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週間相場分析2016年05月02日号


次回は2016年5月16日号になります。

当面は神経質な展開

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4/28 15:15現在

海外情勢

 現地時間4月26日にトムソン・ロイターGFMSは『Gold Survey 2016 Q1 update and outlook』を発表。そこで、GFMSは金相場について、『年初からの価格上昇が急激だった分、需要が低調となり、金価格は近いうちに軟化する可能性があるが、1200ドルを下回る水準まで調整が進むと、今度は需要回復を促し、金価格は再び反発、年末にかけて1300ドル前後へ上昇することになろう』との見方を示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは19日時点で21万6837枚、前週比3030枚増。取組高は20日時点で50万枚台、26日時点で49万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(21日⇒27日)では、当業者が売り玉4400枚減に対し買い玉300枚減、非当業者が売り玉2400枚増に対し買い玉1800枚減。

総合分析

 東京市場は5月の大型連休に突入。そのため、連休中の海外市場の動きを、"飛び石"になっている営業日に一気に後追いするような荒っぽい展開も警戒されるだけに要注意。また、4月のFOMCが終わったことで、次回6月14~15日のFOMCへ向けて、米国の追加利上げ観測を巡って金融市場全体が不安定な動きになりやすいことも警戒されるところ。いずれにせよ、当面は米国の追加利上げの有無、為替や株価を睨んで神経質な展開を想定する必要がありそうだ。

白金

修正安一巡後にもう一段高なるか!?

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4/28 15:15現在

海外情勢

 ロシア最大手自動車ディーラー、ロルフの幹部は2016年の同国乗用車販売台数が前年比10%減少して4年連続で前年比割れとなり、2012年に記録した約300万台の半分以下となる130万台まで後退することが予想されるとの見通しを示した。一方、日本国内自動車大手8社が発表した2015年度の国内生産台数は前年度比4.1%減の866万1345台と、2年連続で減少した。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは19日時点で3万1939枚、前週比3097枚増。取組高は20日時点で6万1000枚台、26日時点で6万2000枚台。東京市場の取組高は4万6000枚台。カテゴリ別(21日⇒27日)は、当業者が売り玉1100枚減に対し買い玉1700枚増、非当業者が売り玉900枚減に対し買い玉1900枚増。

総合分析

 東京白金先限は4月25日に3684円まで上昇、年初来の最高値を更新して上昇一服となり、修正安へと移行している。問題は修正安一巡後で、4月25日の3684円を上抜いて3700円台を目指す動きとなるかどうか。もう一段高に手間取ると、日足チャートで3月8日の3677円と4月25日の3684円とで"Wトップ"を形成、上値の重さが嫌気されて、下押される恐れもあるだけに、今後の動向が注目される。

原油

弱材料が一巡して底固さ

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4/28 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油期近が5ヵ月半ぶりに45ドル台をつけたのは、世界石油需給の供給過剰という材料を吸収して、強材料に敏感に反応しているからだ。米国内原油在庫が原油処理量増加により減少する可能性が指摘されるなど、先高人気が再度盛り上がるとの見方が根強い。45ドルをクリアして、どこまで買われるかに関心が集まっている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場における大口投機玉(ファンド)のポジションは4月19日時点で54万0048枚の買いに対し20万5873枚の売り、差し引き33万4175枚の買い越し(前週28万9161枚)と増加中。東京ドバイ原油市場における非当業者の売買バランスは27日時点で6万4797枚の買いに対し5万6324枚の売り、差し引き8473枚の買い越し(20日時点は8909枚の買い越し)へと減少したが、取組高は26日に6万6948枚から27日には6万8652枚へと増加へ転じ、先高人気が盛り上がっていることを裏付ける。

総合分析

 ニューヨーク原油、北海ブレント原油ともに水準を切り上げている。米国、イラク、ナイジェリアの減産と世界的な石油需要の増加見通しを背景に底固い動きが見込まれ、これに連動して東京ドバイ原油も先高期待が高まると見込まれる。為替の影響は多少受けるとしても方向はニューヨーク原油に追随する展開からは外れられず、期先は3万円大台を固めて上値を狙う可能性が高いが、噴き上げ場面では利益確定売りも一法。  

