商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2015年  >  2015年01月19日号

週間相場分析<$MTEntryTitle$>


もう一段水準を切り上げられるか!?

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1/16 15:15現在

海外情勢

 英バークレイズは今年の金価格見通しを年平均で1オンス=1180ドルから1170ドルに下方修正、2016年の見通しを1150ドルとした。金価格は金利上昇に伴って下落する傾向があり、FRBの利上げ発表が数ヵ月後に予想されるなか、下げ圧力にさらされているという。また、同社は、投資家の金離れが加速し、今年第3四半期(7~9月)には金価格が2010年4月以来初めて、1130ドルまで下落するとも予想した。

内部要因

 ニューヨーク金市場における大口投機玉(ファンド)の買い越しは6日時点で12万2178枚、前週比6341枚増。取組高は6日時点で39万枚台、14日時点40万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(8日⇒15日)では、当業者は売り玉3900枚増に対し買い玉5600枚増、非当業者は売り玉1000枚増に対し買い玉600枚減。

総合分析

 東京金期先は16日に4726円まで上昇し、昨年12月10日の4728円を上抜いた。今後、16日の高値からもう一段大きく水準を切り上げられないと4700円強が上値抵抗として強く意識され、日足チャートで"Wトップ"を形成する可能性も。水準を切り上げられるかどうか、そのカギを握るのは円相場、そして、ニューヨーク金の動向。そのニューヨーク金については、25日のギリシャ総選挙、27~28日のFOMCが重要なポイントになる。

白金

4800円台を回復出来ないと二番天井形成も

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1/16 15:15現在

海外情勢

 中国汽車工業協会が発表した2014年の同国新車販売台数は前年比6.9%増の2349万1900台、2014年の同国自動車生産台数は前年比7.3%増の2372万2900台となり、ともに2300万台を超えて6年連続で世界一となった。また、2014年12月の同国新車販売台数は前年同月比12.9%増で、伸び率は同年11月の同2.3%、同年10月の2.8%を大幅に上回った。

内部要因

 ニューヨーク白金市場における大口投機玉(ファンド筋)の買い越しは6日時点で2万7300枚、前週比156枚増。取組高は6日・14日時点ともに6万6000枚台。東京市場の取組高は6万7000枚台。カテゴリ別(8日⇒15日)は、当業者は売り玉200枚増に対し買い玉400枚増、非当業者は売り玉400枚減に対し買い玉600枚減。

総合分析

 東京白金期先は今年に入ってまだ4800円台を回復出来ていない。円相場が1ドル=116円台へと反発したことや、ニューヨーク白金期近の上値が重くなってきていることが影響していると推察される。このまま4800円台を回復出来ず仕舞いとなると、日足チャートで昨年12月の高値に対して、今年1月の高値が二番天井となり、一旦、失望売りに見舞われる恐れも。二番天井形成となってしまうのかどうか、円相場の動向やニューヨーク白金の動向を注視したい。

原油

ニューヨーク原油が乱高下

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1/16 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油相場はOPECが加盟国産原油の需要見通しを下方修正したことや、前日急反発した反動もあり急落場面を迎えた。また、北海ブレントとWTIが同ザヤ化から、一瞬ではあるが、WTIがブレントより上ザヤとなる現象が見られた。世界の石油需給が供給過剰となっているために下げた原油相場であり、OPEC加盟国も減産に踏み切らず、下支えとなる材料が見当たらない。米国の景気動向が原油相場に影響を与え、米株価の動きも無視出来ない。50ドルが上値抵抗ラインとなっている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)のポジションは1月6日時点で44万0821枚の買いに対し17万2021枚の売り、差し引き26万8800枚買い越し。東京原油市場における非当業者の売買バランスは1月15日時点で、1万5924枚の買いに対し6490枚の売り、差し引き9434枚の買い越しと買い玉が増加している。

総合分析

 ニューヨーク原油期近の下値不安は消えない。サウジアラビアやアラブ首長国連邦が減産を否定し、安値低迷で外貨収入が激減しても辛抱している異常事態は長続きしないと思われるからだ。米国で複数のシェールオイル開発会社が原油急落を原因として倒産。更に倒産件数が増えるといわれる。こうした動きから推して、売られ過ぎの印象は強い。イスラム国と欧米との軍事的衝突で中東地域の油田被害が拡大する恐れも拭えない。50ドルへの反騰はあろうが、下値不安も解消しておらず、乱高下が続こう。

