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週間相場分析2017年07月03日


4400円が強い下値抵抗線に

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6/30 15:15現在

海外情勢

 香港政府統計局が6月26日、電子メールで公表したデータによると、中国の香港経由での5月の金輸入量は45.031トンと、前月(74.202トン)比39.31%減少した。これは1月以来4カ月ぶりの低水準。5月の総輸入量は52.446トンと、前月(81.475トン)を約36%下回った。 上海に拠点を置く銀行のトレーダーは、『(減少は)単なる季節的変動だと思う。国内市場は非常に安定し、毎日の流入も安定している。6月の輸入は回復するだろう』と指摘した。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは6月20日時点で15万0675枚、前週比3万9599枚減。取組高は6月21日時点で44万枚台、28日時点で45万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(6月21日⇒28日)では、当業者が売り玉8300枚減に対し買い玉ほぼ変わらず、非当業者が売り玉2700枚増に対し買い玉5500枚減。

総合分析

 東京金先限は6月16日の4430円を下回らずに切り返し、4500円台へと反発。その結果、日足チャート上で5月9日の4438円と6月16日の4430円とで"Wボトム"を形成した格好となり、3月15日の4403円や3月27日の4429円などと併せて4400円が強い下値抵抗線であることを確認出来たといえよう。ニューヨーク金期近日足チャートも引き続き下値切り上げの線型を維持しており、内外ともに底固い地合にある点を評価したい。

白金

供給過剰見通しが上値を抑制

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6/30 15:15現在

海外情勢

 米自動車大手ゼネラル・モーターズは今年の米自動車販売台数見通しについて、従来の1700万台半ばから1700万台前半に引き下げた。また、自動車業界向けコンサルタントのJDパワーとLMCオートモーティブは6月の米自動車販売が前年同月比2%減の約148万台になるとの見通しを示した。6月の販売台数は季節調整済みの年率換算では1650万台と、前年同月の1680万台から2%近く減少する見通し。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは6月20日時点で1万2811枚、前週比2425枚減。取組高は6月21日時点で7万5000枚台、28日時点で7万4000枚台。東京市場の取組高は6万7000枚台。カテゴリ別(6月21日⇒28日)は、当業者が売り玉300枚増に対し買い玉ほぼ変わらず、非当業者が売り玉1100枚減に対し買い玉800枚減。

総合分析

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは6月20日時点で1万2811枚、前週比2425枚減。取組高は6月21日時点で7万5000枚台、28日時点で7万4000枚台。東京市場の取組高は6万7000枚台。カテゴリ別(6月21日⇒28日)は、当業者が売り玉300枚増に対し買い玉ほぼ変わらず、非当業者が売り玉1100枚減に対し買い玉800枚減。

ガソリン

安値警戒で地合引き締まる

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6/30 15:15現在

海外情勢

 産油国の協調減産継続がサポート要因。更に米国内原油在庫の減少と米国内石油需要の伸びが需給改善を促しているため、ニューヨーク原油の底固さが見える。①シェールオイルの増産に限界ありとの見方、②米国の原油輸入量減少、③原油輸出量の増加予測なども原油価格の強材料。中東情勢の緊迫化も原油価格を押し上げる可能性ありと見られている。一方で目先は45ドルが上ガサになるとの上値警戒感も。

内部要因

 ニューヨーク原油市場における大口投機玉(ファンド)のポジションは6月20日時点で62万8548枚の買いに対し29万9784枚の売り、差し引き32万8764枚の買い越し(前週は35万8999枚の買い越し)と買い越しは減少。東京ガソリン市場における非当業者の売買バランスは28日時点で6878枚の買いに対し4241枚の売り、差し引き2637枚の買い越し(21日は2746枚の買い越し)と買い越し玉は減少。

総合分析

 ニューヨーク原油の弱材料は出尽したとの見方があり、下値を固める段階へ移行しつつあると見て良い。OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産は予定通り順守され、リビアとナイジェリアの増産も織り込んだ。一方、需要面では米国内の石油需要が安定しており、アジアや欧州での需要も後退する恐れが薄れるなど、世界石油需給タイト化による原油価格持ち直しが東京バージガソリンにとっても強材料。また、国内では製油所の統廃合計画が進んでおり、需給改善への期待は根強い。ニューヨーク原油の反発に追随する公算大。サウジ石油相と監視5ヵ国が7月24日にロシアで会合を開くが、更なる原産の話が出るか注目。

