商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2015年  >  2015年01月26日号

週間相場分析<$MTEntryTitle$>


目先的には修正安の可能性もあるが...

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1/23 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は22日時点で740.45トン。1月7~8日の704.83トンを直近のボトムにして、9~13日の707.82トン⇒14日の707.59トン⇒15日の717.15トン⇒16日の730.89トン⇒20日の742.24トン⇒21日の740.45トン...と増加傾向が続いている。ただし、保有残高の水準そのものは2008年10月以来の低水準のまま。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは13日時点で13万0226枚、前週比8048枚増。取組高は13日時点で40万枚台、21日時点で43万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(15日⇒22日)では、当業者は売り玉1500枚減に対し買い玉3100枚増、非当業者は売り玉6600枚増に対し買い玉2100枚増。

総合分析

 東京金期先は円安とニューヨーク金期近の1300ドル台回復に支援されて4900円台半ばまで続伸。取組高は8万枚台へと増加、特に当業者の買いが増えていることから、東京金市場へ資金が再流入、買いが活発化したなかでの続伸と判断出来よう。目先的にはRSIが70ポイントの高値警戒ラインを突破しており、修正安へ移行する可能性もあるが、ユーロ不安やイスラム国問題などを背景に安全資産の金が売られる公算は小さいと思われる。

白金

修正安後にもう一段高へ向かえるか!?

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1/23 15:15現在

海外情勢

 NUM(南アフリカ全国鉱山労組)に加入する鉱山労働者数千人は雇用や解雇の慣行が不当だとして、白金生産会社ノーザム・プラチナムのゾンダレインデ鉱山で13日からストライキを実施、ノーザム社CEOの更迭を要求していたが、20日、NUMは鉱山労働者らが同日夜からの職場復帰に合意し、1週間続いたストが終結したことを明らかにした。なお、同鉱山は今回ストに参加しなかった労働者への脅迫や暴力行為がエスカレートした影響で、16日に操業を停止していた。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは13日時点で2万8532枚、前週比1232枚増。取組高は13日時点で6万6000枚台、21日時点で6万7000枚台。東京市場の取組高は6万7000枚台。カテゴリ別(15日⇒22日)は、当業者は売り玉4500枚減に対し買い玉3600枚増、非当業者は売り玉100枚減に対し買い玉8300枚減。

総合分析

 円安やニューヨーク白金続伸の支援を得て、東京白金期先は4900円台へと上放れた。日足チャートは上値、下値ともに切り上がる線型となり、もう一段高が期待されるところ。もっとも、連日の陽線引け、RSIの70ポイント台接近で、短期的には一旦、修正安場面があっても不思議ない。その修正安後、もう一段高へ向かえるのか、2013年5月16日の4999円以降、ここが強固な上値抵抗線となっている。これを抜くと総踏み上げも。

ガソリン

売り玉買い戻しでもアヤの域出ない

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1/23 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫が予想外の大幅増加となった。1月16日現在、原油は前週比1010万バレル増の3億9790万バレルとなり、集散地であるオクラホマ州クッシング在庫も同290万バレル増と圧迫感が増大してニューヨーク原油期近は46ドル台まで下げた。引き続き、シェールオイル増産や需要の伸び悩みなどもマイナス要因。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)のポジションは1月13日時点で48万5464枚の買いに対し20万9984枚の売り、差し引き27万5480枚買い越しとなった。東京ガソリンの非当業者売買バランスは1月22日現在、1万4992枚の買いに対し1万0394枚の売り、差し引き4598枚の買い越し(前日4481枚)と買い越しが増え続けている。

総合分析

 東京ガソリンは国内店頭価格が海外原油安を映して大幅に下落したが、割安感が需要を促進する動きが見られない。更なる原油安が見込まれるだけに東京ガソリンは先安不安が拭えず、戻り売りムード。円安を背景に売り玉の手仕舞いで戻しても、そこは売り場となりそうで期先は5万円攻防へ後退も。

