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週間相場分析2015年03月16日号


17~18日のFOMCに要注目

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3/13 15:15現在

海外情勢

 資産家ジェフリー・ガンドラック氏(※米投資会社ダブルライン・キャピタルの共同創業者)は今年の金相場に低い債券利回りを受けて1オンス=1400ドルへと約20%上昇する可能性があると予想。一方、トレーダーらによると金相場が数ヵ月ぶりの安値を付けたため、アジアで安値拾いの動きが出ており、中国では国際金相場に対してオンス当たり約5ドルのプレミアムが上乗せされて取引されているという。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは3日時点で11万5820枚、前週比1万0351枚減。取組高は3日時点で40万枚台、11日時点で41万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(5日⇒12日)では当業者は売り玉3500枚増に対し買い玉1600枚増、非当業者は売り玉1200枚減に対し買い玉700枚増。

総合分析

 ドル高・ユーロ安進行に圧迫されて、ニューヨーク金相場が1100ドル台前半へと続落。これに追随して、東京金期先も円安ながら、4500円台割れへと売られた。ドル高は米国の利上げが年央に実施されるとの観測が強まったことが主因で、17~18日のFOMCで、その利上げ観測に変化が出るのかどうか、また、為替市場がそれにどういった反応を示すのかが、当面、金相場の最重要材料になろう。FOMCの行方に要注目。

白金

目先は修正高の可能性あるが...

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3/13 15:15現在

海外情勢

 中国自動車工業協会が発表した2月の同国新車販売台数は前年同月比0.2%減の159万3300台。春節(旧正月)休暇の期日が毎年ずれる影響を差し引くため1、2月を通して見ると、前年同期比4.3%増と、ほぼ好調を維持した。また、メキシコ自動車工業会が発表した2月の同国自動車生産台数は前年同月比14%増の28万2856台、輸出は同12.6%増の22万2351台。一方、欧州ビジネス協議会が発表した2月のロシア自動車販売台数(乗用車・小型商用車)は同37.9%減で、1月の同24.4%減に続き不調となった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは3日時点で2万3541枚、前週比641枚減。取組高は3日時点で6万8000枚台、11日時点で6万9000枚台。東京市場の取組高は6万7000枚台。カテゴリ別(5日⇒12日)は、当業者は売り玉1200枚減に対し買い玉700枚減、非当業者は売り玉500枚増に対し買い玉100枚減。

総合分析

 対主要通貨でのドル高に押されてニューヨーク白金期近は1150ドル台割れへと続落し、東京白金期先も4400円台割れを余儀なくされた。内外ともに日足チャートの線型は下値切り下げ型のままで足取りは悪い。相対力指数が下値警戒ラインの30ポイントに達したことで、目先的には修正高もあろうが、新規の強材料が乏しいなかではアヤ戻りにとどまる公算も。東京白金期先は4300円台を維持出来るかどうかが当面の焦点。

灯油

弱材料が先行し地合弱い

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3/13 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油は米国内石油在庫の記録的な高水準とシェールオイル増産で一段安を演じており、50ドルが上ガサとなりそうな地合の弱さを示す。一方で売られ過ぎを警戒されて戻す力が認められる。それでも50ドル割れで小幅な往来相場となった。

内部要因

 ニューヨーク原油市場における大口投機玉(ファンド)のポジションは3月3日時点で49万7949枚の買いに対し23万5659枚の売り、差し引き26万2289枚の買い越し(前週26万9837枚)と買い越し玉が減少し、買い気が後退していることを示す。東京バージ灯油市場における非当業者の売買バランスは3月12日時点で4198枚の買いに対し3985枚の売り、差し引き213枚の買い越し(前日281枚)と辛うじて買い越しているものの、その勢いが弱っている。

総合分析

 冬の暖房需要期で話題性はあるが、灯油の人気はいまひとつ盛り上がりを欠いている。これは、海外原油相場に連動するため、下値不安が拭えないからだ。国内現物の売れ行きも伸びず、小売価格ベースでも値下がりしている。輸入原油価格が下がり、コスト軽減から卸値が引き下げられたことが原因で、弱気ムードに結びついている。当面、東京灯油期先は5万7000円弱~6万円弱のレンジで往来相場を続けそうだ。

