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週間相場分析2016年10月11日号


どの水準で下値を確認するか!?

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10/7 15:15現在

海外情勢

 UBSウェルスマネジメント・リサーチはリポートで、『堅調な米指標や、タカ派的なFRB当局者の発言により、12月の利上げ観測が高まったため金相場は低調』と分析したうえで、3ヵ月間の金価格予想レンジを1275~1425ドルから、1225~1375ドルに下方修正。一方、世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は10月6日時点で947.63トンと、直近のピーク(9月23~26日の951.22トン)から減少傾向が続いている。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは9月27日時点で29万1904枚、前週比3万5725枚増。取組高は9月28日時点で57万枚台、10月5日時点で52万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(9月28日⇒10月5日)では、当業者が売り玉3300枚増に対し買い玉800枚減、非当業者が売り玉2700枚増に対し買い玉9000枚増。

総合分析

 米追加利上げ観測、欧州金融機関の信用不安などを背景にしたドル高に押されてニューヨーク金期近が1300ドルを割り込んだことで、東京金期先も追随安を余儀なくされて4200円を下回った。こうなると、6月の安値水準で下げ渋る動きとなって日足チャート上に"Wボトム"を形成するのかどうか、そして、仮に6月の安値を大幅に下回った場合は4100円台を維持出来るのか、それとも、今年1月の安値4046円に向かうような展開になるのかどうかが当面の焦点に。

白金

3200円を維持するかを注視

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10/7 15:15現在

海外情勢

 米調査会社オートデータが発表した9月の米新車販売台数は前年同月比0.5%減の143万5689台。また、ドイツ連邦自動車局が発表した9月の同国新車登録台数は同約9.5%増の29万8002台、英自動車工業会が発表した9月の同国新車登録台数は同1.6%増の46万9696台。一方、豪連邦自動車産業会議所が発表した9月の同国新車販売台数は同1.3%増の10万2696台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは9月27日時点で3万7257枚、前週比1045枚減。取組高は9月28日時点で7万枚台、10月5日時点で6万9000枚台。東京市場の取組高は5万6000枚台。カテゴリ別(9月28日⇒10月5日)は、当業者が売り玉1700枚増に対し買い玉500枚減、非当業者が売り玉1000枚増に対し買い玉4600枚増。

総合分析

 ニューヨーク白金期近が960ドル台へと下落したことを受けて、東京白金先限も3300円台割れを余儀なくされた。7月29日の3850円と8月12日の3855円とで形成した"Wトップ"から下値を切り下げ続けており、下値が確認出来ていない状況。こうなると、3200円台を維持出来るかどうか、3200円を切った場合に6月24日の3158円を下回らずに推移出来るかどうか、その成り行きを注視したいところ。

灯油

NY原油先高人気に追随

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10/7 15:15現在

海外情勢

 OPEC(石油輸出国機構)の協調減産合意が最大の強材料。米国内石油需給が在庫の減少で立証され、米国内産油量も減少しているため先高人気が根強い。懸念されたシェールオイルの増産もなく、ファンドが再び買い増していることからニューヨーク原油相場の先高人気が高まっている。

内部要因

 ニューヨーク原油の大口投機玉(ファンド)のポジションは9月27日時点で54万3799枚の買いに対し25万2153枚の売り、差し引き29万1646枚の買い越し(前週27万8873枚の買い越し)と買い越しが増加。東京バージ灯油市場における非当業者の売買バランスは5日時点で4697枚の買いに対し3337枚の売り、差し引き1360枚の買い越し(9月29日時点で1214枚の買い越し)と買い越しが増加。

総合分析

 海外原油相場は下値切り上げの強調が続いている。中東産油国の生産が増加せず、輸出量が絞られるなど世界石油需給の供給過剰感が後退、米国内石油需給のタイト化も強材料でニューヨーク原油先高期待が高まり、それだけ東京バージ灯油の人気も高まろう。現物面でも生産調整や輸出需要増で期近限月の地合引き締まりとなれば、期先限月にも影響する。4万3000円をクリアすると次は4万5000円が視野に。

