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週間相場分析2017年03月27日


円高が進行したが...

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3/24 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は22日時点で834.40トン。3月15日の839.43トンから16日837.06トン⇒17日834.10トン⇒20日830.25トンと減少し続けたが、21日に834.40トンへと増加に転じた。一方、オーストラリア・ニュージーランド銀行のアナリストらはリポートで、『FOMC(米連邦公開市場委員会)での控えめな2018年の金利見通しによって投資家の金に対する弱気が後退しつつある』と指摘した。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは14日時点で10万6038枚、前週比2万7647枚減。取組高は15日時点で43万枚台、21日時点で45万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(15日⇒22日)では、当業者が売り玉3300枚増に対し買い玉200枚減、非当業者が売り玉400枚増に対し買い玉3900枚増。

総合分析

 東京金先限は円高に上値を抑えられたものの4400円台を維持。円相場直物日足チャートを見ると、3月10日の1ドル=115円46銭から23日の111円32銭まで2週間足らずで4円以上も円高が進行。輸入採算上、東京金の輸入コストはざっと160円低下する計算だが、実際には3月10日よりも価格水準は切り上がっており、ニューヨーク金の堅調がサポートしていることが窺える。円高下でも4400円台を維持した底固さを重視したいところ。

白金

3400円台を維持出来るかが焦点

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3/24 15:15現在

海外情勢

 タイ工業連盟自動車部会がまとめた2月の同国内自動車生産台数は前年同月比7.2%減の15万4496台。また、2月の同国内新車販売台数は同19.9%増の6万8435台。新モデルの投入効果で乗用車の販売が60%増加したことが寄与した格好。一方、国際半導体製造装置材料協会が発表した2016年の世界半導体製造装置(新品)の総販売額は前年比13%増の412億4000万ドルだった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは14日時点で3万175枚、前週比8452枚減。取組高は15日時点で6万6000枚台、22日時点で6万5000枚台。東京市場の取組高は5万枚台。カテゴリ別(15日⇒22日)は、当業者が売り玉1700枚増に対し買い玉300枚減、非当業者が売り玉1800枚増に対し買い玉3800枚増。

総合分析

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは14日時点で3万175枚、前週比8452枚減。取組高は15日時点で6万6000枚台、22日時点で6万5000枚台。東京市場の取組高は5万枚台。カテゴリ別(15日⇒22日)は、当業者が売り玉1700枚増に対し買い玉300枚減、非当業者が売り玉1800枚増に対し買い玉3800枚増。

原油

下げ洗礼後に戻す場面も

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3/24 15:15現在

海外情勢

 米国内の原油や製品在庫が史上最高水準にあり、その圧迫感が上値を抑える格好。OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産は予定通りとはいえ、輸出面では値引き競争が話題になるなどシェア争いは原油価格を押し下げる要因になると警戒する向きがある。米シェールオイル増産も原油価格の弱材料。

内部要因

 ニューヨーク原油市場における大口投機玉(ファンド)のポジションは3月14日時点で68万7026枚の買いに対し25万3226枚の売り、差し引き43万3800枚の買い越し(前週50万8525枚の買い越し)と急減。東京ドバイ原油市場における非当業者の売買バランスは3月22日時点で11万9709枚の買いに対し9万1212枚の売り、差し引き2万8497枚の買い越し(3月15日時点で2万8581枚の買い越し)とわずかな減少。

総合分析

 米国内における原油及び製品在庫の高水準やOPEC産油国の減産順守に対する不安、米シェールオイルの増産圧迫など、弱材料が先行して売られた。ただ、ニューヨーク市場での買い玉手仕舞は利食となっているほか玉整理が進み、再び安値狙いの買いが見られる。下げ過程で弱材料はほぼ吸収された可能性が高く、再び反発へ転じそうだ。

