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週間相場分析2016年04月18日号


上値の重さより底固さを重視!?

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4/15 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は14日時点で806.81トン。4月6~7日の819.60トンを直近のピークに、8~11日の817.81トン⇒12日の815.14トン⇒13日の810.08トン⇒14日の806.81トンと減少。一方、ニューヨーク金の取組高は4月6日の47万0426枚を直近のボトムに、翌7日に48万台回復(48万3493枚)⇒11日に49万枚台回復(49万8189枚)⇒12日に50万枚台回復(50万4523枚)と増加している。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは5日時点で19万0400枚、前週比594枚増。取組高は6日時点で47万枚台、13日時点で50万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(7日⇒14日)では、当業者が売り玉600枚減に対し買い玉900枚減、非当業者は売り玉700枚減に対し買い玉300枚減。

総合分析

 東京金先限は13日に4374円まで切り返したものの、翌14日に4300円割れ寸前まで売られるといったように、不安定な値動きを強いられた。ただ、為替の円高地合が警戒されるなかで上値が重いのは当然といえ、ここは4300円近辺で下げ渋る底固さを重視すべきか。ニューヨーク金が1200ドル台を維持する底固さを見せていること、その背景に世界的な量的緩和や地政学的リスクの高まりなどを受けて安全資産や代替資産として金が注目を集めていることが支援要因。

白金

下値不安が軽減!?

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4/15 15:15現在

海外情勢

 インド自動車工業会が発表した2015年度(2015年4月~2016年3月)の新車販売台数(乗用車+商用車)は347万5382台、前年度比8%増。前年度実績を上回るのは2年連続。一方、中国全国乗用車市場情報連合会が発表した今年第1四半期(1~3月)の同国乗用車販売台数は564万台、前年同期比6.8%増。政府の減税措置やメーカー各社の値引きを受けて増加した。なお、3月単月では前年同月比7.8%増の192万台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越し5日時点で2万8623枚、前週比1383枚減。取組高は6日時点で5万6000枚台、13日時点で5万7000枚台。東京市場の取組高は4万9000枚台。カテゴリ別(7日⇒14日)は、当業者が売り玉1500枚減に対し買い玉100枚減、非当業者が売り玉3000枚減に対し買い玉4400枚減。

総合分析

 米株価堅調や原油価格の反発から連想される白金の産業需要増加観測やドル安地合、同じ産業金属である銀の価格堅調などを背景に、ニューヨーク白金期近が1000ドル台を回復。これに追随して東京白金先限も4月8日の3292円から反発、3500円台へと切り返した。この結果、東京白金先限日足は、昨年11月と同12月、今年2月の安値水準である3260~3270円台の下値支持線をひとまず維持した格好で、下値不安が幾分、軽減したといえそう。

ガソリン

供給不安が薄れる

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4/15 15:15現在

海外情勢

 産油国の生産調整会議、いわゆるドーハ会議で産油国16カ国が集まる会議では、ロシアやOPEC非加盟のアフリカ産油国など増産凍結で協議するとあって、産油国同士の協力体制が強材料として評価された。米国内の石油需給は原油在庫増、ガソリン在庫減、製品需要増、シェールオイル減産と強弱混在している。下げ過ぎの反動もあって底固い動き。ニューヨーク原油期近41ドル台半ばの水準を維持。

内部要因

 ニューヨーク原油市場における大口投機玉(ファンド)のポジションは4月5日時点で54万1716枚の買いに対し25万1586枚の売り、差し引き29万0130枚の買い越し(前週30万5511枚)と減少。東京バージガソリン市場における非当業者の売買バランスは4月14日時点で5884枚の買いに対し4475枚の売り、差し引き1409枚の買い越し(4月8日時点で1234枚)と買い越し枚数は増えている。

