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週間相場分析2014年02月03日号


底固さも見せ始める!?

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1/31 15:30現在

海外情勢

 香港政府統計局によると、2013年12月の中国の香港からの金純輸入量は94.847トン、前月(76.393トン)比24%増加し、2013年通年では過去最高の1158トンとなった。一方、インド財務省は1月27日、現行の厳しい金輸入規制を3月末までに再検討する意向を表明した。経常赤字の拡大を受けてインド政府は金の輸入関税率を過去最高の10%に設定、また、インド準備銀行(中央銀行)は金の総輸入量の20%を輸出に振り向けることを義務付けている。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは1月21日時点で4万6583枚、前週比2570枚増。取組高は1月21日時点で41万枚台、29日時点で37万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリー別(1月23日⇒30日)では、当業者は売り玉1300枚減に対し買い玉1200枚増、非当業者は売り玉1000枚減に対し買い玉3500枚減。

総合分析

 一時1ドル=101円台に達した円高地合やFRBの量的緩和策追加縮小決定、米国のGDP改善などを受けて、東京金期先は一時的に台割れしたものの4100円台を維持。ニューヨーク金期近も1200ドル台を維持、相対力指数は内外ともに今年に入って50ポイント近辺を下値に推移しており、徐々に底固さを強め始めた印象を受ける。ただし、中国の旧正月明けで金の需要最盛期がピークアウトすることや新興国通貨を中心に為替相場の乱高下不安があることなどから、もうしばらくは慎重に成り行きを見守る必要があろう。

白金

4600円近辺で下げ止まれるかが焦点

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1/31 15:30現在

海外情勢

 南アフリカ共和国の白金大手3社と鉱山労組AMCUとの協議は、3社から3年契約で毎年7%のベースアップの新提案が示され、再協議を現地時間31日に行う予定で一旦終了した模様。ただ、フランスの通信社に対してAMCU代表者は、『組合員が提示を承認することは難しい』と述べており、早期解決への望みは薄いと見られる。なお、AMCUは、鉱山労働者の最低賃金を現在の約2倍にあたる毎月1万2500ランド(約1100ドル)に引き上げるよう要求している。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは1月21日時点で3万4997枚、前週比2617枚増。取組高は1月21日時点、29日時点ともに6万枚台。東京市場の取組高は6万1000枚台。カテゴリー別(1月23日⇒30日)では、当業者は売り玉3300枚増に対し買い玉300枚減、非当業者は売り玉3700枚減に対し買い玉ほぼ変わらず。

総合分析

 "内外株価の軟調⇒景気の先行き不安⇒白金の産業向け需要の先行き懸念"の連想や一時1ドル=101円台に達した為替の円高地合、米GDP改善に伴う米株高・金価格下落などから東京白金期先は続落、4700円台を割り込んだ。これは、昨年12月20日の4458円から今年1月21日の4984円までの上げ幅(526円高)に対し3分の2押し水準(350円安の4634円)以上に相当。こうなると、まずは4600円近辺で下げ止まれるかどうかが焦点に。

灯油

原油堅調を反映

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1/31 15:30現在

海外情勢

 昨年第4四半期の米国のGDPが好調だったことから、個人消費の回復が期待され、ニューヨーク原油期近は98ドル台と年初来の高値をつけた。米北東部の寒波による暖房油需要の増加も支援要因となり、米国内の流通円滑化で米国内原油在庫が減少する可能性も注目されている。

内部要因

 東京灯油市場における1月30日現在の非当業者の売買バランスは5215枚売りに対し8311枚買い、差し引き3096枚買い越しと先高人気が強い。円高でひと頃より買い気は鈍化したように見えるが、限月間のサヤは期近高・期先安の"逆ザヤ"で現物の品薄を物語っており、これを重視したい。

総合分析

 ニューヨーク原油の堅調が追い風になり、東京灯油も上昇基調を強めることになろう。米景気回復を背景に原油の底固さが確認されると下値不安が大幅に後退する。更に為替が円安へ振れる可能性が高まっていることから、買い気が刺激される公算が大きく、期先は8万円奪回へ向けた展開を見込めそうだ。

