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週間相場分析2017年07月24日


買い玉整理はひとまず一巡!?

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7/21 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は19日時点で816.12トン。6月26~29日の853.68トンを直近のピークに減少傾向が続いている。一方、INGコモディティーズのストラテジスト、ウォーレン・パターソン氏は、『金相場は7~9月期、平均1300ドルになるだろう』と予想したほか、『インドの金輸入は昨年が非常に低調だったのを受け増加しているが、この傾向は例え、税率が引き上げられても続く』との見方を示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは11日時点で6万0260枚、前週比3万3539枚減。取組高は12日時点で49万枚台、19日時点で48万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(12日⇒19日)では、当業者が売り玉ほぼ変わらずに対し買い玉400枚減、非当業者が売り玉2300枚減に対し買い玉2000枚減。

総合分析

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは11日時点で6万0260枚、前週比3万3539枚減。取組高は12日時点で49万枚台、19日時点で48万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(12日⇒19日)では、当業者が売り玉ほぼ変わらずに対し買い玉400枚減、非当業者が売り玉2300枚減に対し買い玉2000枚減。

白金

値動きの乏しさから関心薄れる

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7/21 15:15現在

海外情勢

 オーストラリア統計局が発表した6月の同国内新車販売台数(季節調整済み)は前月比1.2%増・前年同月比3.6%増の10万2275台。一方、タイ工業連盟が発表した6月の同国自動車生産台数は前年同月比3%減の17万5443台で、中東向けなどの輸出不振が響いた。なお、同連盟は120万台としていた2017年の自動車輸出目標台数の達成は難しいとして、8月をメドに目標を引き下げる方針。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは11日時点で5397枚、前週比2813枚減。取組高は12日時点で7万1000枚台、19日時点で7万2000枚台。東京市場の取組高は6万8000枚台。カテゴリ別(12日⇒19日)は、当業者が売り玉200枚減に対し買い玉100枚増、非当業者は売り玉1900枚減に対し買い玉2300枚減。

総合分析

 東京白金先限日足チャートを見ると、3300円台前半での小幅揉合に終始し、強弱のバロメータであるRSIが中立ラインの50ポイント近辺で小浮動していることから、相場がますます膠着感を強めている様子が窺える。目下のところ、円相場の反発が上値を抑えている一方、積極的に売り込むような新規の弱材料も見当たらずに下げ渋っている状況。こうした値動きの乏しさから白金相場そのものに対する関心が薄れて、取組高が減少する悪循環に。

ガソリン

海外原油高を映し強基調へ

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7/21 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油相場の上昇は米国内原油在庫の大幅減少と、OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産順守率が再度引き上げられているとの見方が背景にある。欧米金融大手の原油価格見通しもバンクオブアメリカン・メリルリンチが北海ブレント年平均価格で50ドル、仏パリバが51ドルと予想外に強気な見方。米国内石油需要の増加も評価され、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)相場は堅調推移を見込む向きが多い。ファンドの買い越しも増加して底固さが見える。

内部要因

 CFTC(米商品先物取引委員会)発表のニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)の建玉明細によると、7月11日時点で62万9009枚の買いに対し27万0984枚の売り、差し引き35万8025枚の買い越しと2週連続の買い越し増加。東京バージガソリン市場における非当業者の売買バランスは19日時点で6728枚の買いに対し、4346枚の売り、差し引き2382枚の買い越し(12日は2453枚の買い越し)と買い越し玉が減少。

総合分析

 産油国の協調減産継続がサポート要因であることに変わりない。米国内石油需給が在庫の大幅減少で立証されたことも強気勢には追い風となる。リビアとナイジェリア、そして米国の増産が弱材料ながら、米シェールオイルの増産ピッチは上がらず、欧州や中国の石油需要も堅調であることから下値は浅く、国内のガソリン相場は元売会社の製油所合理化推進などから、先行き生産過剰状態から脱却できるとの期待感が台頭してきた。ニューヨーク原油相場の堅調推移で東京バージガソリン期先は5万円大台奪回の可能性も。

