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週間相場分析2014年02月24日号


目先は応分の修正安も!?

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2/21 15:30現在

海外情勢

 WGCが公表した報告書『Gold Demand Trend』によると、2013年の世界の金需要は前年比15%減の3756.1トン。金ETFからの資金流出に伴う金現物売り(880.8トンの売り)が需要減につながった。また、国別の宝飾品および金地金・コイン需要は、中国が同32%増の1065.8トンで世界第1位の座についた。インドも同13%増の974.8トンと伸びたが中国には及ばなかった。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは11日時点で7万1201枚、前週比6262枚増。取組高は11日時点で37万枚台、19日時点で39万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリー別(13日→20日)では、当業者は売り玉1万400枚減に対し買い玉5200枚増、非当業者は売り玉4900枚増に対し買い玉1万700枚減。

総合分析

 ニューヨーク金期近は1300ドル台、東京金期先は4300円台へとそれぞれ続伸。相対力指数が高値警戒ラインの70ポイントを突破したことから、目先的には応分の修正安が予想されるが、チャートの線型が好転して下値に対する不安が後退したことから推して、修正安からそのまま足取りを崩す可能性は低そう。WGCによると、今年の金需要がインドで900~1000トン、中国で1000~1100トンと好調見通しにあることも下支え要因に。

白金

半値戻し達成で目先は調整安も

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2/21 15:30現在

海外情勢

 欧州自動車工業会が発表した1月の欧州主要18ヵ国の新車販売台数は、前年同月比5%増の89万7100台。前年実績を上回るのは5ヵ月連続。前年が9%減と落ち込みが大きかった反動という側面もあるが、債務危機の影響は薄れて回復傾向が続いている。また、中国自動車工業協会が発表した1月の同国新車販売台数は前年比6%増の215万6400台で、単月としては3ヵ月連続で過去最高を更新した。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは11日時点で3万2398枚、前週比918枚減。取組高は11日時点、19日時点ともに6万3000枚台。東京市場の取組高は6万1000枚台。カテゴリー別(13日⇒20日)では、当業者は売り玉3500枚減に対し買い玉600枚増、非当業者は売り玉100枚増に対し買い玉4100枚減。

総合分析

 東京白金期先は4700円台半ばへと続伸。その結果、1月21日の4984円から2月5日の4490円までの下げ幅494円に対して半値以上を取り戻した。 "半値戻し"という大きな節目に達したことから、当面は調整安へ移行する公算があるが、継続している南アフリカ共和国での鉱山ストや世界的な自動車生産・販売の好調に伴う白金需要増加観測などが下支えとなり、底固い基調を維持する可能性が高い。

灯油

日米ともに異常低温を反映

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2/21 15:30現在

海外情勢

 ニューヨーク原油が米北東部の異常低温など、暖房油需要の増加で原油在庫が取り崩されていると判断され上昇した。寒波が米国経済に悪影響を与え、同国の景気回復の先行き見通しが悪化する恐れが出てきたことが原油の先安不安に結びつくとの見方もあるが、米国内の石油需要増加を反映した在庫減少が強いサポート要因。

内部要因

 ニューヨーク原油の大口投機家のポジションは2月11日現在、48万6742枚の買いに対し10万4408枚の売り、差し引き38万2334枚買い越し。カラ売り(ショート)が買い戻されて原油価格が急上昇した。これに連動して東京灯油も20日現在、非当業者の売買バランスは5193枚売りに対し8547枚の買い、差し引き3354枚の買い越しとなっている。

総合分析

 東京灯油相場は海外原油高に連動、それに加えて国内現物価格は異常低温による需要増加を受けて堅調となり、東京灯油期近の地合を引き締め、それが期先にも影響している。円高が上値を抑える可能性はあるが、ニューヨーク原油の動きを反映する東京灯油の相場展開のパターンに変わりなく、より上値余地も広がる。

