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週間相場分析2015年04月06日号


4400円が下値支持線になるか?

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4/3 15:15現在

海外情勢

 WGC傘下のWGC中国の幹部は3月26日、ロイター通信に対し、中国政府が為替リスクの分散を図るため、外貨準備全体に占める金保有の割合を約5%に増やすべきだと述べた。同幹部は中国は現在、外貨準備全体の約1.6%を金で保有しているが、この割合は先進国や一部新興国と比較すると低い水準だとしたうえで、『外貨準備全体に占める金保有率の理想的な割合は少なくとも5%であるべきだ』と強調した。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉の買い越しは3月24日時点で5万4281枚、前週比1188枚増。取組高は3月24日時点で43万枚台、4月1日時点で38万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(3月26日⇒4月2日)では、当業者は売り玉4700枚減に対し買い玉200枚増、非当業者は売り玉1500枚増に対し買い玉3400枚減。

総合分析

 相変わらず米国の利上げやドル高・ユーロ安地合が圧迫要因となるなか、それでもニューヨーク金期近は足取りを崩すことなく1200ドル前後での揉合を継続。東京金期先も4600円前後で同様に底固さを維持している。このまま底固く推移出来れば、東京金先限日足で4400円(※昨年12月17日の4460円、今年3月18日の4446円)が強い下値支持線となるだけに、引き続きその動向を注視したい。

白金

下値切り上げ型の上昇に転換出来るか?

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4/3 15:15現在

海外情勢

 米調査会社オートデータが発表した3月の米国内新車販売台数は前年同月比0.6%増の154万5802台と、3月としては2005年以来、10年ぶりの高水準となった。一方、日本自動車工業会が発表した2月の日本国内自動車生産台数は前年同月比5.3%減の81万7390台。また、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2014年度(14年4月~15年3月)の国内新車販売台数は前年度比6.9%減の529万7110台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機筋(ファンド)の買い越しは3月24日時点で2万2160枚、前週比1226枚増。取組高は3月24日時点7万2000枚台、4月1日時点で6万8000枚台。東京市場の取組高は6万5000枚台。カテゴリ別(3月26日⇒4月2日)は、当業者が売り玉1000枚減に対し買い玉100枚増、非当業者は売り玉400枚減に対し買い玉1500枚減。

総合分析

 東京白金先限日足の足取りは、①1月21日の4933円⇒1月30日の4636円、②2月6日の4780円⇒2月23日の4445円、③3月3日の4649円⇒3月19日の4271円と三段下げの姿で、その後は3月19日の4271円から反発している。この三段下げ後の反発の足取りはニューヨーク白金期近も同様で、こうなると、今後、下値切り上げ型の上昇トレンドへ転換出来るかどうかがポイントに。為替や欧米の景気動向を注視したい。

灯油

強弱材料が交錯して揉合商状

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4/3 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫の記録更新が地政学的リスクが高まっても原油の供給不安を帳消しにする形。ニューヨーク原油は方向が定まらず50ドルを回復したものの、再び売られて48ドル台へと押し返された。やはり、米国内の原油在庫が過去最高記録を更新し続けるように、米国内の石油需給が供給過剰であることが相場の大きな重石になっている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)のポジションは3月24日時点で51万3586枚の買いに対し30万6699枚の売り、差し引き20万6887枚の買い越しとファンドの買い玉が減少し、売り玉が増加する先安不安の増大を示す。東京バージ灯油市場における非当業者の売買バランスは2日時点で4552枚の買いに対し4935枚の売り、差し引き383枚の売り越しとなり、売り玉の増加が目立っている。

総合分析

 ニューヨーク原油相場は下げ一服で底を固めるかどうか。市場心理は不安定で、そのため、東京バージ灯油も指標を失った格好。冬の需要期が過ぎたため、今後は中間留分のアジア向け需要が伸びるかどうかも関心のマトとなっている。ただ、為替相場の方向が定まらないだけに、往来相場を余儀なくされそうだ。為替は1ドル=119円台前半から120円台後半の狭いレンジの動きが続いていることもあって、東京バージ灯油期先も5万5000~5万8000円の揉合を継続すると予想される。

