商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2013年  >  2013年01月28日号

週間相場分析2013年01月28日号


2013年も金価格は高水準に!?

gold.jpg

1/25 15:30現在

海外情勢

 ロイター通信が公表したアナリスト37人を対象に実施した1月の調査結果によると、2013年の金の平均価格見通しは1オンス=1775ドルで前年(1668ドル)比6.4%高と記録的高値水準。ただ、金は12年間にわたり長期の強気相場が続いてきたが、今後の上昇は限定的なものとなり、伸び悩む可能性もあるとして、2014年予測はほぼ横ばいの1780ドルとなっている。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋の買い越しは15日時点で18万5113枚、前週比6641枚増。取組高は15日時点44万枚台、23日時点45万枚台。東京市場の取組高は14万枚台。カテゴリー別(17日⇒24日)では、当業者は売り玉5400枚増・買い玉1700枚増、非当業者は売り玉6800枚増・買い玉1万1000枚増。

総合分析

 ニューヨーク金価格が1700ドル手前で上昇一服感を強めていることに加え、一時、為替の円安にブレーキがかかったことで、東京金価格(先限)の上場来最高値更新も一服、反落場面を演じた。とはいえ、その下げ幅は昨年2月からの上昇幅(480円)に対して100円程度と小幅にとどまっており、チャート的にはまだ調整安の余地があるといえそう。ただし、25日に再び為替が円安に振れ始めており、このまま急激な円安進行となれば、東京金も再び上昇の可能性がある点は注意。

白金

アンプラッツ減産をおおむね消化

platinum.jpg

1/25 15:30現在

海外情勢

 欧州自動車工業会によると2012年の欧州全域の新車販売台数は1252万7912台で、前年比7.8%減。一方、タイとインドネシアの2012年の新車販売台数は、それぞれ初めて100万台を超えた。具体的に、トヨタ自動車のタイ子会社がまとめた全メーカーによる12年の同国内新車販売台は、前年比80.9%増の143万6335台で、インドネシア自動車工業会によると、2012年の同国内新車販売台数は前年比24.8%増の111万6230台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋の買い越しは15日時点で4万7648枚、前週比6019枚増。取組高は15日時点6万3000枚台、23日時点6万5000枚台。東京市場の取組高は6万3000枚台。カテゴリー別(17日⇒24日)では、当業者は売り玉3200枚増に対し買い玉900枚増、非当業者は売り玉600枚増に対し買い玉2900枚増。

総合分析

 ニューヨーク白金価格は1700ドル近辺で続伸にブレーキがかかってきた。アンプラッツの減産見通しを概ね消化したと見られ、この先、更に上昇するには白金独自の新規材料が必要との見方も。そうしたなか、東京白金価格も先限が5000円大台乗せならずに失速。ニューヨーク白金価格が上昇一服ムードのなか、25日に再び円相場が円安地合を強めてきたが、その円安の流れが継続し、東京白金価格を押し上げるのかどうか注目されるところ。

原油

需給面で強材料が台頭

oil.jpg

1/25 15:30現在

海外情勢

 米資源情報会社プラッツは、中国の2012年12月の顕在石油需要が前年同月比7・7%増の4、476万トン(平均日量1、058万バレル)になったとの推計を発表。月間需要量としては11月に引き続き過去最高記録を更新した。中国経済の成長加速と冬季需要の増加が主因とされる。IEA(国際エネルギー機関)も中国の燃料需要増加とOPEC(石油輸出国機構)の供給減で石油需給が引き締まっているとの見解を明らかにした。なお、現在発生している米オクラホマ州クッシングとメキシコ湾岸を結ぶシーウェイパイプラインの輸送トラブルが解消すると、米国内在庫調整期待を高める強材料となる。

内部要因

 東京中東産原油先物市場の非当業者の売買バランスは、1月24日現在で約7000枚の売りに対し、約1万5300枚の買いと強気姿勢に変わりない。1月15日時点のニューヨーク原油市場における大口投機家の買い越しは22万6751枚(前週21万4778枚)と増加を続けており、日米ともにファンダメンタルズ好転を背景とする投機筋の買い気の強さが目立っている。  

