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週間相場分析2013年07月08日号


基調転換と見るのは早計!?

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7/05 15:30現在

海外情勢

 英金融大手バークレイズは2013年の金の平均相場見通しを1オンス=1393ドルとし、従来の1483ドルから下方修正した。バークレイズはリポートで、『金相場は、堅調な株式市場、ドル高、予想を上回る好調な米住宅統計を背景に一段と下落傾向にある』と指摘。相場が過去数ヵ月にわたり下落、投資家は他の資産に関心を示しており、金に対する悪い地合いが強まっていると説明した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは6月25日時点で3万5208枚、前週比8907枚減。取組高は6月25日時点で39万枚台、7月3日時点で41万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリー別(6月27日⇒7月4日)では、当業者は売り玉7500枚減に対し買い玉4500枚減。非当業者は売り玉1100枚減に対し買い玉4100枚減。

総合分析

 7月に入って、ニューヨーク金価格、東京金価格ともに6月初めから月末までの下げ幅に対しほぼ3分の1戻し水準まで切り返した。ただ、金ETFの保有残高漸減やニューヨーク金市場におけるファンドの買い越し減少に歯止めがかかっていないこと、21日の参院選や30~31日のFOMCを控えて為替が不安定に推移する公算があることは気懸りなところ。3分の1戻りもチャート的には単なる修正高に過ぎず、種々の懸念要因を考え合わせると、基調が転換したと見るのは早計。

白金

南アの白金生産に先行き不安

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7/05 15:30現在

海外情勢

 米調査会社オートデータが2日に発表した2013年上半期(1~6月)の米新車販売台数は、前年同期比7.7%増の782万9141台。雇用の回復や低金利が追い風となって古い車の買い替えが増え、上半期としては07年以来、6年ぶりの高水準を記録した。一方、ドイツ自動車工業会は2日、2013年の乗用車生産台数を『最低でも520万台』とし、従来予測(540万台強)から下方修正した。上半期の実績が主に国内や西欧の需要低迷で振るわなかったことが理由。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは6月25日時点で2万1532枚、前週比4402枚減。取組高は6月25日時点で6万3000枚台、7月3日時点で6万1000枚台。東京市場の取組高は5万枚台。カテゴリー別(6月27日⇒7月4日)では当業者は売り玉ほぼ変わらずの買い玉1500枚増、非当業者は売り玉900枚増・買い玉600枚減。

総合分析

 6月上旬から下旬までの下げ幅に対して、ニューヨーク白金価格、東京白金価格ともに3分の1以上を取り戻した。そうしたなか、南アでは同国最大の労働組合AMCUが同国の鉱山業界の安定化に向けた合意への署名を拒否(他の労組、政府担当部署、鉱山会社は署名)、同国白金生産の先行き不安が更に強まる結果となった。そうした供給不安や米景気回復期待を背景に、内外の白金価格が半値戻しを達成出来るかが当面の焦点になりそうだ。

ガソリン

100ドル突破の原油高があと押し

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7/05 15:30現在

海外情勢

 エジプトの政治的な混乱が中東地域へ波及する恐れがあり、これが原油価格の強材料となった。米国内の原油在庫が予想を大幅に上回る減少となり、ガソリン、中間留分共に大幅減となったことで、ニューヨーク原油は昨年9月14日の100.42ドルを突破する急騰場面。北海ブレントも上昇基調を強めた。

内部要因

 7月4日現在、東京ガソリン市場における非当業者の売買バランスは差し引き3,797枚の買い越し。買方のスタンスは変わらず、下げ過程でもブレずに買い方針を維持している。玉整理が進んでいるうえ、買方のポジションは優位になり、買い乗せで相場が上げ足に弾みがつくと、売り玉の買い戻しが誘発される可能性がある。  

総合分析

 国内ガソリン小売価格が小幅安となったが、これは販売競争が激化していることを映す現象だ。先物市場は安値で売り込んだ向きが、今後、上昇過程で踏み退くパターンを想定する必要があるが、それには、米株価高、ニューヨーク原油高、中東緊張など複数の強材料が欲しいところ。なお、強気筋が下げ過程で両建した売り玉を手仕舞うと上げ相場に弾みがつく。

