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週間相場分析2015年09月24日号


次回は2015年10月5日号になります。

4200円台を維持出来るか!?

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9/18 15:15現在

海外情勢

 インドの金業界団体の幹部によると、2年連続でモンスーン・シーズンの雨量が低水準にとどまっていることから、国内の金需要の3分の2近くを占める農村部を中心に需要が低迷、今年の同国金輸入は最大10%減少する可能性があるとの見方を示した。なお、インドでは政府が発行を計画している金の政府債(ソブリン・ゴールド・ボンド)により、資産としての金の現物需要が低迷するとの指摘もある。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは8日時点で5万9293枚、前週比1万3392枚減。取組高は9日、16日ともに41万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(10日⇒17日)では、当業者が売り玉3900枚増に対し買い玉600枚減、非当業者が売り玉3800枚減に対し買い玉500枚増。

総合分析

 東京金先限は16日に4225円まで下落、7月24日の4285円と8月27日の4278円とでつけた"Wボトム"を更に下回った。ケイ線的にはまだ下値が定まっていない格好で、当面は4200円台を維持出来るか、その成り行きを注視する必要があろう。材料としては、今回は見送りとなった米利上げの行方とそれを受けての株価や為替の動向に加え、今後は季節的な需要最盛期入りで、インドなどの実需の買いが入るかどうかも注目材料に。

白金

下値支持線が定まらない

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9/18 15:15現在

海外情勢

 欧州自動車工業会が発表した8月の欧州新車登録台数は78万1676台で、前年比11.5%増。増加率は7月の9.5%を上回り、市場の回復ペースが加速していることを裏付けた。一方、日本半導体製造装置協会が発表した今年4~6月期の世界半導体製造装置販売額が前年同期比2%減の93億9000万ドル。マイナス成長は3四半期連続で、最大市場である台湾の販売額が同6%減だったほか、3番目に大きな北米市場も同33%減と振るわなかった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは8日時点で2万5366枚、前週比783枚増。取組高は9日時点で7万枚台、16日時点で7万3000枚台。東京市場の取組高は7万1000枚台。カテゴリ別(10日⇒17日)は、当業者が売り玉400枚減に対し買い玉800枚減、非当業者は売り玉600枚増に対し買い玉900枚増。

総合分析

 『3800円以下で下値抵抗を強めるかどうか』が注目された東京白金先限だったが、16日に3661円まで下落したことで、いまだ下値支持線が定まらない状況だ。8月25日に瞬間的につけた安値3570円は行き過ぎと思われるものの、しかし、『相場に行き過ぎはつきもの』で、再度、その安値水準を試す可能性も否めない。今回は見送りとなった米国の利上げの行方と、それを受けた為替相場の変動次第では、ニューヨーク白金、東京白金ともに乱高下を余儀なくされる恐れもあり注意が必要。

ガソリン

戻りを売るリスクは大きい

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9/18 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油が安値から反発している。米国内の原油在庫減少が強気要因。在庫が増加予想とは逆に大幅減少となったことに加え、売られ過ぎた反動が出ている。また、米国内の石油需給が引き締まっている間は強気優勢の相場展開を見込む向きが多いようだ。大手金融会社各社の原油価格見通しは全般に弱気ながら、弱材料の消化が進んでいるため、下値警戒の声も聞かれる。

内部要因

 9月8日現在のニューヨーク原油市場における大口投機玉(ファンド)のポジションは49万0149枚の買いに対し25万8719枚の売り、差し引き23万1430枚の買い越し(前週22万0342枚)と増加へ転じた。東京バージガソリン市場における9月17日現在の非当業者の売買バランスは8487枚の買いに対し、9716枚の売り、差し引き1229枚の売り越しと3日連続で売り越しが増加した。

総合分析

 海外原油高に連動して、東京バージガソリンは安値から反発したあと、揉合相場が続いている。ケイ線は弱気ペナントを形成とされるものの、弱材料の織り込み中であり、下値不安が薄れつつある。材料次第では売り玉の手仕舞を誘発する場面も想定されるだけに、戻りを売るリスクは高いといわざるを得ない。為替が円安基調を示すと地合が更に引き締まり、下値切り上げのパターンも期待出来る。