総合分析

 ニューヨーク原油が底固い動きを続ける可能性が高いのは、米国内の石油需給が改善しているからだ。原油の在庫水準は80年ぶりの高水準ながら、シェールオイルの減産が定着し、ガソリンなど石油製品需要は確実に伸びている。米国の景気回復は緩やかながら継続され、これから本格的なドライブシーズンへ向かうだけに需要面の好調さがニューヨーク原油相場に反映され、それが東京バージガソリン期先を押し上げる要因となろう。期先4万円大台定着へ。  

大豆

アルゼンチンの大雨で上伸

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4/15 15:15現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は13日に9.5775ドルまで上昇、2015年8月以来、9.50ドルのフシ目を突破した。背景は大豆の収穫期に入ったアルゼンチンで大雨が降り、収穫遅れや品質の悪化の対する懸念が浮上したことに加えて、中国の輸入堅調、ブラジルレアルの上昇も強材料になった。ロイター電によると、アルゼンチンでは大豆の作付面積(2050万ヘクタール)の約50%が多雨に見舞われて、少なくとも80万~90万エーカーが収穫放棄されると見ており、まだ、20%しか収穫されていない状況で雨が続けば、減産幅は更に拡大するはずだ。シカゴ大豆の4月8日が78万枚だったのが13日には86万枚弱と急速に増えており、これは先行きの波乱を感じさせる要因。

国内市場

 東京一般大豆先限はアルゼンチンの大雨を反映し4万6000円台に浮上した。当面、円高一服模様で、天候絡みの情報が出るようだと素直に上伸しよう。

ゴム

中国の経済指標の好調さが続くのか

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4/15 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり17~25トン。週末現在、原料は35.09バーツ、オファーは5月積173.0セント(円換算約198.7円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は3月20日現在、前旬比242減の13,034トン。入庫量299トンに対し出庫量は373トン。
【前検 4月度のゴム品質検査請求(前期)はなし。

展開予想

 東京ゴムは約9か月ぶりに190円を上回って取引されている。週の高値は197.0円、安値は178.5円。週初は中国の経済指標が相次いで予想を上回る好調な結果だったことから上海ゴムが急騰、東京ゴムはこれに追随して強含みの展開となった。タイは週後半にかけて休場となっており、来週以降の産地の天気、また出荷の状況に注目したい。
 罫線は週初一目均衡表の転換線の182円付近を上回ってから上昇、190円台を回復した。週中に去年5月31日の高値から今年2月7日まで下落した51.7円の2分の1戻しである196.2円を一時上回ったが、買われすぎの懸念から調整売りが入り、週末現在は193円台まで反落となっている。経済環境の好転から、200円を目指す短期的上昇の可能性がある。サポートは185.0円と考えられる。
 当先の鞘は供給逼迫が意識された当限納会後、減産期の終焉に伴い供給回復が予想されるため、今後は徐々に拡大し順鞘10~12円程度に戻る可能性が高い。

為替

ドル地合の弱さ続く

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4/15 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク市場はG20(20カ国財務相・中央銀行総裁会議)待ちのなか、米国の利上げ先送り方針を背景にドルの戻りには売りが待ち構えている。米国のインフレ懸念は希薄で、ドル弱含みのなか、一時はドル買い戻しの動きも出て方向が定まらない。1ドル=109円台前半の動き。

国内情勢

 日経平均株価の軟調がドル売りを招き、中国や欧州経済の先行き不安を背景とする安全通貨買いで円が堅調となる場面もあったが、1ドル=109円台後半になるとドルは売られやすく、ドルの下値を探る動きが続く。週末の経済指標発表を待つなか、ポジション整理の動き。

総合分析

 米利上げに慎重なスタンスから6月の利上げも先送りとの見方が多く、ドルは弱基調を強いられている。FRB(米連邦準備制度理事会)がドル安誘導の姿勢を示しているとして、ドルが下落する可能性は高い。中国経済の先行き不安は円を買う理由とされる。1ドル=105円台のドル安・円高を想定したい。


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