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週間相場分析2013年10月07日号


引き続き底固さを維持出来るか注目

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10/04 15:30現在

海外情勢

 オーストラリア資源・エネルギー経済局は10月2日に発表したリポートで、来年の金相場は1オンス当たり年平均1275ドルになると予想。今年の見通しである1439ドルから下落するとの見方を示した。一方、インド財務省の10月1日付の声明によると、同国の金輸入量は9月に入って3週間の時点で7.24トンと、8月の3.38トンから増加した。ただし、この9月の輸入量は5月に記録した過去最高の162トンを大幅に下回る水準。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは9月24日時点で6万7139枚、前週比8343枚増。取組高は9月24日時点で37万枚台、10月2日時点で36万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリー別(9月26日⇒10月3日)では、当業者は売り玉300枚増に対し買い玉3100枚減、非当業者は売り玉ほぼ変わらず・買い玉3500枚増。

総合分析

 10月に入って、ニューヨーク金期近は何度か1300ドル台を割る場面があったものの、いずれも8月の安値を下回ることなく反発。また、東京金期先も4000円大台割れを回避して8月の安値を下回っておらず、この結果、内外ともに日足チャートは下値切り上げ型の線型を維持している。当面は米財政問題を巡る先行き不透明を背景に金融市場全体が落ち着かず、金も不安定な展開を余儀なくされそうだが、そのなかで引き続き4000円台を大きく下回らずに推移出来るか要注目。

白金

目先は修正高も予想されるが...

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10/04 15:30現在

海外情勢

 米調査会社オートデータが1日発表した9月の米新車販売台数は前年同月比4.2%減の113万9050台。前年実績を下回るのは2011年5月以来、2年4ヵ月ぶり。ただ、営業日数などを調整して年換算した販売台数は1528万台と、前年同月(1478万台)を上回った。一方、ドイツ連邦自動車局が2日発表した9月の乗用車新規登録台数は、前年同月比1.2%減の24万7199台で、2ヵ月連続でマイナスとなった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは9月24日時点で3万3244枚、前週比308枚増。取組高は9月24日時点、10月2日時点ともに5万9000枚台。東京市場の取組高は4万8000枚台。カテゴリー別(9月26日⇒10月3日)では、当業者は売り玉1800枚減に対し買い玉1200枚減、非当業者は売り玉1400枚増に対し買い玉800枚増。

総合分析

 南ア・アンプラッツでのストに対する反応が限定的ななか、米財政問題を巡る懸念(財政不安⇒米景気への悪影響を懸念⇒白金の産業需要減退懸念)がマイナス要素となり、ニューヨーク白金、東京白金ともに8月の安値を大きく下回った。RSI(相対力指数)が下値警戒ラインの30ポイントに達したことで、目先、修正高も想定されるが、そこで前述のマイナス要素を織り込めるかどうか。財政問題が深刻化すれば下値探りが続く恐れも否めない。

灯油

海外原油価格に連動し下落

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10/04 15:30現在

海外情勢

 ニューヨーク原油は米政府機関の閉鎖が嫌気され下落した。前日の反発は米国内石油集散地であるオクラホマ州クッシングの原油在庫減少が理由。パイプラインの修理完了で西海岸への石油輸送円滑化により米国の石油需給のタイト化が見込まれている。米政府機関の閉鎖は弱材料だが、3日の下げで織り込んだとの見方がある。

内部要因

 東京灯油市場における非当業者の売買バランスは10月3日現在、9539枚売りに対し、1万1845枚の買い、差し引き2406枚買い越し。わずかずつだが、連日買い越し玉が増えている。これは現物需要の伸びと冬季需要期入りを控えて、需給タイト化が期待されるほか、原油輸入コスト上昇見込みが背景にある。

総合分析

 灯油の店頭販売価格が北海道地区で横ばい、北日本で緩やかな上昇をしめしている。これは、ホームセンターが目玉商品として格安販売したことが上値抑制となったフシもある。ただ、その動きも下火となり、冬季に向けた在庫積み上げ開始、徐々に現物価格は引き締まろう。東京灯油期先は原油輸入価格の先高見通しや、円安進展期待で地合は引き締まりそうだ。

