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週間相場分析2017年02月06日


仕掛けにくい状況

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2/3 15:15現在

海外情勢

 BNPパリバの商品ストラテジスト、ハリー・チリンギリアン、ギャレス・ルイダビー両氏は、『今年前半はインフレ率の高まりで金は依然としてサポートされる。下期になれば米金融当局が利上げを追求するのでドルは強いまま推移する』としたうえで、今年の金相場の平均を1210ドルとし、従来予想から80ドル引き上げた。その一方で、『2018年には四半期ごとに利上げがあると予想する』として、同年の金相場の平均を1100ドルと予想した。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは1月24日時点で10万9407枚、前週比2366枚増。取組高は1月25日時点で47万枚台、2月1日時点で39万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(1月25日⇒2月1日)では、当業者が売り玉2200枚増に対し買い玉1200枚増、非当業者が売り玉100枚減に対し買い玉900枚増。

総合分析

 トランプ米大統領の日本や中国に対する為替政策批判を受けたドル安を受けて、ニューヨーク金期近は再び1200ドル台を回復。しかし、年初来の最高値更新には至っておらず、取組高の40万枚台割れもあって、相場の勢いは今一つといったところ。そうしたなか、2月は米国の予算教書発表、月末の新大統領による所信表明演説、ヘッジファンドの3月末決算を前にした"45日ルール"期限(2月15日前後)などを控えて仕掛けにくい状況といえ、引き続き方向感に欠ける展開か。

白金

主要国の新車販売動向を注視

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2/3 15:15現在

海外情勢

 米調査会社JDパワーとLMCオートモーティブは1月27日、2017年の米自動車販売台数は1760万台で過去最高を更新するとの見通しを示した。トランプ米大統領が実施する見込みの財政刺激策や規制緩和策が追い風になると予想される。一方、米調査会社オートデータが発表した今年1月の米新車販売台数は114万3549台、前年同月比1.8%減。これを受け、過去最高を記録した2016年から一転、アナリストの多くは、『今年の販売は下向く』と予想している。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは1月24日時点で3万6489枚、前週比3457枚増。取組高は1月25日時点で6万2000枚台、2月1日時点で6万4000枚台。東京市場の取組高は4万4000枚台。カテゴリ別(1月25日⇒2月1日)は、当業者が売り玉900枚減に対し買い玉200枚増、非当業者が売り玉6500枚減に対し買い玉7600枚減。

総合分析

 ニューヨーク白金期近は1000ドル大台の達成感から上昇一服となったものの、900ドル台後半で高止まりしている。東京白金先限は、トランプ米大統領による日本や中国に対する為替政策批判を受けたドル安・円高下でも3600円台を維持。白金独自の新規材料が乏しいために値動きそのものは緩慢ながら、内外ともに底固さを見せている点を評価したい。そうしたなか、前述の"海外情勢"で示した米新車販売台数の減少はやや気懸りなところで、引き続き主要国の新車販売動向を注視。

灯油

ニューヨーク原油高に追随

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2/3 15:15現在

海外情勢

 OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国との協調減産が強材料。米国内原油在庫の増加や米シェールオイルの増産は圧迫要因。それでも中国の原油輸入量が増加しており、中東情勢の緊迫化で供給不安要因が台頭するなど大口投機筋の買いで先高機運強い。ニューヨーク原油期近は55ドルを窺う動き。

内部要因

 ニューヨーク原油市場における大口投機口(ファンド)のポジションは1月24日時点で64万2401枚の買いに対し15万9878枚の売り、差し引き48万2523枚の買い越し(前週46万4678枚の買い越し)と買い越しは連続増。東京バージ灯油市場における非当業者の売買バランスは2月1日時点で3880枚の買いに対し3381枚の売り、差し引き499枚の買い越し(1月26日時点)と買い越しが増えている。

総合分析

 円安・原油高で原油輸入価格が上昇、現物は卸値引き上げと全国的低温による需要増で急上昇。1月23日現在全国平均店頭価格は18リットル当たり1405円と昨年12月19日の1342円、同11月28日の1198円から大幅に上昇。灯油の割安地域の岩手、青森、秋田も割高地域の東京、長崎、鹿児島並みの価格へと浮上。東京バージ灯油期先はニューヨーク原油期近に連動して先高人気高まる。期先は49000円を超えて50000円を視野に。

