商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2012年  >  2012年12月10日号

週間相場分析<$MTEntryTitle$>

韓国中銀が保有金を大量積み増し

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12/7 21:30現在

海外情勢

 韓国銀行(韓国の中央銀行)は11月に金を14トン購入して、保有金量が84.4トンになったことを明らかにした。なお、同中銀は金を2011年6~7月に25トン、同年11月に15トン、今年7月に16トン購入している。また、ゴールドマン・サックスは5日に発表したリポートで、金価格が2013年にピークに達し、2014年は下落の一途を辿るとの見通しを示し、具体的な価格見通しについては今後1年間予想を1800ドルに下方修正した(従来予想は1940ドル)。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は11月27日時点で25万2047枚、前週比1万5983枚増。取組高は11月27日時点47万枚台、12月5日時点42万枚台。東京市場の取組高は15万枚台。カテゴリー別(11月29日⇒12月6日)では、当業者は売り玉8700枚増・買い玉200枚減、非当業者は売り玉2300枚減・買い玉6600枚増。

総合分析

 ユーロ安・ドル高を背景にニューヨーク金価格は続落して一時1700ドル台割れ。この間に取組高は49万枚台から43万枚台へと減少、玉整理が進行したことを示す。そうしたなか、クリスマス休暇や年末年始休暇、月末、期末を控えて、当面、積極的な商いは見送られる可能性もあり、そこで下値抵抗を強めるかどうかが焦点に。なお、11月下旬から金ETFの保有残高が増加しており、今後、金価格の下支えになるかどうか注目される。東京市場は円相場の動向も要注意。

白金

底固い基調を継続

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12/7 21:30現在

海外情勢

 東南アジア(タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナム、シンガポールの6ヵ国)の10月の新車販売台数は前年同月比58%増の33万2015台、1~10月累計は前年同期比26%増の282万台と好調で、うち、タイは10月が前年同月比3.3倍の14万2839台と過去最高を記録。2012年のロシアの自動車販売台数が前年比12%増の275万台に達する(欧州ビジネス協議会は285万台と予想)との見解を示しているように、欧州の落ち込みと中国の伸び悩みを米国と複数の新興国がカバーする構図が見えてくる。

内部要因

 ニューヨーク白金市場のファンドネットロング(買い越し)は11月27日現在で3万5657枚(前週3万4418枚)と再び増加する動きを見せている。これは、米景気回復期待が台頭しつつあることが背景にあるようだ。東京白金市場は12月5日現在、非当業者の売買バランスは3万0192枚売り・5万3968枚買い、差し引き2万3776枚買い越し、総取組6万1445枚である。3ヵ月強の間に約1万枚の買い玉増と強気リードの展開続く。

総合分析

 1600ドル近辺での揉み合いがつづいているのは決め手を欠いているからだ。欧州債務情勢が不透明なことや、米景気回復の手掛かりがつかめず、様子を見ている状態。白金のファンダメンタルズはわるくないだけに、弱材料が後退すると上昇基調を強める。為替が一時的に円高にふれるなどして下げたところは買い場。

ガソリン

「財政の崖」懸念と在庫増が足かせとなる

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12/7 21:30現在

海外情勢

 景気指標を見ながら上下にブレる展開が続く。財政の崖はほぼ織り込んだ模様だが、米雇用統計の改善遅れは地合いを悪くする恐れがある。冬季需要期ながら世界石油需給はタイト化が見込めず、中東情勢もこう着状態で緊迫感が薄れるなど刺激要因となりにくい。突発的な緊張の高まりがあれば噴き上げるので注意は必要だが...。

内部要因

 ニューヨーク原油のファンドネットロングが減少。米国内の原油や石油製品の在庫の高水準を嫌気した売りが続いている。東京ガソリンは実需の買いが目立ち、非当業者は売り越しスタンスで戻り売り戦法が続いている。上値警戒が根強いだけに、この内部要因は変化しにくい。一段高を演じると売り玉手仕舞いが集中して予想外の高値をつける恐れがある。  

総合分析

 12月1日現在の全国在庫はガソリンが前週比5万8125kl減の201万2817klと需要の増加を反映して調整されているが、石油会社の自主減産も影響している。原油処理コストが上昇しているため石油会社は卸値引き上げの予定で、現物の荷もたれ現象を警戒している。東京ガソリン期先は今週に入って2000円の下げとなったため、11月12日から12月3日までの上げ幅6000円の3分の1押しを完了した事となる。ただ米国の「財政の崖」やECBの成長見通しの引き下げなどまだ不安要素が多く来週も重い展開となるか。

コーン

テクニカルと外部要因中心の展開が続く

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12/7 21:30現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は11月28日にブッシェル当たり7.6325ドルまで上昇したあと、ポジション調整の売りに反落、その後は7ドル台半ばの揉合が続いている。目先の注目材料は11日に米農務省が発表する2012~13年度の米国及び世界のトウモロコシ需給予想。しかし、12日は生産予想が発表されないため、修正があっても小幅で、トウモロコシ価格にほとんど影響を与えないとの見方が多い。年末年始を控えて、ファンドも個人投資家も利益を確定させたり、損失を最小限に抑える動きを最優先。更に、農家も換金売りを出しやすい時期で、上値も下値も限定的になりやすい。このようななかで、注目されるのは米国の『財政の崖』問題だ。一刻も早く解決の道筋を立てないと、米国経済が破綻するとの危機感から、オバマ米大統領と与党民主党、野党共和党の指導者を中心に協議を始まり、楽観論が市場に漂っているが、具体的な方策が提示されないと不安は募る。年末にかけては、トウモロコシ独自の材料より、テクニカルや外部要因に左右される展開を見せよう。

国内市場

 東京トウモロコシ期先は11月30日に2万6000円台を突破。その後、反落したものの堅調な展開が続いている。その理由は円安基調が続いているため。衆議院選挙は自民勝利の予想が多く、年末にかけて円安が加速する公算が大きく、国内市場の追い風になる。

ゴム

来週のゴム生産3ヶ国会議に期待

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12/7 21:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり130~140トン台。週末現在、原料は81.00バーツ、オファーは1月積305.00セント(円換算約260.70円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は11月20日現在、前旬比219トン減の6520トン。入庫量675トンに対し出庫量は894トン。
【前検】11月度のゴム品質検査請求(前期)は、新規のみで40枚(200トン)。

展開予想

 東京ゴム市場は、直近の戻り高値を次々と超え一時266.2円を付けた。週初には、上海ゴム市場の上昇を背景に11月26日の高値263.0を上抜けると、ファンドを中心としたテクニカル買いを誘発し上伸。その後もジリジリと上げていき連日高値を更新すると、週後半には再び上海市場の急騰から上昇し、10月19日の高値266.1円を上回る展開となった。
 ゴム生産主要3ヶ国によるゴム価格安定化策に関する会議が翌週の11・12日に開催される予定となっており、タイ政府によって独自に行われている市場介入をさらに後押しする材料となるかに注目したい。罫線上は、10月5日の高値275.5円を頂点としたヘッドアンドショルダーの右肩であった266.1円を上抜け強気基調を維持しているが、今度は11月12日の安値241.8円を底とした逆ヘッドアンドショルダーを形成する可能性もあり、今後は上述の275.5円へと目指す展開となるか。鞘は変わらず。新規の前検申請、期中限月を中心に現物対比で割高なTOCOM市場には今後続々と入庫することが予想されるため、暫くは鞘の修正が見込めない。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引150,000円・損失限定取引453,000円(平成29年3月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成29年3月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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