コーン

シカゴ4ドル割れは一時的

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10/04 15:30現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は2日に4.35ドルまで下落、3年ぶりの安値を示現した。キッカケとなったのは米農務省が9月1日現在の全米トウモロコシ在庫を8億2400万busと発表、事前予想平均の6億8100万busを1億4300万bus上回ったからだ。9月29日現在の全米18州平均のトウモロコシ収穫率は12%と過去5年平均の23%を下回ったものの、当面、好天が予想されること、農家売りが出ていることなどから、トウモロコシ相場を軟調に導いている。また、シカゴトウモロコシ市場における大口投機家の売り越しは9月24日現在で10万2276枚と前週9月17日時点の7万4806枚の売り越しから、わずか1週で37%弱も増加、売り人気が急速に高まっていることを示している。シカゴトウモロコシ期近は目先4ドルの攻防戦を演じる公算大だが、トウモロコシ価格が安くなれば飼料小麦の代替品として消費されることが考えられ、4ドル割れがあっても一時的と判断して良かろう。

国内市場

 東京トウモロコシ期先はシカゴ安と円高のダブルパンチを受けて、2万4300円台まで下落した。RSI(相対力指数)が下値警戒ラインの30ポイントに接近、利食の買い戻しが出やすい水準だが、シカゴ市場の地合は悪く、上げ余地は小さい。

ゴム

下値を試す週となるか

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10/04 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり140~500トン台。週末現在、原料は73.59バーツ、オファーは11月積252.50セント(円換算約255.50円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は9月30日現在、前旬比201トン減の4507トン。入庫量781トンに対し出庫量は982トン。

展開予想

 東京ゴムは週初に270円、週中に260円を下抜け、現在は250円台で推移。米政府機関の一部閉鎖に伴う財政不安によりドル安、米株安が進行。東京ゴムは支持線であった268円を下抜けたことで買い方ファンド筋の手仕舞い売りが優勢となり、週間で17円強の大幅下落となった。しかしながら為替は2円弱の円高に留まっているため、現物業者の買い支えも出てきている。
 罫線は三尊天井を形成しており、246円近辺が下値目安となる。また一目均衡表での雲の下限が来週は253~256円付近で推移することとなり、そこを割り込むと246円を試す展開が予想される。
 国慶節により今週休場であった上海ゴムは、東京ゴムの急落に倣い19000元割れもありうるが、火曜日に発表された中国製造業PMIは景気の底堅さを映す結果であったため、直近安値及び60日移動平均が位置する19350元近辺で支えられる可能性も残す。
 先限主導の下落により、当先の鞘は週間で4円程度縮小している。しかし減少傾向であった国内在庫が今後増加していくと予想されるため、順鞘は維持されるであろう。

為替

円安から円高へ乱高下

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10/04 15:30現在

海外情勢

 シカゴIMM市場の円のネットショートが9万枚を超えた。米政府機関閉鎖でドルが売られ、一時、1ドル=96円台まで下げたように、その勢いから、円のショートカバーが出る恐れが見える。中国物流購買連合会による9月の同国非製造業購買担当者指数が半年振りの高水準となり、これがアジアの株高材料になるとの判断から、『日本株高・円安』の観測が台頭しているが、まだ見通しは不透明で模様眺めの状況が続いている。

国内情勢

 海外市場のドル急落の影響で円高となり、97円台前半まで円が上昇、ドル安・円高ムード一色となった。ドルが対ユーロで8ヵ月ぶり安値をつけたため、ドルのショートカバー(買い戻し)が支えになるとの見方はあるが、混乱が続くとの心理で市場は荒れ模様。

総合分析

 米政府機関閉鎖は米経済の先行き不安に結びつき、米株価の下落要因となる。債務上限引き上げ問題もドルには弱材料。量的緩和策縮小先送りとの見方が大勢を占めているものの、すでに織り込み済みで米景気回復が進む可能性もあり、先行きドル高・円安のトレンドを取り戻す公算が大きい。『年内に1ドル=100円を奪回する』と見るアナリストも。


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