コーン

エタノール生産好調に支えられる

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2/3 15:15現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は1月30日に3.5575ドルまで下げたが、2日には3.6975ドルまで戻す展開に。原因はシカゴトウモロコシ期近が節目となる3.50ドルを割り込まなかったこと、直近1週間のエタノール生産量が需要低迷期にもかかわらず過去最高になったことだ(※通常はドライブシーズン入りする5月下旬頃まで生産が低迷する時期)。トウモロコシは下げそうで下げないが、問題は季節的に安値を出しやすい時期、いわゆる"フェブラリー・ブレイク"の時期に入っていることだ。しかし、トウモロコシは大豆に比べて割安で、その比価は2月2日時点で2.82の水準にあり、大豆よりも下げにくくなっている。そろそろ、今年のトウモロコシの作付面積が気になる時期であり、今年の作付面積を予想する米農務省の農業観測会議(現地時間23~24日開催)の動向が気になるところだ。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は1日に2万2030円まで売られたが、3日には2万2000円台半ばまで戻す展開となった。シカゴトウモロコシの季節的な安値習性(フェブラリー・ブレイク)が意識されているものの、価格が価格だけに農家の売り意欲は弱い。

ゴム

トレンドを維持出来るのか

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2/3 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり0トン~156トン。週末現在、原料は90.31バーツ、オファーは2月積319.0セントで取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は1月20日現在、前旬比225トン減の5,126トン。入庫量848対し出庫量は1,073トン。
【前検】1月度のゴム品質検査請求(後期)は80枚。

展開予想

 先週後半、「旧正月休暇明けに上海ゴム市場が更に高騰するのではないか」との懸念が広まり、東京ゴム市場は踏上げに急騰、1月27日には東京ゴム先限が2011年9月20日以来の366.7円に達した。しかしながら、今週、一足早く取引を再開した産地市場の上げ幅が限定的であったことを嫌気し東京ゴム市場は反落し、金曜日に取引を再開した上海ゴム市場は「突然の人民元高値誘導」に下落して始まったことから、強気筋の投げ売りを誘発、東京ゴム先限は300円を割り込む展開となった。ただ、旧正月休暇以前と目先の需給関係に大きな相違はなく、失望売りに伴う急落は、為替の動向を見ても下がりすぎを警戒する水準に差し掛かっている。
 RSIは50台に下がり、「買われ過ぎ感」は払しょくされ、今後は300円丁度を挟んだ比較的狭いレンジでの動きが予想される。ただし、290円台を割り込む様な局面があれば、一旦、買戻しの機会と考える。
 依然、国内在庫の減少を解決する目途が立っておらず当先は「逆鞘20円程度」で推移している。しかしながら、タイの輸出業者は減産期前に輸出に慎重な姿勢を取っており、逆鞘幅の縮小には、若干の時間を要するだろう。

為替

トランプ発言で乱高下

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2/3 15:15現在

海外情勢

 トランプ米大統領の中国、日本に対する貿易不均衡発言で日本の円安政策を批判するなどドル安・円高へ振れて1ドル=112円台へ。FOMC(米連邦公開市場委員会)が早期利上げの可能性の低い内容の声明を発表したこともドル安・円高の原因。ユーロのストップロス買いでユーロ高・ドル安場面も。

国内情勢

 米長期金利の利回りが上昇する動きを見せていることや、日経平均株価の上げ足が鈍っていることから、円安期待は盛り上がりにくい。トランプ大統領のTPP(環太平洋経済連携協定)離脱方針への不安も波乱要因。与党の政策が不透明なことから見送り気分が強く、キッカケ待ち。

総合分析

 トランプ米大統領が保護主義政策を推進する恐れが強く、インフラ投資や減税などドル高要因もあるが、一方では追加利上げ先送りムードや中国、日本との通貨政策での対立はドル安・円高要因となりやすい。欧州におけるユーロやポンド不安も影響するため、ドル・円相場は乱高下を強いられそうだ。1ドル=110~115円のレンジ相場か。


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