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週間相場分析2017年11月06日


膠着感が強い印象だが...

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11/02 15:15現在

海外情勢

 トムソン・ロイター傘下の英貴金属調査会社GFMSは10月26日に公表した四半期リポート『GFMS GOLD SURVEY Q3 2017』で、金価格(オンス当たり)が2018年に5年ぶりの高値を付ける見通しを示した。GFMSによると、ドル高や米利上げ見通しを受け、金価格はこのところ1300ドルを下回っているが、年内に再び同水準を超え、2018年には1450ドルに向けて上昇すると見ている。これは2013年以来の水準。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10月24日時点で19万1385枚、前週比9339枚減。取組高は10月24日時点52万枚台、10月31日時点53万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(10月25日⇒11月1日)では、当業者は売り玉1400枚増・買い玉100枚増、非当業者は売り玉2100枚減・買い玉800枚減。

総合分析

 FRBは10月31日~11月1日に開かれたFOMCで政策金利据え置きを決定、これを受けて、ニューヨーク金期近、東京金期先ともに反発したものの、10月の高値を抜くには至らず、レンジ内の水準にとどまった。日足チャートの姿は膠着感を強めている印象で、12月の米利上げが引き続き気懸りなところだが、北朝鮮リスクやスペインのカタルーニャ独立問題を巡る混迷など地政学的リスクが長期的な下支えになる公算大。

白金

8月の高値を大きく抜けるか注目

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11/02 15:15現在

海外情勢

 米調査会社オートデータが発表した10月の米新車販売台数は前年同月比1.3%減の135万4875台と、2ヵ月ぶりに前年割れとなった。一方、日本自動車工業会が発表した9月の国内自動車生産台数は前年同月比1.68%増の85万5123台と、11ヵ月連続で増加した。また、国内自動車大手8社が発表した2017年度上半期(4~9月)の国内生産台数は前年同期比6.2%増の442万7385台と、新車販売が好調で3年ぶりのプラスとなった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10月24日時点で2万0948枚、前週比3137枚減。取組高は10月24日時点で7万5000枚台、10月31日時点で7万7000枚台。東京市場の取組高は5万7000枚台。カテゴリー別(10月25日⇒11月1日)は、当業者は売り玉100枚減・買い玉1300枚減、非当業者は売り玉1300枚増・買い玉2500枚増。

総合分析

 FRBが追加利上げを見送ったことを受けて、11月1日の海外商品市場は主要商品がほぼ全面高となり、これを受けて、東京白金先限も3400円台前半まで切り返した。ただ、8月9日の3459円を抜くには至っておらず、当面の焦点はこの8月の高値を抜けるかどうか。仮に8月の高値突破に手間取るようだと、日足チャートで"三尊天井"を形成、失望売りを浴びる恐れもあり、その成り行きを注視したい。

ガソリン

円安と需要増で強い

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11/02 15:15現在

海外情勢

 サウジアラビアとロシアが協調減産体制を延長する方針を決めたことから、先行き世界石油需給が均衡から供給不足へ傾斜する可能性が高いとの見方が台頭した。イラクにおけるクルド独立の動きも供給不安要因で北海ブレントが60ドルを突破したことが心理的に響いている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは10月24日現在、71万0682枚の買いに対し、26万3855枚の売り、差し引き44万6827枚の買い越し(前週42万9525枚の買い越し)と買い越し玉が増加。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは10月31日現在、7636枚の買いに対し、6321枚の売り、差し引き1315枚の買い越し(10月25日現在、1299枚の買い越し)と買い越し玉は増加。

総合分析

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは10月24日現在、71万0682枚の買いに対し、26万3855枚の売り、差し引き44万6827枚の買い越し(前週42万9525枚の買い越し)と買い越し玉が増加。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは10月31日現在、7636枚の買いに対し、6321枚の売り、差し引き1315枚の買い越し(10月25日現在、1299枚の買い越し)と買い越し玉は増加。

