総合分析

 米国の出口戦略に関する動きは材料視されず、ユーロ対ドルの動きと米国内の金利情勢が関心事となっており、米長期金利が上昇する可能性が高いことは先行きドル強調の要因となる。ただ、イスラエルの首都をエルサレムと指定した米トランプ大統領の国際的な立場が弱くなれば、それはそのままドル安要因となりやすい。一度、米株価の調整局面に連動してドルが急落する可能性がある点に注目したい。1ドル=108~111円を予想する向きがある。


このレポートはお客様への情報提供を目的としています。情報に関しては正確を期するよう最善を尽くしておりますが、内容の正確性、信憑性に関し保証をするものではありません。利用にあたっては自己責任の下で行って下さい。売買の判断はお客様御自身で行って下さい。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引115,000円・損失限定取引453,000円(平成30年12月3日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成30年12月3日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

当社(商品先物取引業者)の企業情報は当社本・支店及び日本商品先物取引協会で開示しています。お取引についての御相談は、当社顧客サービス担当(東京)電話03-3249-8827 (受付時間:平日8:30~17:30)
日本商品先物取引協会相談センター http://www.nisshokyo.or.jp