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週間相場分析2013年02月12日号


需要最盛期のピークアウトも気懸りな要因

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2/8 15:30現在

海外情勢

 中国黄金協会の統計によると、2012年の同国金生産量は前年比11.7%増の403トンとなり、過去最高を記録。また、香港特別行政区政府統計処の統計によると、中国本土の香港からの2012年12月の金輸入量は114.4トンと、月間ベースで過去最高を記録。また、同処の統計から2012年年間の金輸入量は累計で前年比93%増の834.5トンで、これもまた過去最高記録となった。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは1月29日時点で16万7097枚、前週比2万8853枚減。取組高は1月30日時点で43万枚台、2月6日時点で42万枚台。東京市場の取組高は12万枚台。カテゴリー別(1月31日⇒2月7日)では、当業者は売り玉3100枚増に対し買い玉1万1500枚減、非当業者は売り玉1万5300枚減に対し買い玉600枚減。

総合分析

 円相場が1ドル=94円台へ突入したことで、東京金価格は先限があっさりと5000円大台に乗せて、上場来の最高値を更新。この結果、ますますニューヨーク金との足取りの違いが鮮明となった。加えて、東京金価格は5000円大台という大きな節目に達し、円相場も95円台というやはり大きな節目が迫っていることから、どうしても修正場面が警戒されようか。また、中国圏(中国本土、香港、台湾)の旧正月明けで、金の需要最盛期がピークアウトするのも気懸り。

白金

世界の白金供給が大幅に落ち込む可能性

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2/8 15:30現在

海外情勢

 英バークレイズは、今年、世界の白金生産量が前年比2.7%減少し568万オンス(約176.7トン)と、2000年以来の低水準に落ち込むと予想する一方、自動車メーカーの白金需要は今年、0.5%増加すると予想。また、米調査会社オートデータによると、今年1月の米国の新車販売台数は、前年同月比14%増の年率1530万台となり、3ヵ月連続で1500万台の大台を上回った。新車の繰越需要に加え、米住宅市場の改善や低金利が追い風となった模様。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは1月22日時点で5万0998枚、前週比3350枚増。取組高は1月30日時点で6万8000枚台、2月6日時点で7万3000枚台。東京市場の取組高は7万1000枚台。カテゴリー別(1月31日⇒2月7日)では、当業者は売り玉5100枚増に対し買い玉100枚増、非当業者は売り玉1900枚減に対し買い玉6900枚増。

総合分析

 南アフリカの白金供給減少懸念や、ニューヨークダウ続騰を受けた米景気回復期待の高まりとそれに伴う白金需要増加観測を背景に、ニューヨーク白金価格がジワジワと浮上。これに1ドル=94円台への円安進行が加わり、東京白金価格は先限で5000円大台を突破した。内外ともに昨年12月下旬から押目らしい押目もないままに大きく水準を切り上げており、やはり、いつ応分の修正安があるか気懸りなところ。円相場も節目の95円台が迫っており、その動向から目を離せない。

灯油

強材料が揃い底固い動き

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2/8 15:30現在

海外情勢

 ユーロ圏の景気見通しに明るさが見えることや、米経済指標の改善で欧米の景気回復への期待が高まっている。更に、イランの大統領がイスラエルの攻撃に対応し報復を明言するなど、中東緊張の高まりも原油相場の強材料となり、北海ブレントの急上昇でWTIとの価格差がバレル当たり20ドルを突破した。ニューヨーク原油が割安となり、先高人気が高まる可能性が大きい。今後、原油輸入価格上昇で原油精製コストの上昇は不可避の情勢といえよう。

内部要因

 東京灯油先物市場における非当業者の買い越しは1000枚強の規模が続いている。原油高に連動する相場展開が習性となっているだけに、買方がリードする流れが定着。このパターンは当分続くと推測される。買い玉の利食い回転が効いているが、これは円安という買い安心材料があるからだ。  

総合分析

 為替相場の方向は円安へ転換した。長期間にわたる円高が反転したため、円安のスピードが速くなっていると判断する為替アナリストが多い。円安の条件も揃っているので、1ドル=95円、更に100円も視野に入ってきた。このため、①東京灯油期先は足元の暖房需要増加による現物市況堅調(店頭価格10週連続上昇)、②欧米景気の回復期待による株高、③原油高、④為替の円安...と買い材料が出揃っているため、調整安となっても下値に限界があり、再度、高値に挑戦する構え。

大豆

米農務省報告より為替相場のインパクト強い

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2/8 15:30現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は2月4日に1ブッシェル当たり14.98ドルまで上げたものの、15ドルを超えられない。これは中国が2月10日から春節(旧正月)に入るため、ひとまず同国の買い付けがストップ、更に、8日の米農務省需給報告を控えて15ドルに接近すると買い控え気分が強くなったからだ。8日に発表された需給報告の焦点は、中国の買い付けを受けて輸出需要がどう修正されるか、2012~13年度のブラジルとアルゼンチンの大豆生産量がどう予想されるか。ただ、2012~13年度における米国の大豆期末在庫の小幅修正、アルゼンチンの大豆生産予想の下方修正はある程度織り込まれており、相場にインパクトを与えそうもないとの見方があるが、米農務省が想定外の数字を発表することが少なくないだけに油断は禁物だ。2月の需給報告が終わると、市場は2013~14年度の動向に注目し始める。米国予算局が発表した2013年の米国の大豆生産予想は33億0600万busで史上3番目の高水準だが、これも天候次第で、現時点では参考程度にしかならない。

国内市場

 依然、円安相場が続いている。為替相場は1ドル=94円を突破、その後は静かな動きとなっている。ただ、為替相場は先行き100円を目指す動きと予想する向きが多く、長期円安を軸に据えた押目買いが出やすい環境といえる。

ゴム

いよいよ昨年の高値を超えるか

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2/8 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり230~290トン台。週末現在、原料は87.40バーツ、オファーは3月積341.50セント(円換算約329.90円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は1月20日現在、前旬比328トン増の7,262トン。入庫量1,052トンに対し出庫量は724トン。
【前検】2月度のゴム品質検査請求(前期)は新規のみで、340枚(1,700トン)。

展開予想

 東京ゴム市場は、レンジを上抜け330円台後半へ。週初には、前週末にレンジの上限であった直近高値321.0円を超えたことで買いが加速。夜間立会で2回のCBを発動させ、日中立会で円安や株・他商品高が進むと330円台後半へと一気に上げた。その後は、週後半にかけ為替や上海ゴム市場の動きにつられながら上下を繰り返し、330円を挟んで横這いの動きとなった。
 中国汽車工業協会は、1月の中国の自動車販売台数は前年同月対比46.4%増の約200万台となったと発表。為替市場ではこれといった調整もなく一方的に円安方向に向かい、引き続き強材料が目立つ状況となっている。罫線上は、1ヶ月続いた301円~321円のレンジを上抜け更なる上昇を目指すが、2月16日の高値344.4円や350円が次の目標となろう。鞘は、当先で25円近い大順鞘を維持。前期前検で340枚もの新規申請があり、今後も入庫が続くものと見られるが、行き過ぎ感も強く玉整理の動きや在庫水準の変化等に注意しながら対処したい。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引120,000円・損失限定取引474,000円(平成29年9月19日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復24,840円(平成29年9月19日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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