コーン

東京トウモロコシはRSIが70ポイント突破

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11/02 15:15現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は揉合から脱し切れない。9月後半からの動きを振り返ると3.50ドル中心に3.40ドルから3.60ドルの間の動きにとどまっているのは3.40ドル台に水準を下げると農家売りが減少するとともに、実需の買いが入る一方、3.60ドルに接近すると農家売りが増えるだけではなく、実需の買い控えを招いて上値が重くなるというわけだ。
 今週のポイントは現地時間の9日(木)に米農務省から発表される生産予想及び2017~18年度の米国産トウモロコシの需給見通しがどうなるか。米国では2013年以降5年連続でトウモロコシが豊作になっているが、11月の生産予想が10月を上回った年は2013年の単収160.4bus(10月は155.3bus)、2014年は同173.4bus(同174.2bus)、2015年は同169.3bus(同168.0bus)、2016年は同175.3bus(同173.4bus)で、2014年を除いて単収が上方修正されている。
 今年は8月の単収が169.5bus、9月が同169.9bus、10月が171.8busと上方修正されているだけに、さほど大きな修正はなさそうだ。12月は生産予想の発表はなく、これで、供給面での圧迫を消化する可能性が高く、底固い足取りが予想される。

国内市場

 東京トウモロコシ期先はシカゴトウモロコシが揉合っているものの、10月27日には22,140円まで買い上げられ、10月4日の安値21,160円から1,000円弱水準を上げた。これはシカゴトウモロコシ期近が8月31日の3.2850ドルで大底を打ったこと、加えて、為替市場で円安が進み、トウモロコシの輸入コストがアップしたからだ。ただ、RSI(相対力指数)が70ポイント台に達して高値警戒のシグナルを点灯させており、ここは買い玉を利食、安値を買い直す作戦で対処したい。

ゴム

強材料が需給ともに見当たらない

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11/02 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり9トン~77トン。週末前(2日)の価格はキロあたり44.55~44.99バーツ、RSS3号タイ主要港11月積は161~162セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(10月10日現在)は5,302トンと前旬比174トン減少、同月上旬の入庫718トン、出庫892トン。
【前検】10月後期のゴム品質検査請求枚数は184枚。検査日は24日。

展開予想

 東京ゴムは週を通じて概ね保合いの展開となり、週末現在は199円前後で取引されている。週の高値は201.5円、安値は191.1円。週初は入着観測を背景に、弱含みで始まったが、その後は株高/円安/原油高の影響から下げ渋っている。現物価格と先物価格の値差は近づいており、今後は東京ゴムの高値が現物を呼ぶ展開も考えられる。
 罫線は一目均衡表の雲の下限を下抜けた後、保合いの様相を呈している。RSIは38付近とやや売られ過ぎの状態となっている。今後は雲の下限の210~215円を上値の目途とした、戻り売り優勢の展開が予想される。
 当限-先限は順鞘10円前後で推移している。産地では、天候の改善は報告されているものの、価格の低迷によって原材料の採取に勢いはない。一方で、中国市場において需要を喚起する材料も見当たらず、産地在庫の輸出により、中国及び日本の国内在庫が大きく増加に転じる様であれば、東京ゴムは10円以上の順鞘幅を維持する可能性が高い。

為替

米雇用統計改善でドル堅調

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11/02 15:15現在

海外情勢

 ドル・円相場は米民間部門の雇用指標が市場予想を上回る好調となり、1ドル=114円台後半までドルが上昇したあと、他の米経済指標発表待ちで小動きとなり、追加利上げ観測背景にドル基調は強含みに推移。欧州市場でポンドやユーロが堅調となる場面もあり、米長期債利回りが上昇するも ユーロ高がドルの上値を抑制する場面も。

国内情勢

 米利上げ12月実施を前提とし、米10年債の利回り上昇見て円が売られた。ニューヨークダウの史上最高値更新する勢いもあり、日経平均株価が堅調となり、ドル高・円安を助長、日銀が現行金融政策を据え置く方針であることも円安の一因。邦銀は外国人投資家が国内鉄鋼3社の中間決算内容の改善見て日本株を買い進んだことを見て円売り・ドル買いのポジションを維持。

総合分析

 日米金利差が拡大することから、ドル買い・円売りの動きが定着している。トランプ米大統領の不規則発言によるドルへの不安も薄れつつあり、欧州における政治的な不安要因など映してユーロ安・ドル高との見方が根強い。スペインのカタルーニャ独立問題は混乱を招く事態に至らず、ユーロへの不安心理が薄れたことがドル安要因に。


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