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週間相場分析2017年12月25日


次回は2018年1月15日号になります。

不安定な値動きに!?

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12/22 15:15現在

海外情勢

 ロシア中央銀行が12月20日に発表した12月1日時点の同国金準備高は5880万トロイオンス(≒1828.89トン)。また、米ゴールドマン・サックスは調査報で、金相場が来年半ばまでに一段安となり、1200ドルを記録するとの見通しを示した。一方、スコシアモカッタのアナリストによると、テクニカル面での金価格の上値抵抗線は200日移動平均の1269.15ドルで、1260.50ドル を上回る水準を維持すれば、最近の相場上昇が続く見込み...としている。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は12日時点で10万7068枚、前週比6万6261枚減。取組高は12日時点44万枚台、19日時点45万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(13日⇒20日)では、当業者は売り玉2400枚増・買い玉1000枚減、非当業者は売り玉3500枚減・買い玉100枚減。

総合分析

 日足チャートが示すように、ニューヨーク金期近は1200ドル台前半、東京金期先は4500円台前半から切り返している。米税制改革法案の議会通過や米株高などの圧迫要因がありながらも、ニューヨーク金期近で1200ドル台割れ、東京金期先で4500円台割れを回避した底固さを評価したいところ。ただ、当面はクリスマス休暇が明けて、月末・年末・年度末の接近に伴って、今年最後の玉整理が活発化、不安定な値動きを強いられる恐れもあるので注意が必要。

白金

台割れから切り返してきたが...

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12/22 15:15現在

海外情勢

 タイ工業連盟自動車部会が発表した11月の同国内自動車生産台数は前年同月比11.5%増の19万0385台で、1~11月累計の生産台数は前年同期比1.3%増の183万1616台。また、同国内の新車販売台数は11月が前年同月比20.6%増の7万8082台で、1~11月累計では前年同期比12.5%増の76万7348台。更に、来年の同国自動車生産台数については、今年見込み比1.0%増の197万台になるとの見通しを示した。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は12日時点で1万2824枚、前週比1万4204枚減。取組高は12日時点8万8000枚台、19日時点8万7000枚台。東京市場の取組高は5万6000枚台。カテゴリー別(13日⇒20日)は、当業者は売り玉500枚増・買い玉200枚増、非当業者は売り玉700枚減・買い玉400枚減。

総合分析

 ニューヨーク白金期近は900ドル台割れから920ドル台へ、東京白金期先は3200円台割れから3300円台後半へとそれぞれ切り返してきた。金価格の底固い動きやパラジウム価格の堅調に比べた割安感に加え、内外ともに台割れによって一気に売られ過ぎ感が強まったこと、買い玉の投げが一巡したことが反発につながったと推察される。ただ、白金独自の強材料による切り返しではないだけに、このまま更に上昇出来るかといえば一抹の不安が残る。

灯油

海外原油高と円安が支援

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12/22 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫の減少と、英フォーティーズ・パイプラインの改修工事がクリスマスまでに終了するかどうか疑問なことから、総じてニューヨーク原油先物市場は堅調に推移、60ドル大台へジリジリと迫る底固い地合を示した。米国内石油需要の伸びも強材料となり、米シェールオイルの生産量も微増にとどまっていることが基調の強さに結びついている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは12月12日現在、76万1121枚の買いに対し、14万6624枚の売り、差し引き61万4497枚の買い越し(前週は61万1128枚の買い越し)と買い越しが増加。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは12月20日現在、5925枚の買いに対し、3149枚の売り、差し引き2776枚の買い越し(13日現在は2493枚の買い越し)と買い越し玉が増加した。

総合分析

 東京バージ灯油期先はニューヨーク原油相場の上昇基調が維持され、為替がドル高・円安のなかで先高人気が高まっている。現物面の強さも支援要因で、12月16日現在の全国灯油在庫は前週比4万1107キロリットル減の239万0408キロリットルと販売好調を映して減少した。今後、冬季暖房需要の伸びが見込まれ、期近の強さが期先の地合引き締まりに貢献する形を想定出来る。

