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週間相場分析2014年03月17日号


FOMC控えて様子見ムードも!?

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3/14 15:30現在

海外情勢

 中国黄金協会によると、中国の金需要は今年第1四半期(1-3月)に前年同期比で17%減少する可能性がある。昨年に金を購入した買い手が今年の金価格回復に伴って購入を控える見込み。ただ、同協会の張副会長は販売量の減少が一時的である可能性を指摘。『昨年は金価格が大幅に下落した特別な年で、大量の金が購入された。今年も祭礼・婚礼シーズンが始まれば、需要は再び増加し始めると思う』と述べた。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは4日時点で11万5166枚、前週比5702枚増。取組高は4日時点で39万枚台、12日時点で42万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリー別(6日⇒13日)では、当業者は売り玉2800枚減に対し買い玉3900枚増、非当業者は売り玉3800枚増に対し買い玉3000枚減。

総合分析

 東京金期先は4500円台に乗せて年初来の最高値を更新。目下のところ、中国企業のデフォルトリスクやウクライナ情勢を睨んだ安全資産の金買いでニューヨーク金価格が続伸基調にあることが後押ししている格好だ。ただ、押目らしい押目がないままに水準を切り上げてきたこと、18~19日のFOMCを控えてニューヨーク金が様子見ムードを強める可能性があることを考慮すると、目先的には東京金期先も上昇一服となり、本格的に調整安へ移行しても不思議はない。

白金

二段上げ、あるいは二番天井か

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3/14 15:30現在

海外情勢

 中国自動車工業協会が発表した2月の同国新車販売台数は前年同月比17.8%増の159万6400台。一方、インド自動車工業会が発表した2月の同国新車総販売台数(乗用車+商用車)は前年同月比9.9%減の26万5731台と、15ヵ月連続で前年実績を下回った。また、SIA(半導体工業会)が発表した今年1月の世界半導体売上高は前年同月比8.8%増の262億8000万米ドルで、1月の売上高としては最高値を達成した。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは4日時点で3万9647枚、前週比4571枚増。取組高は4日時点で6万6000枚台、12日時点7万枚台。東京市場の取組高は5万枚台。カテゴリー別(6日⇒13日)では、当業者は売り玉3900枚減に対し買い玉200枚増、非当業者は売り玉2300枚増に対し買い玉1800枚減。

総合分析

 東京白金期先は4900円台後半まで水準を切り上げ、今年1月21日の4984円に急接近。今後、この1月の高値を抜けば日足チャートは二段上げの線型、逆に抜けなければ二番天井形成の姿になるだけに、その成り行きが注目される。なお、目先的には18~19日のFOMCを控えて不安定に推移する可能性もあるが、肝心なのはその後で、南アフリカ共和国での鉱山スト継続や中国の景気減速懸念などの強弱材料を市場がどう評価し、相場が上下どちらに動くのか注視したい。

灯油

原油反発に連動

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3/14 15:30現在

海外情勢

 ニューヨーク原油期近は安値から反発した。これは米週間新規失業保険申請件数が減少、小売売上高が前月比プラスに転じたことなどを好感したもの。更に、ウクライナ情勢が緊迫化しており、ロシアからの原油や天然ガス輸出が停止する懸念が残っていることも響いている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場におけるファンドのポジションは3月4日現在、42万5818枚買い越しと連続増加した。買い玉の増加、売り玉の減少が明確で、ファンドの買い気の強さが示された。東京灯油市場における非当業者の売買バランスは、13日時点で1088枚の買い越しと、連続して買い越し状態が続いている。

総合分析

 ニューヨーク原油期近は97ドル台まで下落したものの、その後は米国の景気回復期待から反発した。このまま100ドル台に返り咲けば、原油価格に連動する東京灯油期先も再び地合が引き締まる。気掛りなのは国内が冬の暖房需要期が終わりつつあり、灯油需要が減少する懸念があることで、当面、東京灯油は神経質な動きを余儀なくされそう。期先が短期で節目となる7万8000円に届くかどうか見極めたいところ。

