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週間相場分析2014年02月17日号


売り玉整理一巡後の動向を注視

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2/14 15:30現在

海外情勢

 ロシア金生産者連盟のセルゲイ・カシューバ代表によると、今年の同国産金量は過去最高だった2013年の254トンを約5%下回る見通し。 2013年の金相場が一年間で28%下落、32年ぶりの大きな落ち込みとなったことで、金鉱開発事業が遅延を余儀なくされているのが背景。一方、世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は13日時点が806.35トンで増加傾向が続いている。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは4日時点で6万4939枚、前週比1402枚減。取組高は4日時点36万枚台、12日時点37万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリー別(6日⇒13日)では、当業者は売り玉1万500枚減に対し買い玉2500枚増、非当業者は売り玉3100枚減に対し買い玉1万6200枚減。

総合分析

 ニューヨーク金期近、東京金期先ともに年初来の最高値を更新し、日足チャートの姿からは内外ともに基調の引き締まりが窺える。当面、2月の月末、第1四半期末の3月を控えて、玉整理中心で不安定に推移することも予想されるが、そうしたなかで、引き続き底固く推移出来るかどうか、要注目。なお、東京金については取組高の急減が若干気懸り。これまでの上昇は売り玉の手仕舞(⇒取組高急減)主導と推察されるが、売り玉整理一巡後、新規に買われるのかどうか注視したい。

白金

半値戻しを達成出来るかが焦点に

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2/14 15:30現在

海外情勢

 インド自動車工業会によると、1月の同国内乗用車販売は前年同月比7.6%減の16万0289台と、4ヵ月連続で減少。また、今年度(3月終了)の同国内乗用車販売台数は1月までに、前年同期比で5.2%の減少となっている。一方、米半導体工業会によると、2013年の世界半導体売上高は前年比4.8%増の3056億ドル(約31兆円)となり、過去最高を更新。地域別では、北米など米州が13.1%増と好調で、欧州も5.2%と堅調に推移。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは4日時点で3万3316枚、前週比3573枚減。取組高は4日時点で6万1000枚台、12日時点で6万3000枚台。東京市場の取組高は6万4000枚台。カテゴリー別(6日⇒13日)では、当業者は売り玉800枚増に対し買い玉200枚増、非当業者は売り玉1100枚増に対し買い玉1800枚増。

総合分析

 東京白金期先は円高一服やニューヨーク白金の続伸、金価格の堅調を受け4700円まで切り返した。ただ、それ以前の下げ幅494円安(1月21日4984円⇒2月5日4490円)に対し半値戻しには満たず、まだ修正高の域を出ない。少なくとも下げ幅に対して半値戻し(247円高の4737円)を達成出来ないと、本格的な基調回復とは言い難く、当面はその半値戻し水準に達するかどうかが焦点になろう。

ガソリン

海外原油高に追随

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2/14 15:30現在

海外情勢

 ニューヨーク原油期近が100ドル台を回復した。その背景は米株価への不安によるリスクオフの買いと、米国内の石油需給タイト化を示唆する米原油集散地在庫の大幅減少を映したものだ。ファンドの買いが増加しており、ニューヨーク原油先物市場の取組高急増は先高人気の台頭を示すもの。

内部要因

 東京ガソリン先物市場における非当業者の売買バランスは13日時点で、1万2822枚の売りに対し1万2978枚の買い、差し引き156枚買い越しとほぼ売買均衡の状態。なお、ニューヨーク原油市場における大口投機家の買い越しは増加し続けている。

総合分析

 東京ガソリンはニューヨーク原油主導の展開、いわゆる"写真相場"から抜け出せない。そのため、海外原油相場が堅調ならば、その後追いのパターンとなる可能性が高く、上値余地は十分あると見る市場関係者が多い。そのようななかで、東京ガソリン期先は8万2000円クリアへ向けた上昇の可能性が高い。

コーン

輸出需要好調が相場支える

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2/14 15:30現在

海外市場

 現地時間10日に発表された2013~14年度の米国のトウモロコシ需給見通しで目立ったのは、輸出需要が16億busと1月見通しの14億5000万busを1億5000万bus上回り、期末在庫が14億8100万busと1月み見通しの16億3100万busを下回ったことだ。輸出需要が上方修正されたのは、一時8ドル台だったシカゴトウモロコシが半値近くまで下落、南米産やウクライナに比べて割安なため、日本や韓国など東アジア向けを中心に活発に輸出されたからだ。2013年は米国のトウモロコシが大豊作だったことから一時はシカゴトウモロコシの4ドル割れを予想する向きがあったが、安値が需要を喚起して需給改善を好感した買いにシカゴトウモロコシは堅調を維持している。13日に米農務省は長期需給予測を発表、2014年の米国トウモロコシの作付面積を9350万エーカー(前年9720万エーカー)と予測したが、21~22日の米農務省農業観測会議ではより精度の高い数字が発表されるので注目したい。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は2月5日の2万5400円から12日の2万6090円まで700円ほどの上昇を演じるなど底固い動きを見せた。為替が円高でも堅調で、これで再び円安に転じると上昇に弾みがつく公算が大きい。

ゴム

220円で下げ止まるか

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2/14 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり260~450トン台。週末現在、原料は63.42バーツ、オファーは3月積215.00セント(円換算約230.10円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は1月31日現在、前旬比1913トン増の17387トン。入庫量3468トンに対し出庫量は1555トン。

展開予想

 東京ゴムは一時230円台まで値を戻すも、再び反落。先週に付けた安値からの反発は、市場に売られ過ぎの印象を植え付け、一気に230円台まで切り返した。大荒れの相場が一服するかに思えたが、その値段帯でも再びファンドの新規売りにより週半ばからはじりじりと値を削られ、週末には220円台前半まで反落した。
罫線は230.0円付近で踏み止まれなかったことは弱材料。再度安値をうかがう展開となる可能性がある。上海ゴムも16000元を回復できず、じり安の罫線を形成している。ファンダメンタルズでは米新規失業保険申請件数や中国消費者物価指数などが発表されたが、市場へ大きなインパクトを与えるものではなかった。
 鞘はファンドが先限を中心に売り込んだため順鞘は大きく縮小し、先2本にいたっては逆鞘にまでなっている。しかし、増え続ける国内在庫量を考えると、順鞘が再び拡大していく余地は十分にあるだろう。

為替

安全通貨の円買い目立つ

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2/14 15:30現在

海外情勢

 米長期金利の低下を背景にしたドル売りで1ドル=102円の攻防。アジア株下落で安全通貨として円を買う動きもあった。米上院が米連邦債務上限引き上げ法案を可決、最大のドル不安要因は後退したが、新興国通貨の暴落で円が反発へと向かったものの、中国でデフォルト懸念が台頭するなど不安は拭えない。

国内情勢

 中国における石炭関連の投資信託破綻の話題から新興国通貨不安が再燃する恐れが出たうえ、イエレンFRB議長が議会証言で、『米経済指標が不透明』と発言、これが米株価の弱材料とされて日本株安の一因となった。円高地合が株安を促し、株安が円高を呼ぶ不安定な動きを余儀なくされた。

総合分析

 FRBが量的緩和策を慎重に進める方針を明らかにしたことがドル不安を呼び、ドルが主要通貨に対して下落する動きを見せたことに加え、新興国通貨への不安が根強いことも円買い圧力となりそう。1ドル=101円台前半のドル安・円高を予想する関係者もいる。


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