大豆

シカゴ安と急激な円高で下落

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3/24 15:15現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は14日に9.83ドルまで下げたあと、10ドル近辺での小幅な揉合を演じていたが、23日に9.9025ドルまで下げた。その要因はブラジルの大豊作で、最新の同国の大豆生産量見通しはオイルワールド誌が1億0850万トン、アグロコンサルタントは1億1000万トンを示すほどだ。まだ、収穫が済んでいない州次第では米国の1億1721万トンを抜いて、ブラジルが生産量世界一の座に着いてもおかしくない状況にある。ブラジルの中国向け大豆輸出は、今後、増えることが見込まれ、その分、米国産の輸出は減少していくことは確実な状況にある。ただ、現地時間31日に米農務省から農家作付意向面積が発表され、天候相場の前哨戦入りとなるだけに安値歓迎で、天候相場での反発を期待したところ。

国内市場

 東京一般大豆期先は3月6日の5万1300円から23日の4万8090円まで下落した。背景は、シカゴ市場の軟調地合と円高で、特に為替相場は3月10日の115円46銭から4円を上回る円高となったため、下げ幅が大きかった。円高基調が続くとの見方もあるだけに、東京一般大豆は今後も円高に悩まされそうだ。

ゴム

上海ゴムの下げに耐えきれず下落

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3/24 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり118トン~310トン。週末現在、原料は70.25バーツ、オファーは4月積248.0セントで取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は2月28日現在、前旬比108トン減の4,601トン。入庫量472対し出庫量は580トン。
【前検】3月度のゴム品質検査請求(後期)は68枚。

展開予想

 東京ゴムは今週、約20円下落、週末を控え、現在は247円台で取引されている。高値は269.7円、安値は245.5円。米国利上げ直後に始まったドル安は「トランプ大統領の景気刺激策」への懸念により加速、東京ゴム市場の圧迫要因となり、上海ゴム市場が「予想を上回る青島保税区ゴム在庫の増加」に急落、年初来の安値を更新したことで、東京ゴム市場も狼狽売りに下落。昨年12月12日以来の245円台に突入した。タイの政府在庫入札が不首尾に終わったことで売り方の買戻しが入ったものの、買い人気が途絶え、週の安値圏で推移している。
 罫線は、更に下値を追う展開となっているものの、RSIは30を下回りつつあり、売られ過ぎの状態にある。目先、240円を割り込む可能性もあるが、中期的に280円台への自律反発が予想される。
 取引所在庫は依然として減少傾向にあり増加に転じる兆しはないものの、当限・期近限月が一般筋の手仕舞売りに軟調に推移、当先の逆鞘幅は20円前後で推移した。来週月曜日の当限3月限納会は平穏と予想されるが、産地の減産期入りに伴い、取引所在庫への懸念は深刻化し、4月限と新圃9月限の逆鞘幅は再び拡大する可能性がある。

為替

米経済への不安でドル弱含み

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3/24 15:15現在

海外情勢

 オバマケア代替法案の採択を巡る議会の動きを見て、『ドルの行方は不安定』とする声が聞かれ、加えてトランプ米大統領の成長戦略が不透明なことから、ドルを売る向きが目立った。行き過ぎの反動でドルが下落する場面もあり、神経質な動きとなり、1ドル=111円近辺でドル弱含み。

国内情勢

 米国と中国の貿易政策対立などが不安要因とされ、安倍政権のスキャンダル問題で景気対策や金融緩和策など効果が薄れる不安心理からドル安・円高へ振れる局面が目立った。日銀は強力な金融緩和策を継続するとの声明を発表したがマーケットの反応は鈍い。

総合分析

 トランプ米大統領の成長戦略を巡り、議会との対立など先行き不透明なことがドル売り材料となった。インフラ投資や減税への期待感を米株価は取り敢えず買い切っており、追加利上げの年4回説が後退していることもドル売り要因となるだけに、当面、ドル弱含みの地合を強いられそう。1ドル=110~112円のレンジで変動か。


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