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週間相場分析2013年09月24日号


下げ幅の半値戻しをほぼ達成

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9/20 15:30現在

海外情勢

 米金融大手ゴールドマン・サックスは年内の金相場見通しについてニュートラルを維持。ただし、2014年に向けては、金相場が再び下落基調を強めると予想し、年間の金相場見通しについては、1オンス=1050ドルで据え置いた。また、インド財務省で経済問題を担当するアルビンド・マヤラム氏は2013~14財政年度(13年4月~14年3月)の同国金輸入量が、政府の抑制策を背景に、前年度比11%減の750トンにとどまるとの見通しを示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは10日時点で6万8724枚、前週比9467枚減。取組高は10日時点、18日時点ともに38万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリー別(12日⇒19日)では、当業者は売り玉9000枚増に対し買い玉4000枚減、非当業者は売り玉1万500枚減に対し買い玉2600枚増。

総合分析

 一時、ニューヨーク金期近で1300ドル台、東京金期先で4200円台を割り込んだが、米国の量的金融緩和策の縮小見送りを受けてすぐさま急反発。ニューヨーク金期近は8月下旬からの下げ幅に対して、東京金期先も9月頭からの下げ幅に対して、それぞれほぼ半値を一気に取り戻した。日足チャートはともに下値切り上げ型の線型のままで、中長期的にはもう一段高が期待されようか。量的緩和策の継続や季節的な金の需要最盛期入りはサポート要因に。

白金

日足チャートは下値切り上げ型を維持

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9/20 15:30現在

海外情勢

 欧州自動車工業会によると1~8月の新車販売台数は前年同期比5.2%減の814万台となり、8ヵ月間の累計販売台数としては1990年の統計開始以降で最低となった。一方、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト13人の予想平均によると、来年の米国の新車販売台数は今年の販売ペースを約50万台上回り1610万台となる見通し。また、タイ工業連盟によると、8月の同国自動車生産台数は前年同月比10%減の19万3074台で、2ヵ月連続のマイナス。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは10日時点で3万6933枚、前週比851枚減。取組高は10日時点で6万3000枚台、18日時点で6万枚台。東京市場の取組高は4万8000枚台。カテゴリー別(12日⇒19日)では、当業者は売り玉1300枚増に対し買い玉1500枚減、非当業者は売り玉2400枚減に対し買い玉400枚増。

総合分析

 東京白金価格は先限で一時4600円台を割り込んだものの、米国の量的緩和策縮小の見送りを好感した買いにすぐさま反発し、4700円台を回復した。その結果、先限日足チャートは6月の安値を起点とした下値切り上げ型の線型を維持。加えて、南アフリカ共和国の白金鉱山での賃金交渉継続や米景気回復期待を背景にした白金の自動車触媒向け需要増加観測などを受け、引き続き基調は底固いと推察される。

原油

米QE3継続が強材料

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9/20 15:30現在

海外情勢

 ニューヨーク原油が上昇基調を強めたのは、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を見て、投資家がリスクオンで商品を買う一連の動きを反映したもの。米国内の石油需給が引き締まっていることも買い人気が強い要因。これは原油の受け渡し地であるオクラホマ州クッシングの在庫が11週連続で減少する(9月13日現在、前週比86万バレル減の3326万バレル)未経験の記録となり、需要増を確認したためだ。

内部要因

 東京市場の非当業者売買バランスは18日現在、4506枚売りに対し、7095枚買い、差し引き2589枚買い越しと強気姿勢は変わっていない。その道中で、買い玉を利食い新たに買いやすいポジションになっている。つまり、『玉整理が進み、新たな買い余地がある』と判断して良かろう。

総合分析

 ニューヨーク原油の堅調は米国の景気回復による個人消費増加が理由だ。これは原油集散地であるオクラホマ州クッシングの在庫減少に表れている。原油高となれば、東京原油期先が真っ先に反応する。また、今後、米国の景気回復進行、米株高、中東緊張の高まりが表面化すると、ニューヨーク原油価格上昇⇒東京原油期先の一段高という構図が見えてこよう。