コーン

中国とウクライナ、為替の動きに注目

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3/14 15:30現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は3月7日に4.95ドルまで上昇したが、11日に4.60ドル台後半まで下落、その後は4.70~4.80ドル台の揉合を続けている。5ドルに接近して、さすがに上げ過ぎ感が台頭したのと、現地時間10日の米農務省レポートにおいて2013~14年度の米国トウモロコシの期末在庫見通しが14億5600万busと2月の14億8100万busから下方修正されたものの、世界需給は中国の豊作などで供給面に不安はないとの見方が利食売りを誘ったものだ。年間1850万トンのトウモロコシを輸出するウクライナの政情不安は、米国産トウモロコシへのシフトを促進するとの見方から強材料となるが、中国の景気減速懸念は米国のトウモロコシ輸出を減少させるので弱材料になるため、両国の動向から目を離せない。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は10日に2万7870円まで上昇、昨年7月10日の2万7800円をわずかに上抜いたが、シカゴ市場同様上げ過ぎ感から反落を強いられた。そのようななかで気になるのは為替相場がウクライナ緊張や中国の経済原則懸念から円高に振れて相場の頭を押さえていること。為替が1円の円高になるとトウモロコシの輸入コストはトン当たり300円下落するだけに注意が必要だ。

ゴム

240円で踊り場を形成して上値を目指せるか

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3/14 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり100~300トン台。週末現在、原料は67.17バーツ、オファーは4月積232.00セント(円換算約246.60円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は2月28日現在、前旬比747トン増の21456トン。入庫量1851トンに対し出庫量は1104トン。

展開予想

 東京ゴムは続伸し、240円台へ。週初は中国の景気後退懸念により220円台前半まで売られるも、その後は上海ゴムの自律反発に伴い一気に240円台に突入。週末現在はウクライナ情勢による円高を嫌気した手仕舞い売りが若干優勢となり、230円台後半で推移している。
 罫線は三角保合いによる抵抗線の227.0円、ダブルトップ形成の237.3円、雲の下限である240.6円を軒並み突破した。雲の上限は249.0円に位置しているが、短期間でその水準まで急上昇するとRSI14は明らかに買われ過ぎを示すため、現状雲抜けは難しい。最終的に抜けるとしてもその前に調整が必要と考える。
 ファンダメンタルズでは乾期による生産減が懸念されるものの、現状は供給逼迫の声は聞こえてこない。また中国の景気後退懸念により銅、原油などの他商品市場は下落基調にあるなど、強気材料に乏しい。
 鞘は先週と同様に、期近~中限が高い状態が継続している。しかし、増え続ける国内在庫量を考えると、再び順鞘に修正されていく可能性は十分にあるだろう。

為替

101円をにらむ展開を予想

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3/14 15:30現在

海外情勢

 ユーロがドルに対し下落したのは、ECB(欧州中央銀行)がユーロ高をデフレリスクとみなして、ユーロ売りが優勢となったため。ウクライナ情勢の緊迫化と中国経済に対する悲観的な見方から、安全通貨として円が買われ1ドル=101円半ばまで上昇した。当面、18日~19日に開かれるFOMCの動向に関心が集まっている。

国内情勢

 米週間新規失業保険申請件数が前週比9000件減少の31万5000件と改善され、ドルが強含みとなる場面もあった。一方で、中国の経済統計は小売売上高と工業生産が予想を下回るなど、日本株の下落に結びついたために円高へ振れている。

総合分析

 米小売売上高が3ヵ月ぶりにプラスへと転じ、雇用情勢も改善されているものの、ドルが円に対して下げたことは、まだ、米景気回復が緩慢であることの裏付けか。ウクライナ情勢の混乱と中国経済の減速懸念で日米の株価が下落しており、為替は円高・ドル安となる可能性が高いと見る向きが多く、とりあえず、3月3日の101円26銭、そして2月4日の100円76銭が目標になる。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引150,000円・損失限定取引453,000円(平成29年3月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成29年3月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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