コーン

円安はサポート材料だが

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10/7 15:15現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は9月30日の3.25ドルから5日には3.4925ドルまで上昇した。安値から24セント強反発した。主因は全米トウモロコシ在庫(9月1日現在)が17億3800万busと市場予想平均の17億5400万busを若干下回ったからだ。トウモロコシはこの日、中国が国有企業2社にトウモロコシの輸出許可を与えたという報道があったものの、中国のトウモロコシ価格は現在、国際価格よりも高く、シカゴトウモロコシ相場への影響は小さかった。気になるのは、シカゴトウモロコシ期近が5日に3.4925ドルを超えても6日には3.3850ドルまで下げ、結局、3.50ドルを上抜けなかったことだ。今週12日に米農務省から生産予想が発表されるが、174.4busからどう修正されるかが見所。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は、9月29日の1万8770円から10月5日と6日の高値1万9730円まで960円上昇した。主因はシカゴ反発に加えて、為替相場が1ドル=104円近くの円安・ドル高になったこと。トウモロコシンの輸入コストは1円の円安・ドル高で200円ほど上がるだけに、トウモロコシにとってはサポート材料になるが、米トウモロコシの豊作圧迫に耐えうるかは疑問だ。

ゴム

押しをこなして180円に迫る事が出来るか

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10/7 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり93トン~183トン。週末現在、原料は52.53バーツ、オファーは10月積166.0セント(円換算約182.0円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は9月10日現在、前旬比119トン減の7,794トン。入庫量680トンに対し出庫量は799トン。
【前検】10月度のゴム品質検査請求(前期)は無し。

展開予想

 東京ゴム先限は週間で10円上昇、約5か月ぶりの高値水準で取引されている。週の高値は175.1円、安値は162.6円。ドル円相場が円安に進行したことや原油価格が値上がりしていることを手掛かりに、東京ゴムは週を通じて強含みの展開となっている。ただし今週、中国が休場であるため市場参加者が少なく価格が飛びやすい環境であり、買われ過ぎ感は否めない。
 罫線は一目均衡表の転換線である166.7円を突破した後更に急伸、一時175.1円と高値を付けた。現在、罫線は200日移動平均線に支えられ、トレンドが上向きに転換したことを示している。しかしながら、14日RSIが70に近づき、買われ過ぎ感があるため、短期的な調整売りに警戒する必要がある。170.0円付近でしっかり支えられれば、180.0円への挑戦も考えられる。
 当先は「順鞘1円程度」で推移している。国内在庫は若干、減少基調にあるものの、産地の状況は日々、改善されている模様で、収量が回復し、供給不安が解消されれば、順鞘幅は、徐々に拡大する可能性が高い。

為替

ドル堅調推移の見解増える

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10/7 15:15現在

海外情勢

 米追加利上げ繰り上げの可能性がドル高の一因。欧州株の下落や米ISM製造業指数の好転などで、ドル買いの動きが活発になった。フィンランドのエルッキ・リーカネン中銀総裁の『ユーロ圏で追加緩和策が必要』との発言がユーロ売りを誘う。米雇用統計待ちで強弱の見方が分かれ不安定な動き。ドル円は6日、ニューヨーク市場で一時104円15銭までドルが買われた。

国内情勢

 ドル円はドルが買われる動き。ポンド・ドルは31年ぶりの安値を記録、ユーロ・ポンドでは5年ぶりの高値とポンドの下げが目立ち、相対的にドル強調、円が弱含みとなり、7日朝方は1ドル=103円台後半で104円を窺う動き。主要指標待ちで様子を窺う状態。日本株の堅調が円安の材料となった。

総合分析

 米雇用統計(最近週の新規失業保険申請件数が前週比5000件減)の改善で米追加利上げ観測が台頭、ドル高要因として再確認。欧州ではドイツ銀行の債務危機再燃でドル高・ユーロ安が進み、その後遺症が残っている。そのため、ヒラリー・クリントン優勢のドル高も浸透しやすい。米国の景気回復が緩慢でドルが上昇しても緩やかながら1ドル=105円挑戦も。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引110,000円・損失限定取引453,000円(平成29年6月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成29年6月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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