大豆

中国が米国大豆を保険買い

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1/31 15:30現在

海外市場

 1月の米農務省レポート以降、市場の話題になっているのはブラジル、アルゼンチンを中心とした南米大豆の動向と中国の動きだ。ブラジルは2013~14年度の大豆生産量が9000万トンを超えると見方が一般的で、アルゼンチンも干ばつ懸念が解消して豊作を予想する声が聞こえてきた。このようななかで注目されるのが中国の動きだ。中国は、南米で大豆の収穫作業が進展するにつれて、買い付け先を米国から南米にシフすることは目に見えており、これがシカゴ大豆の圧迫材料になっている。ただ、シカゴ大豆期近が12ドル台後半で下げ渋っているのは、ブラジルでは大豆を内陸部からトラック輸送するうえ、港湾設備も不備なため、大豆の船積み遅れが恒例になっているため。中国は、船積み遅れの保険として、で米国から大豆を買い付けているが、荷がスムーズに船積みされるようになれば南米産へのシフトは進展する。シカゴ大豆期近はジリ安基調を継続しよう。

国内市場

 東京一般大豆期先日足は、シカゴの軟弱地合と円高が弱材料となり、下値切り下げの姿を見せている。30日に5万3850円まで下落、昨年11月20日の5万3910円を下回って、地合の悪さが目立つ。

ゴム

旧正月の中、225円が維持できるか

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1/31 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり120~430トン台。週末現在、原料は63.20バーツ、オファーは2月積225.50セント(円換算約239.10円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は1月20日現在、前旬比2310トン増の15474トン。入庫量3155トンに対し出庫量は845トン。
【納会】当限1月限は27日に納会を迎え、受け渡し枚数1180枚。納会値段228.7円(19.3円安)。

展開予想

 東京ゴムはなお続落し、220円台に突入。テクニカル的に継続して大きく売り込まれ、週初から一気に220円台まで暴落した。また当限に玉整理の売りが入り、前日比19.3円安で納会したことも、下げ要因の一端となっている。週中に安値225.5円を付けた後は、週末現在も230.0円を挟んでの値動きとなっている。激しい相場で出来高・取組ともに増加したが、週末から中国が春節に入り一週間ほど休場となるため、東京ゴムもかなりの薄商いとなる。市場参加者不足による一方的な値動きには注意したい。
罫線は崩れたまま。昨年6月末に付けた225.0円をブレイクするかどうかが大きなポイント。上海ゴムも日々安値を更新し、15000元台前半まで下落した。ドル/円が大きく円高へ振れたり、日経平均が大きく下げたりと、その他の環境も荒々しい展開となっている。
 鞘は、納会日に期近2限月が大きく崩れ、当-先の逆鞘は一気に解消された。増え続ける国内在庫量や、今後予想される輸入量を考えると、順鞘がなお拡大していく可能性は十分にあるだろう。

為替

新興国通貨が反発

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1/31 15:30現在

海外情勢

 ニューヨーク市場はドルが対ユーロで5日続伸。これは、昨年第4四半期の米国のGDP(国内総生産)の成長率が前期比3.2%増と過去3年間で最大となったことを反映したもの。1月29日に米量的緩和策縮小を受けて急落した新興国通貨は下げ過ぎ警戒で反発、南ア・ランド、ブラジル・レアルなども上昇した。円は安全通貨の買い一服で1ドル=102円台後半へ下落。

国内情勢

 米国の経済成長継続を見て1月31日の日本株は上昇、円高も一服商状。同日は1ドル=102円後半の水準で取引が始まり、新興国通貨の動きを見ながら神経質な動きとなった。アベノミクスへの先行き不安と消費税引き上げに対する日銀の対応が注目されることも、円相場の動きが制限されている理由との指摘もある。

総合分析

 新興国通貨の急落で動揺した為替市場だが、米国経済の成長が続いてドル堅調の見通しが根強いことから、再び1ドル=104円へ向けた円安・ドル高の展開を予想する声が多い。新興国が利上げして通貨防衛策を打ち出していることも円安期待の理由となっている。


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