大豆

8ドル台後半維持は困難

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9/18 15:15現在

海外市場

 米農務省が9月11日に発表した2015年の米国の大豆生産見通しは、単収が47.1busと事前予想平均の46.4bus、米農務省8月予想の46.9busを上回り、生産量も39億3500万busと事前予想平均38億6900万bus、米農務省8月予想39億1600万busを上回り、大方の下方修正予想を裏切る格好になった。増産予想を受けてシカゴ大豆期近は11日に8.66ドルまで下落したが、トウモロコシ高に加え、目先の弱材料を消化したとの見方から利食の買い戻しが出て8.80ドル台に切り返す動きを見せている。しかし、中国の大豆需要後退、南米大豆出回り増加による米国の輸出不調などの懸念から9ドル台に乗せ切れない。米中西部穀倉地帯で収穫が進むとハーベストプレッシャーの洗礼が待っているだけに、シカゴ大豆期近が8ドル台後半を維持出来るかどうか疑問だ。

国内市場

 東京一般大豆はシカゴ大豆の確りな動きを映して4万7000円台での揉合を演じている。ただ、シルバーウィークで東京市場は休場となるため、積極的に動けず、連休明けのシカゴ大豆と為替相場の動向が注目されよう。

ゴム

戻り売り基調が続くか

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9/18 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり52~107トン。週末現在、原料は43.86バーツ、オファーは10月積141.7セント(円換算約180.1円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は8月31日現在、前旬比80減の13,256トン。入庫量735トンに対し出庫量は815トン。
【前検】9月度のゴム品質検査請求(後期)無し。

展開予想

 東京ゴムは概ね横ばいで推移し、週末現在は173円前後で取引されている。週初、軟調に始まり、9月15日には日銀の金融政策決定会合で現状維持という結果となったことからドル円相場が円高に進行、これを受けて東京ゴムは大幅に下落し一時170円を割り込んだ。その後は中国での財政出動期待などから中国株式市場が強含んだことから上海ゴムも連れ高となり、東京ゴムも170円台を回復した。
 罫線は週内安値168.0円を付けた後に若干反発、8月28日の高値と9月11日の高値が結んだダウントレンドラインと、8月25日の安値と9月7日の安値が結んだアップトレンドラインの間に推移し、「上昇三角形」というチャートパターンを形成していた。ダウントレンドラインを突破すれば上がるという形だが、弱いファンダメンタルズを考えると、上値目途を180.0円とした戻り売り展開になる可能性が高いであろう。
 当先の鞘は期近~中限における期限切れ在庫を嫌気した売り圧力により拡大状態を維持し、現在は順鞘13円程度で推移している。産地が増産期を迎える中、12~15円程度の順鞘を維持する可能性が高い。

為替

米国は利上げを先送り

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9/18 15:15現在

海外情勢

 FOMC(米連邦公開市場委員会)は市場の予想通り、利上げを見送った。利上げによって、中国経済の減速に拍車をかけるとの懸念と、新興国への悪影響を考慮した結果だ。金利据え置き決定を受けニューヨーク市場において円相場は1ドル=120円を割る場面も見られた。同時に発表されたFRB(米連邦準備制度理事会)当局者の金利見通しでは、17人のうち13人が年内に少なくとも1回の利上げを予想、6月の15人から減少。4人が2016年まで利上げを見送るべきとし、6月の2人から増えている。

国内情勢

 国内市場はFOMCの動きを意識した展開で全般に模様眺め気分の強い動きとなった。中国経済の動向が不透明なことやシルバーウィークを控えているため、市場参加者は全般に動きにくかったようだ。米格付会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)は16日、日本の国債格付を"AAマイナス"から"Aプラス"に格下げしたが、市場はそれを無視した格好。

総合分析

 米国の利上げ動向と中国経済の減速懸念は今後も為替相場を動かす主因となろう。8月のドル・円相場のレンジは116円11銭~125円27銭だったが、為替アナリストは、『円高の限界は118円台で、これを割ることはあるまい。円安は122円が目安』としており、今後はこのレンジが維持されるかどうかが注目される。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引120,000円・損失限定取引474,000円(平成29年9月19日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復24,840円(平成29年9月19日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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