コーン

ここ2~3週間の天候がカギ握る

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6/30 15:15現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は6月30日に米農務省が発表した作付面積が一つのフシ目になるはずだったが、ほとんど材料視されない公算が大きい。というのも、トウモロコシの作付面積の事前予想は平均8990万3000エーカー(最大値9100万5000エーカー、最小値8900万エーカー)と、3月に発表された作付意向面積8999万6000エーカーをわずか9万3000エーカー上回っただけに過ぎなかったからだ。当初は大豆が割高だったことから、『トウモロコシから割高な大豆にシフトされる』との見方から『トウモロコシの作付面積は減少する』との見方が大勢を占めていたが、5月末にかけての大豆価格の急落で、大豆に対する割高感が解消したからだ。作付面積発表という大きなイベントが終わって、次の焦点は今後2~3週間の受粉期の天候となる。深刻な干ばつの影響を受けて、ミネアポリス小麦期近6月29日に7.5975ドルと3年ぶりの高値を付けたが、コーンベルト一帯は天候に恵まれ作柄も良好だ。仮に、干ばつに見舞われることがあっても、シカゴトウモロコシ期近の4ドル乗せは難しいという声もあり、天候が順調なら3.50ドル台を割り込むことも十分にあり得る。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は2万1500円を挟んで揉合っている。為替相場が円安気味でも無反応で活気が感じられない。ここは今後2~3週間の受粉期の天候に期待したいところだ。

ゴム

タイ政府の支援策は立ち消えか

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6/30 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり208トン~278トン。週末現在、原料は52.83バーツ、オファーは7月積188.0セントで取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は6月20日現在、前旬比272トン増の4,999トン。入庫量1,237対し出庫量は965トン。
【前検】6月度のゴム品質検査請求(後期)は121枚。

展開予想

 今週の東京ゴムは、米国ドルが底堅い動きを見せたことで堅調に始まり、非鉄金属市場の急伸にツレ高となった上海ゴム市場を見て木曜日まで上昇を続けた。タイでは「ゴム農民連合がプラユット首相に天然ゴム消費促進策を直訴する」とか「タイ天然ゴム庁が大手輸出業者と組んで天然ゴム価格安定基金を設立し市場介入を行う」という複数の噂が流れたが続報はなく、また、「中国政府が、国産の天然ゴムに限り、7月から増値税を13%から11%に引きさげる」との情報も流れたが、国産の天然ゴムは増加しており、上海ゴム市場在庫の減少に影響はないとの見方が多い。先限は、週末を前に203円前後で取引されている。週の高値は206.9円、安値は188.5円。
 罫線は6月16日につけた最近の高値204.0円を上に抜けてから、買い人気がついているものの、RSI等の指標が「やや買われ過ぎ」となっており、当面、205~210円でのレンジでの動きが予想される。
 取引所在庫・国内営業倉庫在庫は順調に増加し、今年第一四半期に懸念された「在庫不足」は解消された模様。期近の上値は在庫増懸念に圧迫される一方で、先限は罫線的にも買い人気が高く、上海ゴム市場が順鞘傾向にあり、週末を控えて、順鞘4円となっている。目先、当先の鞘は順鞘8~10円へと拡大していく可能性が高い。

為替

米株高でドル堅調続く

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6/30 15:15現在

海外情勢

 米長期債下落とニューヨーク株価堅調などドル高・円安の基調が続いている。1ドル=112円台後半での攻防戦場面はドル高急進への警戒感から。欧州の量的緩和縮小路線がドル高のブレーキ要因とされたほか、トランプ米政権の政策見通しの不透明感がドルの上値を抑制するとの見方もある。米追加利上げが予定通り実施されるとの見方もドルの下支え要因に。

国内情勢

 6月29日に1ドル=112円58銭をつけるなど5月半ば以来の円安へ。日経平均株価の堅調は円安が原動力。欧州市場におけるリスク選好の円売り・ユーロ買い、ドル・円も米株価堅調などでドル高が続くとの見方が有力で円が全面安の状況に。ドイツ長期債利回り上昇はECB(欧州中央銀行)の利上げ観測などを反映したもの。終盤は様子を窺う動きで小幅な変動へ。

総合分析

 ドル高・円安基調を確認した形。国内要因としては都議選の行方など不透明なこともあり、材料視されない。タカタの倒産懸念や東芝決算見送り問題など一連の日本株絡みの不安定要因は円安を促すことに。基本は米長期金利の動きを睨んだ流れとなっている。当面、日本企業は円高プレッシャーに強いことが明らかになり、日本株の下落による円高誘導はないとの見方が多い。ドルの動き先導で目先、ドル高・円安基調不変。1ドル=113円が見える。


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