コーン

決め手材料乏しく揉合う公算

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9/20 15:30現在

海外市場

 シカゴトウモロコシは決め手材料に乏しく、12月限は4.60~4.80ドルの揉合を強いられている。米トウモロコシの主要産地で今後2週間にわたって断続的に降雨があるとの予報があり、これがシカゴトウモロコシを支える内容になっているが、単収を低下させる事態にエスカレートしない限りは相場の流れを変えるような動きになるまい。このようななかでトムソン・ロイターの農業調査部門のランワースは、2013年の米国トウモロコシ生産量を134億8300万busと前回予想の133億9600万busから上方修正した。米農務省9月予想138億4300万busと比べると3億6000万busも少ないが、2013~14年度の需要予想126億7500万busを容易にカバーすることができ、2013~14年度の米トウモロコシが供給過剰にあることに変わりなく、シカゴトウモロコシ12月限は当面、現在のレベルで推移しよう。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は19日、円高の影響を受けて、2万5060円まで売られた。シカゴトウモロコシが小動きな分、円高の影響を大きかったといえる。目下、シカゴトウモロコシは材料難の状況にあるだけに、為替相場の動きに注意したい。

ゴム

順鞘堅持

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9/20 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり210~660トン台。週末現在、原料は79.02バーツ、オファーは10月積270.00セント(円換算約278.60円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は8月31日現在、前旬比1147トン減の5244トン。入庫量620トンに対し出庫量は1767トン。
【前検】9月度のゴム品質検査請求(後期)は新規80枚(400トン)、再検87(435トン)。前期はなかったため、合計167枚(835トン)。

展開予想

 東京ゴム市場は反騰し再び280円台へ。今週も外部要因が相場を作った。シリア情勢が武力行使せずに沈静化する可能性が高まってきたため、貴金属や原油相場も落ち着きを見せ始めていた。しかし、週中に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)で、量的緩和縮小に踏み切るであろうという大方の予想に反し、現行の緩和策を据え置くと発表されたことで、地合いは反転。商品は総じて買われ、東京ゴムも再び280円台まで買い込まれた。週明けには東京ゴムの納会を控えているものの、それ以外の材料に乏しく、また祝日に挟まれた週であったことも影響し、今週も薄商いが続いた。
 罫線は反騰し再度280円台へと突入したため、今回も280.0円が支持線となり得る。上海は中秋節のため週末2日間の休場。週明けには21000元を超えてくるだろう。
 鞘は買い端予想である納会が間近に迫り、さらに順鞘が拡大した。相場が暴落し、先限が売り込まれるような状況にならなければ、基本的にはこの順鞘は維持されるであろう。

為替

円高は一時的な現象か?

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9/20 15:30現在

海外情勢

 FOMC(米連邦公開市場委員会)で量的緩和策の縮小が見送られ、ドル売り・円買いの動きとなったが、そのまま勢いづくことなく様子を窺う展開が続いている。ドルは対ユーロや対新興国通貨で大幅なドル安となったが、一部に『量的緩和策の継続で米景気回復が促進され、ドル下落が鈍る』との見方もあり、更なるドル安は考えにくい。

国内情勢

 FOMCの予想外の結果で円高となったが、ここから1ドル=95円というような円高を目指す流れにはなっていない。日経平均株価も底固い動きで、アナリストの多くは『ドル売り一巡後に穏やかな円安基調を取り戻す』と見ているようだ。

総合分析

 1ドル=100円から98円へとドルが下落したものの、量的緩和策の縮小見送りのショックを受けたにしては動揺が少なかった。これは量的緩和策が継続すれば、米国の景気回復が進行し、ドル高につながる可能性があるとの見方も出来るからだ。今後、1ドル=100円台に戻っても、短期間で102円を目指すような動きにはなりにくい。


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