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週間相場分析2017年05月01日


次回は2017年5月15日号になります。

円安効果をNY金反落が相殺

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4/28 15:15現在

海外情勢

 米ゴールドマン・サックスは、米税制改革への期待の高まりや米国と世界経済の成長加速を背景に、より大幅な米利上げを織り込む動きや量的緩和縮小ペースの加速が見込まれることから、金価格は短期的に圧迫される見込みとし、向こう3ヵ月予想を1200ドルに据え置いた。また、UBSはFRBによる年内2回の追加利上げや地政学リスクの緩和を見込み、金相場の3ヵ月見通しを従来予想の1300ドルから1200ドルに下方修正した。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは4月18日時点で19万5768枚、前週比2万3102枚増。取組高は4月19日、26時点ともに47万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(4月19日⇒26日)では、当業者が売り玉700枚減に対し買い玉200枚増、非当業者が売り玉300枚増に対し買い玉600枚減。

総合分析

 東京金先限は1ドル=111円台への円安進行を受けて続伸場面を演じたが、その上げ幅は限定的だった。これは、ニューヨーク金期近の反落が影響したためで、3月の安値からの上昇率を比較するとニューヨーク金期近の8%高に対して東京金先限は3%弱高にとどまり、相変わらずニューヨーク金に対する出遅れ感が強い。当面、ニューヨーク金は調整安が見込まれることから、東京金先限は強烈な円安などインパクトのある材料が登場しない限り、出遅れ状態が続きそう。

白金

円安支援は期待薄!?

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4/28 15:15現在

海外情勢

 中国汽車工業協会が発表した3月の同国新車販売台数(商用車と輸出を含む)は前年同月比4%増の254万2900台で、13ヵ月連続で前年実績を上回った。一方、英自動車工業会が発表した今年1~3月の同国自動車生産台数は47万1695台で、2000年以来17年ぶりの高水準となった。輸出の増加が寄与した。なお、3月単月の自動車生産台数は17万0691台と、前年同月から7.3%増加し、月間で2000年3月以来の高水準となった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは4月18日時点で2万9227枚、前週比3068枚増。取組高は4月19日、26日時点ともに6万5000枚台。東京市場の取組高は5万5000枚台。カテゴリ別(4月19日⇒26日)は、当業者が売り玉1700枚増に対し買い玉800枚減、非当業者が売り玉1000枚減に対し買い玉1500枚増。

総合分析

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは4月18日時点で2万9227枚、前週比3068枚増。取組高は4月19日、26日時点ともに6万5000枚台。東京市場の取組高は5万5000枚台。カテゴリ別(4月19日⇒26日)は、当業者が売り玉1700枚増に対し買い玉800枚減、非当業者が売り玉1000枚減に対し買い玉1500枚増。

灯油

東京バージ灯油は不需要期の弱さ

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4/28 15:15現在

海外情勢

 OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産順守率の高さ、5月総会で減産延長の可能性が高いなど供給面の強材料が原油相場の強力なサポート要因。国際緊張は買い人気を刺激する強気材料と見なされ、下値不安が薄れつつある。戻りには警戒の売りが出てくるものの、地政学的リスクの高まりを背景に底固い動き。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)のポジションは4月14日時点で63万7850枚の買いに対し19万3967枚の売り、差し引き44万3883枚の買い越し(前週は43万7043枚の買い越し)。東京バージ灯油市場における非当業者の売買バランスは4月26日時点で2450枚の買いに対し2581枚の売り、差し引き131枚の売り越し(前週19日は47枚の売り越し)。

総合分析

 海外原油相場は先高人気強く、押目を買いたい向きは多いが、原油価格上昇のテンポは緩やかで売買高も振るわず、小幅な値動きを強いられている。キッカケ次第で動意付く可能性はあるが、材料に乏しい状況下では小口玉中心の取引に終始し、値動きも緩やか。東京バージ灯油は5月連休明け後の動きに期待し、静観する参加者が多い。6月原油高期待で押目狙いの買いが出て来る公算大。

コーン

連休明け後の天候と円相場に注目

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4/28 15:15現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は4月21日の3.5425ドルからジワジワ上昇、27日には3.64ドルまで値位置を切り上げた格好だ。米農務省が発表した4月23日現在の全米18州平均のトウモロコシの作付進展率は17%と、前年同週の28%を下回ったものの、過去5年平均の18%とほぼ変わらず、目下、問題はなさそうだ。しかし、今年のトウモロコシの作付面積は9000万エーカーと前年の9400万エーカーを大きく下回っている。産地で長雨が続いたり低温に見舞われると、作付面積が減った分、生産量の減少度合は大きくなる。トランプ政権がNAFTA(北米自由貿易協定)から直ちに離脱する可能性が薄まり、メキシコへのトウモロコシ輸出懸念が和らいだことも下支え要因となった。シカゴトウモロコシは多くの弱材料を織り込み、天候相場に期待する人気に傾斜しそうなムードになりつつある。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は4月24日の2万0830円から27日には2万1950円まで上昇した。シカゴトウモロコシが底固い動きを見せたことと、円相場が1ドル=111円台と円安に振れたことがその理由。ゴールデン・ウィーク中の米中西部の天候と為替相場次第では更に高値を追う可能性があり楽しみだ。

ゴム

GWは戻り基調か

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4/28 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり43トン~47トン。週末現在、原料は70.25バーツ、オファーは5月積226.0セントで取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は4月20日現在、前旬比321トン減の3,923トン。入庫量620対し出庫量は941トン。
【前検】4月度のゴム品質検査請求(後期)は48枚。

展開予想

 東京ゴムは概ね保合い、週末現在は217円前後で取引されている。週の高値は221.0円、安値は210.0円。ドル円相場が円安に進行したことから、東京ゴムは週を通じて堅調地合いとなった。ただし次週、各市場が連休を迎えることから、積極的な売買は控えられている模様。現物価格と先物価格の値差は近づいており、今後は東京ゴムの高値が現物を呼ぶ展開も考えられる。
 罫線ではRSI(14日間)は40前後と、売られ過ぎの水準は脱している。今後は月足における一目均衡表の雲の下限(220~230)円を上抜けるかがポイントとなりそうである。基調の転換の判断は時期尚早と思われる。
 取引所在庫は依然として減少傾向にあり増加に転じる兆しが無いなか、当先の逆鞘幅は45円前後で推移している。国内在庫は減少基調にあるものの、東京ゴムの高値が現物を呼ぶことで供給不安が解消すれば、逆鞘幅は徐々に縮小する可能性が高い。

為替

ドル高への警戒など波乱展開

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4/28 15:15現在

海外情勢

 ユーロ安・ドル高の展開だが、ドイツ債の利回り下落なども影響した模様。欧州政治情勢の不安定さはすでに織り込まれ、手掛かり難のなか、ドル強含みのまま終わった。北朝鮮問題やシリア問題の見通しが不透明なことから様子を見る動き。1ドル=111円台ながら、更にドルが上昇する気配とならず。

国内情勢

 日銀政策決定会合では黒田総裁発言に見るものなく、失望ムードも。経済展望では緩やかな拡大との表現で、9年ぶりに拡大という言葉が使われたものの、先行き見通しの不透明感に不安心理は隠せず、111円台はドル売り円買いの警戒的な動きが目立った。

総合分析

 当面、ドルの強さが裏付けられる動きとなり、ドル高・円安へ振れる可能性はあるものの、トランプ米大統領の政策は難航必至であり、外交面の不安を拭えないことからドルが売られる可能性は強く、1ドル=110円割れへと戻る可能性は高そうだ。


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