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週間相場分析2013年03月04日号


ゴールドマン・サックスが価格予想を下方修正

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3/1 15:30現在

海外情勢

 ゴールドマン・サックスは金価格見通し(オンス当たり)を、今後3ヵ月平均で1825ドルから1615ドルへ、半年平均を1805ドルから1600ドルへ、年間平均を1800ドルから1550ドルへ、2014年年間平均を1750ドルから1450ドルへと、大幅に下方修正。理由は、①米景気回復、②欧州債務問題のリスク低下、③FRB関係者が景気刺激策について柔軟性を高める姿勢を示している・・・などを背景に米実質金利が緩やかに上昇する見通しにあるためとした。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは2月19日時点で13万2082枚、前週比2万8571枚減。取組高は2月19日時点で44万枚台、2月27日時点で43万枚台。東京市場の取組高は14枚台。カテゴリー別(2月21日⇒28日)では、当業者は売り玉5200枚増に対し買い玉1600枚減、非当業者は売り玉1700枚減に対し買い玉5000枚増。

総合分析

 ニューヨーク金価格は1600ドル台割れ、東京金価格は4700円台割れから反発、一時台替わりするなど下げ渋る動きも見せ始めている。こうした動きを見ると、決算期や月末を前にした玉整理が一巡したとの印象も。ただ、相場格言の『初戻りは売るべし』で、目先、もうひと押しの可能性がある点に注意。ニューヨーク金期近週間足を見ると、2011年、2012年と1500ドル台前半で下げ止まっており、今回も同様の水準で下値抵抗を強めるかどうかが当面の焦点。

白金

金や銀に比べて下げ幅が限定的だが...

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3/1 15:30現在

海外情勢

 トヨタ自動車がまとめたタイ自動車市場の今年1月の新車販売台数は前年同月比63.4%増の12万5817台。また、自動車情報サイト運営の米トゥルーカー・ドット・コムが発表した2月の米新車販売台数は前年同月比5.7%増、前月比では17%増の120万台で、季節調整済み・年率換算では1600万台となり、前年同月の1500万台及び前月の1540万台からも増加する見通し。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは2月19日時点で5万5477枚、前週比1559枚減。取組高は2月19日時点で7万2000枚台、2月27日時点で6万5000枚台。東京市場の取組高は7万1000枚台。カテゴリー別(2月21日⇒28日)では、当業者は売り玉1100枚減に対し買い玉2000枚増、非当業者は800枚増に対し買い玉2300枚減。

総合分析

 東京白金価格は先限で一時4800円を回復。日足チャートを見ると昨年12月からの上昇幅に対して半値押し水準で下げ止まり、切り返したことが判る。これの下げ幅は3分の2押し以上に達した金や銀に比べて限定的。相対力指数は50ポイント弱の水準で推移して、強弱の人気は目下のところ、ほぼ中立圏にある。今後、円相場が不安定に推移するなか、このまま半値押し水準で下値を固められるかどうか注目されるところ。

灯油

円高一服と投げ一巡で下げ渋るか

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3/1 15:30現在

海外情勢

 ニューヨーク原油期近は92ドル台で下げ渋っている。米国内原油在庫が前週比123万バレル増と予想の240万バレル増を下回ったとはいえ、高水準に変わりないが、それでも原油価格を押し下げる要因となっていない。むしろ、米金融当局が金融緩和策の継続を再確認し、イタリアの債務不安が薄れたことがプラス要因となっている。中国の景気回復期待が高まるなど世界石油需要の伸びは強材料。ニューヨーク原油の底固さは東京灯油期先の下支え要因になる。

内部要因

 東京市場は買い玉手仕舞の圧迫を余儀なくされている。戻りを売られるのは、為替が円安一服になっていることが心理的な抑制要因となっているからだ。しかし、1月28日から非当業者のバランスは売り越しから買い越しへと転換した。しばらく、様子を見る状況が続きそうだが、調整安が一巡したと推測される。  

総合分析

 為替動向が優先される展開だ。1ドル92円台へと円高が進んだが、そこから先は円高が加速しない。これは米景気指標の改善と日銀新執行部への金融緩和策期待が円安要因となっているからだ。ニューヨーク原油価格が92ドル台を維持しており、これを映して東京灯油期先も底固い動きを維持しよう。なお、国内灯油在庫は減少しており、暖房需要の増加を裏付けるなど、現物市況の堅調が期近限月のサポート要因となって下値不安を和らげる。

コーン

当面、円高含みで揉合を継続

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3/1 15:30現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は2月25日にブッシェル当たり6.8750ドルまで下落したものの、1月7日の6.78ドルを割り込まず、28日には7.22ドルまで切り返した。背景は7ドル割れが続いたことで高値時に操業をストップしていたエタノール工場が再稼動し始めたことだ。エタノール業者などの手当で現物価格が上昇、これがシカゴトウモロコシの7ドル回復につながった。ただし、シカゴトウモロコシ期近は7ドル台後半まで上昇する可能性は低い。それはトウモロコシ価格が7ドル後半まで上昇すると、飼料向けや輸出向け需要が落ち込む可能性があるからだ。3月の声を聞き、市場は今年の米国のトウモロコシ作付面積を読む動きが始まる。2月22日に米農務省が農業観測会議で米国産穀物の需給予想を発表、そのなかでトウモロコシの作付面積は9650万エーカー、単収を163.6busとしたうえで、生産量を史上最高の145億3000万busと予想した。もちろん、これは春から秋にかけての天候が順調に推移することが前提で、シカゴトウモロコシは今後、天候リスクプレミアムを意識する展開を見せよう。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は、シカゴ堅調も円高による輸入コスト低下を意識して、全般に上げ渋っている。長期的には円安基調は変わらないとの見方はあるものの、当面は円高含みとの声もあり、上値は重く、揉合が継続しよう。

ゴム

レンジのさらなる切り下げも警戒したい

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3/1 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり40~120トン台。週末現在、原料は79.90バーツ、オファーは3月積309.00セント(円換算約296.00円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は1月31日現在、前旬比1528トン増の8790トン。入庫量2360トンに対し出庫量は832トン。
【納会】当限2月限は22日に納会を迎え、受渡枚数511枚。納会値段285.9円(4.9円高)。

展開予想

 東京ゴム市場は、反発から300円を回復するも戻りは弱く280円台へ。週初には、円安の影響で一時302.1円へと反発を見せるも、上海ゴム市場の下落や円高・他商品安などをきっかけに売り圧力が強まると、ファンドの投げ売りを誘発しCBを連発して下落。その後一旦反発を見せるが、週後半にかけては再び売り物に押されると280円台前半へと押し込まれる展開となった。
 2月の高値337.8円から50円近く下げたことで玉整理が大幅に進行し、非当業者の買い越し枚数は9000枚程減少。業者筋による積極的なショートカバーをも上回る勢いで急速に手仕舞い売りが行われ、相場は下落ムードへ。罫線上も、280円程度まで調整が進む可能性があり、さらに進んだ場合260円までは想定しておきたい。鞘は、先限を中心に売り込まれたため当先でも幾分縮小したが、続々と入庫が進み在庫が増加していく中で、このまま修正が一方的に進むとは考えにくい。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引100,000円・損失限定取引453,000円(平成29年8月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成29年8月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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