商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2015年  >  2015年04月20日号

週間相場分析2015年04月20日号


GFMS報告がどう影響するか...

gold.jpg

4/17 15:15現在

海外情勢

 3月のインドの金輸入量が前年同月の60トンからほぼ倍増し、125トンとなったと、同国の複数のテレビ局が10日報じた。また、報道によると、3月末までの2014~15年度の同国の金輸入量は前年比36%増の900トンと大きく伸びたという。 市場関係者は輸入急増の要因として、ヒンズー教の祭り"アクシャヤ・トゥリティヤ"や宝飾品需要が旺盛になる婚礼シーズンを挙げた。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは7日時点で10万0757枚、前週比2万0738枚増。取組高は8日時点、15日時点ともに39万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(9日⇒16日)では、当業者が売り玉2100枚増に対し買い玉1500枚減、非当業者は売り玉1200枚減に対し買い玉2300枚増。

総合分析

 トムソン・ロイターGFMSが発表した年次報告によると、2014年の世界金需給推計は総供給量が前年比1.2%増に対し現物需要合計が同17.5%減と大幅に減少。金価格が前年比で10%以上も低下したにも関わらず需要が振るわなかったことが明らかに。また、金相場が今年、1100ドルの5年ぶり安値を試す可能性もあると予想しており、こうしたGFMSの弱気な見解が、今後、内外の金相場にどう影響するのかが気懸りといえよう。

白金

FOMCに向けて金融市場全体で波乱も!?

platinum.jpg

4/17 15:15現在

海外情勢

 欧州ビジネス協会が発表した3月のロシアの新車販売台数(小型商用車含む)は前年同月比42.5%減の13万9850台。ウクライナ危機後の欧米の対ロシア制裁や原油安を受けた通貨ルーブル安が影響した格好。一方、中国自動車工業協会が発表した今年第1四半期(1~3月)の自動車生産台数は前年同期比5.26%増の620万1600台、販売台数は同3.9%増の615万3000台で、伸び率は2013年、2014年から大きく縮小。減速の主因は商用車の販売不振。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは7日時点で2万8394枚、前週比3621枚増。取組高は8日時点、15日時点ともに6万8000枚台。東京市場の取組高は6万5000枚台。カテゴリ別(9日⇒16日)は、当業者が売り玉400枚増に対し買い玉700枚減、非当業者は売り玉1500枚減に対し買い玉300枚減。

総合分析

 東京白金先限日足は下値を3月19日の4271円⇒3月31日の4342円⇒4月15日の4438円、上値を3月27日の4480円⇒4月13日の4578円と、それぞれ切り上げる足取り。これを踏襲すれば、修正安からもう一段高へ向かい、4600円台を回復することになるが、問題はもう一段高を後押しする材料があるかどうか。期待されるのは円安進行だが、4月28~29日のFOMCに向けて為替を含め金融市場全体が波乱含みになる恐れもある点に注意が必要か。

ガソリン

原油高・行楽需要増期待と先高人気へ

oil.jpg

4/17 15:15現在

海外情勢

 米国内の原油在庫の増勢が衰え、先行き在庫が減少へ転じる可能性が出てきたことや、供給面でもOPECとロシアの協力体制が出来つつあること、中東紛争が新しい局面を迎え、サウジアラビアのイエメン空爆、ISILとイラクの戦闘激化で油田に被害が出ていることなど、強材料の芽が出ている。同時にドル下落でニューヨーク原油が反発したため、地合が引き締まりつつある。

内部要因

 ニューヨーク原油市場における大口投機家(ファンド)のポジションは4月7日時点で52万0929枚の買いに対し26万8886枚の売り、差し引き25万2043枚買の買い越しと買い越しが増え続けている。東京バージガソリンの非当業者の売買バランスは16日時点で1万4276枚の買いに対し1万0782枚の売り、差し引き3486枚の買い越し(前日3703枚)と買い越し状態は変わらない。

総合分析

 海外原油相場が底打ちして上昇へ向かっている。弱材料を織り込み、原油下落で採算が悪化した油井が止まり、経営が悪化している企業が操業を停止するなど影響が出始めた。そのため、下げ過ぎの反動もあって原油が上昇、今後、為替が円安に振れて、輸入原油価格が上昇するとガソリンの小売価格も引き上げられ、東京バージガソリン期先は先高人気と売り玉手仕舞の増加で一段高を演じる可能性が出てきた。短期は6万円大台に復帰後、どこまで買い進めるかが問題。