大豆

目先的に反発したあと再度の反落

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12/22 15:15現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は12月22日に9.4750ドルまで下落し、12月5日の10.1500ドルから54セントの下げ幅となった。日足チャートを見ると、10月13日の10.0325ドル、12月5日の10.1500ドルで"Wトップ"を形成したうえ、干ばつ懸念を強めていたアルゼンチンで降雨が観測されたことや2018年の米国産大豆の作付面積増加見通し、ファンドの売り攻勢なども加わって下げ幅を拡大。11月14日の9.5850ドルを下回ったことで、次のターゲットは9月12日の9.3750ドル、8月30日の9.2175ドル、8月16日の9.1725ドルと続く。  では、今後の見通しはどうか。米商品調査会社のプライス・フューチャーズ・グループの穀物アナリスト、ジャック・スコービル氏は、『シカゴ大豆期近は9.50ドルで持ちこたえるだろう。現在での水準では商業筋の買いが強まるとともに、アルゼンチンの天候が短期的に改善しているが、ラニーニャ現象に見舞われる可能性がある』と指摘しているが、アルゼンチンでは12月一杯で大豆の作付が完了、最悪の事態を脱すること、12月19日現在のファンドの売り越し(推定)が3万1584枚に増加したことなどを考慮すると、シカゴ大豆は下値余地ありと予想する。

国内市場

 ブラジル、アルゼンチンの天候は大豆の作柄にプラスに働く見通しであるほか、インフォーマ・エコノミクスが予想した2018年の米国産大豆の作付面積が9138万7000エーカーと、今年の9020万エーカーを大幅に上回ることなどから、東京一般大豆期先も当面、その圧迫を受けそうだ。12月19日には4万6500円まで値崩れし、11月9日の4万8800円から2300円水準を下げたが、少々の戻りを演じたあと再度売られ、10月5日の4万5920円を割り込む見通し。

ゴム

3ヵ国会合で実現可能な政策が出るか?

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12/22 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり3.0トン~47.63トン。週末前(22日)の価格はキロあたり43.64~44.12バーツ、RSS3号タイ主要港1月積は165.0~166.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(11月30日現在)は9,303トンと前旬比811トン増加。
【前検】12月後期のゴム品質検査請求締切日は12月15日、検査日は同月21日。

展開予想

 東京ゴムは週を通じて保合い、週末を控え、現在は204円前後で取引されている。週の高値は210.3円、安値は203.1円。東京ゴムは22日の当限納会を控え、市場参加者の様子見ムードが強かったことから概ね保合いの様相となり、値幅は7円程度にとどまった。商いも閑散な展開となっている。タイ政府による『ゴム価格押し上げ』を目的とした介入政策の情報もあったが、同政府の資金難から、市場の反応は限定的である模様。まずは月末に予定されているゴム生産3か国会合の結果が注目される。現物価格と先物価格の値差は近づいており、今後は東京ゴムの高値が現物を呼ぶ展開も考えられる。
 罫線は一目均衡表の雲の中で保合い、方向感のない展開となっている。RSIは50付近とニュートラルであり、今後は雲の上限と200日移動平均が存在する、210~212円を上値の目途とした、戻り売り優勢の展開が予想される。
 当先の鞘は、投機筋の期近限月における買居座りに、4円前後の順鞘で推移しているが、在庫増加及び保管料の上昇によって順鞘幅は拡大し、15円前後が常態となる可能性が高い。

為替

ドルの底固さ続く

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12/22 15:15現在

海外情勢

 クリスマス休会控えて商い閑散のなか、米株価堅調や減税法案通過などドル堅調要因が目立つものの、来年1月19日までの米つなぎ予算は議会を通過したが、その後の予算についての動きが不透明なことからドルの買い控えが目立ち、様子を窺う動きで終始神経質な動きとなった。1ドル=113円台半ばの小幅な往来相場。

国内情勢

 米株価堅調を映した日経平均株価の動きを反映してドル高・円安の基調が続いている。国内景気動向は緩やかな回復を示し、欧州におけるユーロ不安の後退から安全通貨としての円を買う動きが抑制されている。海外資金はドル買いポジションが増えている。機関投資家のドル買いが続いていることも円安基調を促す要因。

総合分析

 トランプ米大統領のイスラエル問題によるドル不安が薄れ、減税法案通過でドル堅調となったことから、米国内のドル安要因が後退した模様。今後は米金利情勢が注目され、日米金利差拡大を基本としてドル高・円安の流れが続くと見て良い。米利上げの慎重姿勢に変わりなく、長期金利の上昇が抑えられている点はドル安要因として注目が必要だ。


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