大豆

弱材料吸収して上昇する力強さ

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2/21 15:30現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は2月19日に13.7175ドルまで上昇、昨年12月10日の13.5350ドルを上抜いた。チャート上では13.50ドルが上値抵抗線の姿を見せてきたが、このままの勢いを維持すれば14ドルに肉薄する芽が出てきたといえそうだ。南米の豊作圧迫、2014年における米国大豆作付急増予想などの弱材料がありながら、シカゴ大豆が堅調を維持しているのは、2013~14年度の米国の大豆需給見通しで在庫率が4.5%と厳しい状況にあることが示されたからだ。シカゴ大豆市場における大口投機家の買い越しは2月11日現在で18万9763枚と4日時点の16万5359枚より2万4404枚増えており、買方ファンドの勢いを感じざるを得ない。日米の寒波、英国の洪水、南米の高温乾燥など世界的異常気象も穀物を含めた農産物の上昇を導いていることも大豆高の背景といえよう。なお、米農務省は農業観測会議で2014年の米国の大豆作付面積を前年より300万エーカー多い7950万エーカーとしたが、市場予想より少なく支援材料になった。

国内市場

 東京一般大豆はシカゴ大豆高を映して、19日に5万6320円まで上昇した。円高地合のなかでの上昇で、底固さを見せたといえよう。シカゴの先安観が後退しているだけに、今後の状況次第では昨年12月10日の5万7900円が視野に入ってくる。

ゴム

220円で下げ止まるか

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2/21 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり360~450トン台。週末現在、原料は64.06バーツ、オファーは3月積224.00セント(円換算約239.70円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は2月10日現在、前旬比707トン増の18094トン。入庫量2628トンに対し出庫量は1921トン。
【前検】2月度のゴム品質検査請求(後期)は新規のみで、696枚(3480トン)。前期分は一部キャンセルされ376枚(1880トン)となったため、合計は1072枚(5360トン)。

展開予想

 東京ゴムは一時230円台半ばまで値を戻すも、再び反落。週初から株高・他商品高につられ東京ゴムも上昇、戻り高値は237.4円。しかし、週半ばに中国PMI(製造業購買担当者景況指数)が予想値を下回る48.3ポイントと発表され、株・商品ともに大きく反落。東京ゴムもCBを発動させ一気に220円台半ばまで値を崩した。週末現在もその水準で取引されている。
罫線はヘッドアンドショルダー(三尊)を形成しつつあるか。下抜ければ、直近安値210.0円を再度トライする展開となりそう。上海ゴムも16000元をキープできなかった。双方とも、継続して罫線の形は悪いものとなっている。
 鞘は一進一退を繰り返しながらも、日々大きく変動している。しかし、増え続ける国内在庫量を考えると、順鞘が再び拡大していく余地は十分にあるだろう。

為替

安全通貨の円が買われる

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2/21 15:30現在

海外情勢

 中国の1月のPMI(製造業購買担当者景況指数)の悪化やIMF(国際通貨基金)による世界経済の下ブレリスクに対する警告などを映し、安全通貨としての円が買われたが、1ドル=102円台前半の動き。22~23日にシドニーで開かれるG20(20ヵ国・地域財務相・中央銀行総裁会議)の結果が注目されている。

国内情勢

 世界経済の先行き不安を示唆するIMFレポート(中国など新興国経済の減速懸念)を見て日本株が軒並み急落、新興国経済のリスクも予想されるため、安全資産の円が買われた。南米やアジア新興国の経済混乱で通貨下落が懸念されるなか、最も信頼されたのが円というわけだ。邦銀為替担当者は、『日本株安=円高という反射的な反応が認められた』としている。

総合分析

 日本の貿易収支が1979年以降で最大の赤字となったが、円高を抑えることが出来ない。中国発の経済見通し不安は米国の量的緩和策縮小が発端との見方もあり、これがG20で話題となれば米国の金融政策が軌道修正される余地があると見る向きがあるが、それは少数意見のようで、当面、円高不安は拭えず、100円大台を試す場面もあり得る。


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