大豆

南米豊作機運で米国の輸出にブレーキ

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1/23 15:15現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は21日に3ヵ月ぶりの安値となる9.7225ドルまで下落。ブラジルなど南米大豆に豊作機運が高まるなか、中国が米国産大豆をキャンセルしたことがキッカケとなって売られた。ブラジルでは2月から大豆の収穫が本格化する。米国産に比べてブラジル産が割安なことから、中国だけでなく他の消費国も輸入先を米国からブラジルなど南米にシフトすることが見込まれ、シカゴ大豆相場は軟調な展開が予想される。このようななかで、中国は米国産大豆を150万~200万トンキャンセルするとの見方も出て、米国の大豆輸出にブレーキがかかる可能性が高まっており、シカゴ大豆期近は昨年10月1日の9.04ドルが視野に入ってきた。

国内市場

 東京一般大豆期先はシカゴ安を織り込む動きで5万2000円の下値支持線を割り込むのは時間の問題だ。円安が支援材料となるが、一時ほどの勢いは感じられず、シカゴ安に連動して5万円大台を意識した展開か。

ゴム

200日線を越えて上値トライ出来るか

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1/23 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり380~920トン台。週末現在、原料は50.81バーツ、オファーは2月積171.7セント(円換算約215.8円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は1月20日現在、前旬比262トン減の13,044トン。入庫量210トンに対し出庫量は472トン。
【前検】1月度のゴム品質検査請求(後期)は142枚。

展開予想

 東京ゴムは反発、一時201.9円へ。週初は原油の小反発に買い戻しが先行、一時197.5円まで買われたが、円高に上げ幅を削った。週中、原油が需給緩和懸念の広がりから再び反落したのを眺め、東京ゴムは一旦190.9円に沈んだが、上海ゴム強含みの展開から買戻しが入り、196円台へと値を戻した。週末は銅と原油の反発や、中国の李克強首相が中国経済の安定成長を目指すと強調したことから上海ゴムが急反発、これを受けて東京ゴムも反発し、一時201.9円と週内の高値を付けた。週末現在は198円台後半で推移している。 
 罫線は週中までは一目均衡表の雲の中での推移となったが、1月21日に雲の下限の190.9円にタッチした翌日には、逆に雲の上限を上抜けるという値幅の大きな動きとなっている。さらに200日移動平均線の201.2円も終値ベースで上回っており、短期的には基調が強まっていると考えられる。目先は1月6日の高値215.5円を目指した動きとなると予想される。
 当先の鞘は若干し、現在は順ザヤ11円前後での推移となっている。国内の在庫事情を考えると順ザヤが再度拡大する可能性もある。

為替

ユーロ急落ながら円安基調不変か

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1/23 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク市場ではユーロが対ドルで11年ぶりの安値に下落した。背景はECB(欧州中央銀行)が国債を含む債券購入プログラム(月間600億ユーロ)を発表したため。ドルは対円で0.4%上昇して118円44銭。円は対ユーロで堅調となった。市場では円安・ドル高の基調は不変との見方が多い。

国内情勢

 ユーロの下落が主な動きとなり、欧州の量的緩和によりリスク選好が強まると安全資産としての円買いの動きを警戒する向きもある。日本株が小動きなのは、ドルとユーロの行方が不透明なことで様子を見ているためで、これがドル・円相場にも影響して動意薄の商状を示している。邦銀担当者は対ドルでは円の弱さが続くとして次の動きを待っている格好。

総合分析

 ユーロが量的緩和で急落し、スイスフランも堅調になるなど、リスクマネーの動きが活発化しているため、どこへ資金が流れるか注目されるが、当面、米ドルへ資金が集中する可能性が高く、結果的にドル高・円安の流れが戻ってくると判断して良さそうだ。外資系金融機関は1ドル=120円へ向かう可能性が高いと見ている。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引150,000円・損失限定取引453,000円(平成29年3月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成29年3月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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