コーン

作付意向面積を意識した展開

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3/13 15:15現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近はおおむね3.70~3.90ドルの狭いレンジでの取引が続いている。米農務省の需給レポートの発表が終了して、今月末に農家の作付意向面積が発表されるまでレンジ取引になりやすいのは、例年のことだ。そのようななかで、米商品先物会社・アレンデールは、今年の米国のトウモロコシ作付面積を8851万エーカーと予想、前年の9060万エーカー、米農業観測会議の8900万エーカーを下回った。現在、米農務省は作付面積について農家や州の農業事務所を中心に調査しており、その結果は31日に発表されるが、そろそろファンドが天候プレミアムを取りにくる時期にあり、トウモロコシの作付減少を手掛かりに投機資金が流入することも十分に考えられ下値余地は浅そう。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は円安に支援されて比較的堅調な動きを見せている。シカゴ市場は農家の作付意向面積調査を控えてレンジ取引に終始しているため、東京トウモロコシも為替相場を睨みながらの展開となろう。

ゴム

減産期通りの動きとなるか

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3/13 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり187~878トン台。週末現在、原料は49.25バーツ、オファーは4月積178.8セント(円換算約229.2円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は2月28日現在、前旬比222トン減の12,267トン。入庫量189トンに対し出庫量は411トン。
【前検】3月度のゴム品質検査請求(前期)は100枚。

展開予想

 東京ゴムは続落後に反発、週内底値203.5円。週初は米株安、原油安を背景に下落して始まったものの、円安が進行したことや堅調な上海ゴムを受けて買い戻しが先行、東京ゴムがプラス圏に戻った。週中は212円へのトライが失敗したことが手仕舞い売りを誘発、東京ゴムが一時203.5円まで急落したが、売られすぎ感から直ちに反発、その後も円安の進行によって値を伸び、210円台へ戻った。週末、タイ政府が中国に売る200万トンコメと20万トン天然ゴムの件に関しての詳細が発表されたのを受け、上海ゴムが強気を示し、東京ゴムも追随して一時212円台へと値を伸びた。週末現在は212円台前半で推移している。 
 罫線は週初からの横ばい推移の後、3月11日に長い下ヒゲを形成した。週末現在は211円前後で底堅い展開となっている。終値ベースではアップトレンドラインにサポートされた形となっており、底打ちのサインである可能性が高い。当面は下値の目途を207円~209円とした押し目買い優勢の展開となると予想される。
 当先の鞘は減産期による供給逼迫懸念から縮小し、現在は逆ザヤ5円前後での推移となっている。産地の減産期により逆ザヤ状態が継続する可能性もある。

為替

高値警戒感浮上もドル高基調継続

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3/13 15:15現在

海外情勢

 ユーロがギリシャ債務危機再燃の不安から対ドルで12年ぶりの安値をつけ、米国の経済好調、雇用環境の改善を背景にドルが主要通貨に対して軒並み上昇、対円では一時1ドル=122円台に肉薄する動きを見せた。しかし、ドル高警戒感が浮上しており、122円を突破して買い続けるほどの勢いは見られない。

国内情勢

 米国の早期利上げ観測と欧州圏における金利低下を受けてユーロがドルに対して急落、ユーロは円に対しても一段安となり、円・ドル相場は10日に7年8ヵ月ぶりに122円台を突破するなどドル強含みの動きを見せた。一時、高値警戒からドルが後退する不安定な動きを見せたが、ドル高基調に変化はない。

総合分析

 米国の利上げ観測と欧州金融不安の高まりでドル高・ユーロ安、ドル高・円安の展開が続く。米国の経済指標は雇用統計だけでなく、全般的に改善されており、ドルの上昇が続く可能性が高く、1ドル=122円台を買われて123円を窺う可能性がある。米国債の利回りが上昇する公算が大きい状況下で、日銀の量的緩和策が意識されると円安が加速されよう。


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