コーン

シカゴ3.50ドル目指す動きを予想

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1/16 15:15現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は下げ止まらず、15日には3.76ドルまで下落した。テクニカルな下値支持線3.75ドルを割り込まなかったものの、3.75ドルを維持出来なければ昨年11月5日の3.59ドル、3.59ドルをブレイクした時は同10月1日の3.1825ドルが下値目標となろう。12日の米農務省レポートでは、2014年の米国トウモロコシ生産量(142億1600万bus)、2014~15年度の米国期末在庫見通し(18億7700万bus)ともにアナリストの事前予想平均を下回ったものの、米国のエタノール在庫が2年ぶりの高水準になり、原油安でガソリンよりエタノール価格が割高になったことが嫌気されて大幅安となった。値頃感から、台湾や韓国が米国からトウモロコシを買う動きを見せているものの、ウクライナや南米など競合国との熾烈な競争に打ち勝つためにはもう一段価格を下げる必要があり、シカゴトウモロコシ期近は3.50ドルが当面の目標となろう。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は年初からダウントレンドを描いたままで、15日には2万6000円まで下落した。シカゴ安と円高のWパンチで思わぬ下げを演じたが、昨年11月20日の2万5300円が視野に入ってきた。目先、シカゴ安と円高の揺り戻しが予想されるが、その場面で売るのも一法か。

ゴム

200円上は売り圧力が強いか

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1/16 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり340~760トン台。週末現在、原料は50.91バーツ、オファーは2月積174.0セント(円換算約214.0円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は12月31日現在、前旬比319トン増の13,306トン。入庫量643トンに対し出庫量は324トン。
【前検】1月度のゴム品質検査請求(前期)は40枚。

展開予想

 東京ゴムは急落、191円台へ。週初からの円高の進行、原油の続落を受け、東京ゴムは手仕舞い売りが先行して始まった。週央、銅市場の暴落が始まり、また、原油市場が6年ぶりの安値に沈んだこともあって、東京ゴムは下げ足を速めた。週末を前に原油市場の小反発に、一旦、買い戻される場面もあったが、ユーロの急落による円高に再び売られ、また、上海ゴムも年末からの堅調地合いを維持できなかったことで、東京ゴム市場は失望売りに更に下値を追う展開となり、先限の下げは191円台に達した。週末現在は192円台前半で推移している。 
 罫線は200日移動平均線を割り込み、さらに一目均衡表の雲の中に入っており、今後は雲の中でのレンジ内の推移が予想される。当面は上値の目途を200円~202円とした戻り売り優勢の展開になる可能性が考えられる。下値の目途は190円台だが、直近の安値である188円を割れると急落も考えられるので、注意が必要となる。
 当先の鞘は主に先限が売り込まれたことにより縮小し、現在は順ザヤ10円前後での推移となっている。国内の在庫事情を考えると順ザヤが再度拡大する可能性もある。

為替

スイスショックで円高場面

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1/16 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク市場はスイス国立銀行(中央銀行)が対ユーロで設定していたスイスフランの上限(1ユーロ=1.2スイスフラン)を撤廃すると発表、インド準備銀行(中央銀行)が1年8ヵ月ぶりに利上げを決定するなど想定外の状況が発生した。ユーロが主要通貨に対して急落、米国債の買いが強まるなか、長期金利低下で円買い・ドル売りが加速され、1ドル=116円台へ。12月の米小売売上高が1年ぶりの大幅減少となったこともドルが売られた理由。

国内情勢

 東京外国為替市場ではスイスフランの対ユーロ上限撤廃のショックで円は対ドルで1ヵ月ぶりの円高となり、一時、1ドル=115円90銭台と昨年12月16日以来の水準まで円が上昇した。市場関係者はスイスショックが一過性の現象との受け止め方が多いものの、米金利下落でドル安・円高へ振れる可能性を警戒している。このほか、日本株と為替との関係についても無視できないとの見方が少なくない。

総合分析

 スイス国立銀行がスイスフランの対ユーロ上限撤廃と同時に、市中銀行が中央銀行に預け入れる金利をマイナス0.75%へ引き下げたことでスイスフランが急騰、対スイスフランでユーロとドルの売りが急加速されたため、円が対ドルで急上昇する場面を迎えた。こうした動きはまだ続くとの見方が多く、当面、ギリシャ絡みの欧州金融不安もあり、安全通貨としての円が買われる恐れがあるため、ドル高・円安の流れに戻るには時間がかかりそうだ。目先、117円の攻防へドル買い・円売りが進むと、そこで再びドル反落(円反発)となる恐れがある。


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