大豆

主産地アイオワが高温乾燥

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7/21 15:15現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は13日に9.7250ドルまで下落したものの、20日に10.1725ドルまで買われた。背景は米中西部の高温乾燥で、開花最盛期が8月の大豆に買いが集まった格好だ。ちなみに、11日に10.2775ドルまで買われたのは、サウスダコタ、ノースダコタなど米北部が深刻な土壌水分不足に見舞われ、ミネアポリス小麦が8.6850ドルまで買われたのに連動したものだが、今回、注意したいのは全米第2位の大豆作付面積を有するアイオワも高温乾燥に見舞われている点だ。7月17日現在の同州の土壌水分状況(表土)は不足が18、やや不足が33でその合計は51%。アイオワの作付面積が1000万エーカーとイリノイの1040万エーカーに次ぐ大産地で、伊藤忠コンコルド情報によると、セントルイスに駐在する同社駐在員からも『近隣の畑の土壌水分は不足気味』との報告を受けており、今後も高温乾燥が続くようだと、イリノイの単収が低下、全般の単収を低下させる可能性がある。大豆はこれからが天候相場本番、当面はアイオワの天候を注意深く見守りたい。

国内市場

 東京一般大豆期先は7月14日の4万8550円から21日には5万円台前半まで買われた。それでも上げ幅がシカゴ大豆に比べて小さかったのは輸入採算値を左右する為替相場が1ドル=111円台の円高になったからだ。目先は米中西部の天候と為替相場の綱引きながら地合は強い。

ゴム

堅調ながら目先修正安の可能性も

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7/21 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり27トン~72トン。週末前の価格はキロあたり53.32~53.52バーツ、RSS3号8月積は184.0~185.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は7月10日現在、前旬比375トン増の6,723トン。入庫量1,357トンに対し出庫量は982トン。
【前検】7月度のゴム品質検査請求(後期)160枚。

展開予想

 主要生産国から「協調輸出制限」に関し「前向き」に検討するとの発言が相次ぎ、連休明けの東京ゴム市場は堅調に始まった。一旦は、米国ドルの下落に上値を押さえられたものの、中国青島保税区在庫の減少が上海ゴム市場を押し上げ、東京ゴムもツレ高となり、今月の高値である206.8円の突破により罫線筋の買いが殺到し続伸。 週末を控え、先限12月限は210円前後で取引されている。週の高値は218.0円、安値は200.0円。
 相場は上昇トレンドに入りつつあり、一目均衡表の雲の上に一旦は顔を出したものの、テクニカル指標が急伸したため、目先、新圃1月限を含め200~210円のレンジでの修正安局面の到来が予想される。
 取引所・国内営業倉庫両在庫の増加ペースは緩慢となってきたもの、需要減退期における受腰の弱さは依然として懸念される。東京ゴムにおける当先の順鞘幅は7月限納会後もしばらくは15円前後で安定する可能性が高い。

為替

ドルの下落地合が続く

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7/21 15:15現在

海外情勢

 6月の米住宅着工件数は年率121万5000件と予想の116万件を上回ったが、一方、トランプ政権の政策実行能力への疑念も払拭出来ず、米金融当局が利上げペースを鈍化させる可能性がある。米長期金利の低迷もドル安要因となった。ECB(欧州中央銀行)が出口戦略の構想を堅持(量的緩和から利上げ策へ)しているため、ユーロ高・ドル安の構図へ。ドル・円相場も1ドル=111円台半ばの動き。

国内情勢

 日銀が政策決定会合で金融政策の据え置きを決定したことを明らかにした。景気が緩やかに拡大していると観測の上方修正を行ったものの、物価上昇率2%達成見通しの先送りで相殺され、1ドル=111円台半ばの動きに終始した。日経平均株価の一段高見通しで円安へ振れる場面もあったが、米金利情勢が材料として優先され、ドルの先安不安が根強い。

総合分析

 ドル指数が下落する方向にある。米景気回復は緩やかで追加利上げを急げば失速する恐れがあると見ている米金融当局の消極的な姿勢を市場が重視している。米長期債の利回り低下は明らかで、米追加利上げペース鈍化は避けられないとする見方に傾斜。また、トランプ政権の政策継続能力への不安もドルを押し下げる要因になる。ドル不安の受け皿はユーロしかなく、ユーロ高・ドル安の構図は変わらない。安全通貨としての円買いも想定されドル安・円高で1ドル=110円割れも。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引120,000円・損失限定取引474,000円(平成29年9月19日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復24,840円(平成29年9月19日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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