大豆

当面はレンジ相場を予想

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4/3 15:15現在

海外市場

 米農務省が発表した農家の作付面積意向面積は8463万5000エーカーで、事前予想平均8591万3000エーカーを下回り、四半期在庫(3月1日現在)の全米大豆在庫も13億3372万busと事前予想平均の13億4600万busを下回った。双方ともに市場の予想を下回ったため、シカゴ大豆期近は9.90ドル台まで浮上したが、10ドル大台乗せは実現しなかった。その理由は作付意向面積が市場予想を下回っても、8463万5000エーカーは過去最高であり、天候が順調なら2015~16年度の米国大豆が供給過剰になる可能性が高いからだ。また、ブラジルを中心に南米大豆の出回りは本格化する時期に入り、上値を取りにくい環境が形成されている。ただ、すでにトウモロコシの作付が始まり、1ヵ月後には大豆も作付作業がスタート、市場が天候リスクに備える時期に入るため、シカゴ大豆期近は9.50~10ドルのレンジで推移すると予想するのが現実的だ。

国内市場

 東京一般大豆は上げ渋り商状を見せている。シカゴ大豆期近が9.90ドル台まで上昇したが、為替が円高気味に振れたためだ。今後の天候相場を意識すると売りにくいが、米国の天候は総じて良好なうえ大豆の作付は5月からということを勘案すると下値余地は小さいと判断出来よう。

ゴム

戻り売りから下抜けを警戒

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4/3 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり70~143トン台。週末現在、原料は49.54バーツ、オファーは5月積178.7セント(円換算約226.3円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は3月20日現在、前旬比46トン減の11,858トン。入庫量669トンに対し出庫量は715トン。
【前検】3月度のゴム品質検査請求(後期)は48枚。

展開予想

 東京ゴムは下落し206円台での推移となっている。週の高値は212.0円、安値は203.9円。週初はイエメンにおける地政学リスク懸念の後退から原油価格が大幅に値下がりし、東京ゴムは連れ安となった。その後も下値を切り下げ4月1日には安値203.9円を付けたが、この日発表となった3月の中国製造業PMIが好調な結果となったことから安値から切り返している。週末現在は205~206円台での推移となっている。タイの原料価格は今週に入り弱含みが続いており、価格の下支え要因は乏しいと考えられる。
 罫線は一目均衡表の雲の下限の205.9円を割り込んだ後、終値ベースで205円を挟んで小動き、上値の重い展開が予想される。当面は上値の目途を208円-210円とした戻り売り優勢の展開になる可能性が高い。下値の目途は3月11日安値の203.5円、これを割れると急落も考えられるので、注意が必要となる。
 当先の鞘は週間で先限がより大きく下落したため縮小、現在は逆鞘1円前後での推移となっている。今後在庫の増加が確認できれば、順鞘方向への動きが出てくる可能性もある。

為替

手掛かり難で小刻みな動き

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4/3 15:15現在

海外情勢

 米経済指標の動きを見ながら、米金利引き上げの先送り観測が根強いことからドルが売られ、1ドル119円台へとドルが押し返された格好。当面、ギリシャ情勢が懸念材料とされ、欧州経済の先行き不安がドルの買い材料となっている。一方、米経済指標の改善遅れがドルを圧迫する要因となり、ドル相場は強弱材料の板挟みになっている。

国内情勢

 ドルが対ユーロで下落したほか、米利上げ観測の先送り観測がドル売り要因となるなか、対ユーロ、対米ドルの動きが読みにくい状況に置かれていることから、全般に神経質な動きを見せている。イースター休会(4月3日)を控えてポジションを偏らせにくく、市場のプレーヤーが少なくなった分、一時的に動きが荒っぽくなったが、全般に小幅な動きが続いている。

総合分析

 市場の関心はギリシャ問題と米利上げ観測の行方にある。米経済指標の内容が不鮮明で先行き不安が根強く、米金融当局も慎重になる。日本国内は地方統一選挙に絡んで安倍政権としてはアベノミクスと円安基調を維持して選挙戦を勝ち抜きたい意向だけに、日銀も追加緩和を辞さないという強硬な姿勢を崩さない。ただ、大手企業のベースアップは実現したが、物価高に中小企業の賃上げが追いつかず、日本経済の先行き不安は拭えない。そうなると、円安が加速して1ドル=124円へ向かうと予測するアナリストもいるが、短期的には揉合商状が続こう。


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