大豆

天候相場控えて弱材料に鈍感

grain.jpg

4/17 15:15現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は10日に9.4450ドルまで売られたが、その後は9ドル台後半の揉合が続いている。①米国と南米のW豊作による供給過剰感、②今年も米国の大豆作付面積が増えるとの見方、③雨がちの天候でトウモロコシの作付が遅れ、大豆にシフトされる公算・・・などの弱材料があるが、相場へのインパクトは思ったより弱い。これは市場が弱材料をかなり織り込んだことに加え、5月から始まる大豆の天候相場を意識する動きが出てきたからだ。シカゴ大豆の取組高は15日時点で78万0539枚と3月2日時点の67万0473枚から11万0066枚増、トウモロコシも15日時点で139万6742枚と3月2日時点の124万9219枚から14万7523枚増えており、天候相場を意識した資金が穀物市場に流入していることを示している。

国内市場

 2016年4月限から東京一般大豆の取引単位が従来の10倍から25倍に拡大され、スタート日の16日は出来高が4578枚と、たった一日で3月の月間出来高6354枚の70%以上を占めるほどだ。現在は揉合状態にあるが、天候相場と円安のダブルメリットを享受しやすく、取引単位拡大による出来高増加は相場を後押しする材料として期待出来よう。

ゴム

来週は中国の政策次第で動意付くか

20rubber.jpg

4/17 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり20トン。週末現在、原料は48.35バーツ、オファーは5月積173.0セント(円換算約218.1円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は3月31日現在、前旬比236トン減の11,622トン。入庫量653トンに対し出庫量は889トン。
【前検】4月度のゴム品質検査請求(後期)は新規72枚。

展開予想

 東京ゴムは先週末から反発し199円前後で取引されている。週の高値は201.5円、安値は195.7円。週初は原油高に連れ高となり、4月14日には高値201.5円まで上昇したものの、その後は円高を受けて反落している。タイは4月13日~15日が休日となっているため市場参加者が少なく、概ね動意薄の展開とみられる。週末にかけては中国の追加緩和期待から上海ゴム市場が堅調に推移しており、東京ゴムも追随している。週末現在は199円を挟んだ展開となっている。
 罫線は週中に上値の200円を意識しながら、終値ベースで198.5円を挟んで横ばいとなっていた。現在、短期移動平均線が中期移動平均線を下から上に近寄っている。所謂ゴールデンクロスが形成すると、200円を上抜けて続伸する期待が高まる。ただし、203円近辺へ跳ね返されると、弱気基調から脱することはできず、再度195円をトライする可能性もある。
 当先の鞘は拡大、現在はほぼ同鞘での推移となっている。今後在庫の増加が確認できれば、順鞘方向への動きがより顕著になる可能性もある。

為替

一時的にドル安目立つ場面も

20usdjpy.jpg

4/17 15:15現在

海外情勢

 『米経済指標の不振で利上げ先送りの可能性が高まったとしてドルが下落、1ドル=119円台の動きとなった。ドルは対ユーロでも下落する場面となった』が、米利上げの行方は依然不透明なうえ、ギリシャ問題のメドがつくのはまだ先になるため、一方づいた動きになりにくく、気迷い商状が続いている。

国内情勢

 中国と欧州経済への不安から安全通貨として円が買われ、一時は対ドルで118円台まで円が上昇した。その後、日経平均株価が上昇したことで円安へ振れる動きとなったが、円ドル相場の方向が不透明との見方から円上昇が止まり、最後は様子を窺う状態へ。

総合分析

 米国経済の行方が不透明だ。これは、今年1~3月の景気後退懸念が、厳冬による一時的な停滞でなく、米経済の回復力が弱いと判断されれば、先行きドルが下落することも考えられる。また、『利上げ時期のメドがつけば、その時点でドル上昇の力が限界となり反落へ転じる』と心配する向きがある。ただ、相場の流れは1ドル=120円台を超えて、どこまでドルが上昇するか注目されている。とりあえず、3月20日の118円54銭を抜くことが出来れば、次は2月3日の116円87銭となる。


このレポートはお客様への情報提供を目的としています。情報に関しては正確を期するよう最善を尽くしておりますが、内容の正確性、信憑性に関し保証をするものではありません。利用にあたっては自己責任の下で行って下さい。売買の判断はお客様御自身で行って下さい。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引110,000円・損失限定取引453,000円(平成29年6月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成29年6月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

当社(商品先物取引業者)の企業情報は当社本・支店及び日本商品先物取引協会で開示しています。お取引についての御相談は、当社顧客サービス担当(東京)電話03-3249-8827 (受付時間:平日8:30~17:30)
日本商品先物取引協会相談センター http://www.nisshokyo.or.jp