大豆

投機資金の流入で10ドル大台維持

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4/28 15:15現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は4月21日に10.3475ドルまで上昇したあと、25日に利益確定の売りに9.7725ドルまで反落したものの、27日には10.2000ドルまで戻す力強さを見せている。10ドル大台を維持しているキッカケはアルゼンチンの大雨による作柄悪化懸念だが、ここまで買われたのはファンドなどの投機資金が国際商品に流入してきたことが大きい。CRB指数は今年1月21日に154.89ポイントだったのが、27日に182.91ポイントまで上昇する流れのなかで、ニューヨーク原油期近も5ヵ月半ぶりに45ドルを突破、これまで低迷していた大豆も息を吹き返した。急激な上昇で、目先は買われ過ぎの調整はあろうが、その場面での安値を買い拾いたい。

国内市場

 東京一般大豆期先はシカゴ高と円安を背景に28日に4万8000円台半ばまで買われた。今週もシカゴの強地合を映した展開になろうが、5月3~5日まで東商取が連休で、空白の3日がどうなるかで展開が変わってこよう。

ゴム

GWで休場が続くため持ち越しポジションに注意

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4/28 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり20~27トン。週末現在、原料は35.13バーツ、オファーは5月積186.0セント(円換算約216.9円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は3月31日現在、前旬比410減の12,624トン。入庫量427トンに対し出庫量は837トン。
【前検】4月度のゴム品質検査請求(後期)は120枚。

展開予想

 東京ゴムは200円を上回り、約9か月ぶりの高値水準で取引されている。週の高値は205.1円、安値は198.1円。ドル円相場は日銀の追加緩和観測から円安に進行しており、これを受けて東京ゴムは4月27日に高値205.1円を付けた。また産地での原料価格は高止まりしており、買い支援の材料となっている。来月以降、産地の天気及び出荷状況に注目したい。
 罫線では週足において一目均衡表の雲の上限に上値を抑えられた形となっている。基調は強まっているものの、RSI(相対力指数)は買われ過ぎを示す水準であり、高値更新場面では価格の乱高下に注意したい。今後は週足で一目均衡表の雲の上限を完全に上抜けるかがポイントになると思われる。
 当先の鞘は供給逼迫が意識された当限納会後、減産期の終焉に伴い供給回復が予想されるため、今後は徐々に拡大し順鞘10~12円程度に戻る可能性が高い。

為替

米金利情勢の行方に関心集まり不安定な動き

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4/28 15:15現在

海外情勢

 4月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では予想通り、政策金利が据え置かれた。ドル安を予想する声は多いが、6月利上げの可能性を探る動きとなった。ドル・円は1ドル=111円を挟んだ小幅な動き。日銀の政策決定会合の行方に関心を寄せた市場関係者も多く、110円台ではドル買いが入るものの、方向性が定まらないまま終わった。

国内情勢

 米利上げ据え置きでドル安予想もあるが、日銀の追加政策待ちのなか、小動きを余儀なくされ、1ドル=111円台半ばの小幅往来相場。オプションのドル売りの重みでドルが下がると、そこは買われる。日本株安は円高を招くだけでなく、一方で中国における債務不履行企業が出ていることが円買いを誘うとの見方もあって流動的な動き。

総合分析

 米国の政策金利は据え置かれたが、次は6月利上げのスケジュール(FOMCは6月15~16日に開催)が明示されるかどうか、米金融当局の姿勢を窺う向きが多い。欧州における金融緩和策は効果が期待され、英国のEU残存の国民投票が6月に控えていることもあり、欧米金融市場の先行き不透明感が続く。このため、大きくポジションを取りにくく、デイトレードが主体。米金融当局の方針に沿ってドル安基調が続くとの見方が中心的で、ドルの下値を探る動きが先とすれば1ドル=110円下をどこまで売れるかというテーマか。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引150,000円・損失限定取引453,000円(平成29年3月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成29年3月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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