総合分析

 ニューヨーク原油期近が昨年11月から12月中旬まで揉合を続けていた理由は、欧米の財政的な不安要因があったからだ。これが無制限の公的資金注入によるテコ入れ策で解消され、そこから原油価格は右肩上がりの上昇へ転じた。今後、上昇相場をけん引するのは、米国の景気回復期待、地政学的リスク、加えて、東京市場は円安が上げ足加速の要因となろう。

大豆

円安を背景にした堅調相場が続く公算

grain.jpg

1/25 15:30現在

海外市場

 シカゴ大豆期近は1ブッシェル当たり14ドル台前半で推移している。その要因は、①シカゴトウモロコシが堅調を維持、②大豆はトウモロコシに比べて割安感がある、③開花・着サヤ期を間近にしたアルゼンチンが乾燥気候に見舞われ、当初の予想から生産が落ち込むとの見方が出てきたなど。米農務省は1月レポートでアルゼンチンの大豆生産量を5400万トンと、12月予想の5500万トンから100万トン下方修正、乾燥気候が続くと2月予想では更に下方修正される可能性もある。しかし、2011~12年度の4010万トンに比べると大増産で、しかも、2009~10年度の5450万トンに次ぐ史上第2位の生産量となる見通し。ブラジルが史上最高の豊作見通しということを念頭に置けば、南米大豆の供給は豊富だ。中国の大豆買い付けが市場で囁かれているが、買い付け先の本命は南米産との見方もあり、アルゼンチンの干ばつがよほど深刻にならなければ、シカゴ大豆期近が15ドルを上回る確率は小さく、引き続き14ドル台前半の揉合が予想される。

国内市場

 大豆独自の材料に欠けており、輸入コストを左右する為替相場が優先材料になる。その為替相場は、一旦、1ドル=88円台の円高に振れたあと再び90円台を突破、1ドル=95円、ないしは100円を予想する声が聞かれるようになった。円の先安期待を手掛かりに買う向きもあり、当面、堅調相場が続きそうだ。

ゴム

しばらくレンジ相場が続くか

20130128rubber.jpg

1/25 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり100~250トン台。週末現在、原料は87.20バーツ、オファーは2月積337.50セント(円換算約314.80円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は1月10日現在、前旬比202トン減の6934トン。入庫量244トンに対し出庫量は446トン。
【前検】1月度のゴム品質検査請求(後期)は、新規のみで192枚(960トン)。前期分80枚(400トン)と合わせ、計272枚(1360トン)。

展開予想

 東京ゴム市場は、310円を挟んで横這いに。週初には、前週末の反発の勢いから310円台後半へと戻すも、320円に届かず反落。ドル円市場の調整を受け株・他商品安などを背景に下げたが、310円割れでは売り込む筋もなく、ショートカバーに下支えられると反発。方向感に乏しく、結局310円を跨いでの小動きとなった。
 米国・中国を中心とした良好な経済指標や各国の自動車販売台数の増加、タイ政府による市場介入や政府・日銀による金融緩和・円安誘導など外部要因の後押しが強い相場付きとなっている。内部要因としても玉整理があまり進まず、非当業者の買い越し枚数が依然として高い水準を維持している。罫線は、概ね300円~320円のレンジを形成したようにも窺えるが、直近安値301.0円を下抜ければ調整が始まる可能性があり、注意が必要か。鞘の動きにはとりわけ変化がなく、当先で15円を超える順鞘。入庫は今後も続くことが予想され、暫くは鞘の修正が見込みづらい。


このレポートはお客様への情報提供を目的としています。情報に関しては正確を期するよう最善を尽くしておりますが、内容の正確性、信憑性に関し保証をするものではありません。利用にあたっては自己責任の下で行って下さい。売買の判断はお客様御自身で行って下さい。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引100,000円・損失限定取引453,000円(平成29年8月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成29年8月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

当社(商品先物取引業者)の企業情報は当社本・支店及び日本商品先物取引協会で開示しています。お取引についての御相談は、当社顧客サービス担当(東京)電話03-3249-8827 (受付時間:平日8:30~17:30)
日本商品先物取引協会相談センター http://www.nisshokyo.or.jp