コーン

シカゴ新穀は豊作を織り込む動き

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7/05 15:30現在

海外市場

 シカゴトウモロコシは旧穀7月限は足元の需給ひっ迫感から7ドルに迫る動きを見せたが、新穀12月限は2日に4.965ドルまで下落、一時的ながらも5ドル大台を割り込んだ。米農務省が6月28日に発表した6月1日現在全米トウモロコシ在庫は27億6400万busで事前予想平均28億4500万busを下回り、旧穀高の背景となった。一方、新穀が5ドルを割り込んだのは、米農務省が2013年の実作付面積を9737万9000エーカーと発表、市場の事前予想平均9531万3000エーカーを大きく上回ったためだ。米中西部では7月中旬からトウモロコシの生産量を大きく左右する受粉期に入るが、目下、天候はトウモロコシの生育にとってプラスになる内容で、生産量は米農務省が6月の需給予想で示した140億0500万busを上回る確率が高くなってきた。また、米国の有力な調査会社インフォーマ・エコノミクスは今年の米国のトウモロコシ生産予想を142億5900万busと予想。これらを勘案すると、旧穀限月は底固い動き、新穀限月は豊作を織り込む軟調な動きが予想出来る。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は、米国のトウモロコシ作付面積が予想を上回ったことを嫌気して2万6000円台まで下落した。当面は米国のトウモロコシ豊作機運に圧迫され、ジリジリ後退しよう。円安は下支え要因だが相場を大きく押し上げる力になるまい。

ゴム

レンジ相場から抜けだせるか

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7/05 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり120~270トン台。週末現在、原料は75.70バーツ、オファーは8月積282.50セント(円換算約293.40円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は6月20日現在、前旬比992トン減の12217トン。入庫量639トンに対し出庫量は1632トン。
【前検】7月度のゴム品質検査請求(前期)は、再検のみで39枚(195トン)。

展開予想

 東京ゴム市場は、反発し240円台へ。今週はドル/円が円安に振れ100円台に乗ったことや、堅調な日経平均株価を背景に、東京ゴムも240円台後半まで値を戻した。週半ばは独立記念日による米国市場の休場や、週末に発表予定の米雇用統計待ちということもあり、東京商品市場は材料不足の商い薄。ゴムも出来高を伴った反発とはならなかった。
 罫線上では225.0円で切り返したようにも見えるが、250円、260円とさらなる上伸を見せない限りはまだまだ戻り売りの範疇か。上海ゴムは中心限月が14年1月限へと移り、18000元の攻防を繰り広げている。ドル/円は1ドル=100円を、日経平均株価は14000円をキープできるかどうかに着目したい。
 鞘は値位置が下がると順鞘が縮小し、上がると拡大するという動きを繰り返している。逓減しつつはあるが、依然として高い水準である国内在庫量から考えると、順鞘は拡大していく可能性が高いであろう。

為替

1ドル=100円の攻防続く

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7/05 15:30現在

海外情勢

 米国の景気回復期待が強くドル高ムードが続いているが、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が金融緩和策継続の方針を示しているため、ユーロの地合が弱くなって、ドルが堅調。ドル・円相場は4日のロンドン市場開始直後1ドル=99円70銭台と100円割れ水準となり、その後、ニューヨーク市場では100円台に乗せた。日本のアベノミクスを評価する声が聞かれ、ドル高・円安が続くとの見方が多い。

国内情勢

 大手邦銀の担当者は、『1ドル=100円台を継続して、105円を超えるドル高・円安が3ヵ月以内に見られる』との見解を示した。これはアベノミクスが成功し、株高と円安が続くとの楽観的な見通しが背景にある。一方、ポルトガルやエジプト情勢、更には中国経済の成長鈍化懸念で円が買われてドルが下落する懸念を指摘する声もある。

総合分析

 ニューヨークダウが堅調に推移し、これがドル高円安に結びつく。しかし、ポルトガルの閣僚辞任でドルは対円で下落する場面となった。米株価の反落はドル安・円高の要因で、ニューヨークダウの調整場面では円高に振れる可能性があるので注意。中長期的にはドル高円安の流れは変わらないとの見方が支配的だが...。


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