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2012年05月01日号
次回は2012年5月14日号になります。
金
選挙の行方を注意深く見守る
4/27 15:30現在
海外情勢
IMF発表の統計によると、今年3月に公的金準備が増加した国は、メキシコ(16.8トン増)、ロシア(15.6トン増)、トルコ(11.5トン増)、カザフスタン(4.3トン増)、タジキスタン(0.4トン増)、ベラルーシ(0.1トン増)。ロシア中銀は今年1月未購入、2月に保有金を3.8トン売却したが、3月は一転して大量購入に動いた格好。ちなみに、ロシア中銀は昨年だけで94.1トンの金を購入。これはメキシコの購入量98.8トンに次ぐ量だった。
内部要因
ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は17日時点で17万6091枚、前週比5000枚増。取組高は17日時点39万枚台、25日時点40万枚台。東京市場の取組高は13万枚台。カテゴリー別(19日⇒26日)では、当業者は売り玉1700枚増・買い玉600枚増、非当業者は売り玉7400枚増・買い玉8500枚増。
総合分析
ニューヨーク金価格、東京金価格ともに膠着状態が続いている。そうしたなか迎える5月は、ファンドの中間決算期、ギリシャの総選挙にフランス大統領選挙の決選投票(ともに6日)、相次ぐドイツの州議会選挙にアイルランドのEU新財政協定の是非を問う国民投票など、マーケットに強い影響を与えるイベントが目白押し。これらの結果、内容に、金価格が翻弄される恐れは十分にあるといえ、成り行きを注意深く見守るのが得策ではないか。
白金
底固めの終盤を迎える
4/27 15:30現在
海外情勢
米金融当局は追加緩和策の用意があることを示唆、失業率予想を下方修正、成長率予想を上方修正するなど景気回復への期待が高まりつつある。しかも、米大手企業決算が予想利益を上回る企業が続出し、3月の中古住宅仮契約指数が上昇するなど米株価浮上の原因となり、欧州債務不安の再燃も下火になったことで米景気回復への期待が高まり、白金の産業向け需要増加見通しが立てられる。金と比べた割安感で地金需要も見込めるなど、下値不安が薄れ、底を固めて反発する可能性が出てきた。
内部要因
東京市場の非当業者の買い越しが増えている。取組も増加し、玉整理一巡で新規買いが増えていることを示す。ニューヨーク白金市場もヘッジファンドが戻ってくると一気にネットロングが増えるだろう。下値が浅いとすれば、突っ込んだところで買い玉を仕込む向きが増えるだろう。
総合分析
中国自動車販売台数の落ち込みは他国の自動車産業急成長がカバーする。その他産業向け需要は景気動向に左右されるが、米国は雇用情勢改善への期待は残り、住宅価格も戻る可能性が出ているなどファンダメンタルズの支援を得られそうだ。あとは下値を固めるだけで、その底固め終盤と見て良いだろう。
原油
弱材料の台頭で沈むが反発も強い
4/27 15:30現在
海外情勢
米景気見通しの不透明や米国内原油在庫の増加、イラン情勢の沈静化など原油価格を押し下げる要因が増えている。米低金利政策と量的金融緩和策を背景に過剰流動性は高まりつつあり、再びヘッジファンドが中間期決算一巡で原油を買い進めば急反発する可能性もある。イスラエルがイランの各施設を攻撃する危険性があるといわていたが、イスラエル軍トップはイランが核兵器製造へ向かわないとの見解を示したように、武力衝突を回避するとすればイラン情勢緊迫化は回避されそうだ。
内部要因
ニューヨーク原油市場のファンドネットロングは17日現在21万3555枚(前週19万7582枚)と増加。下値不安が薄れているとの判断か。米景気見通しが不鮮明なことや、欧州債務不安がいつ再燃するかわからないという心理的なプレッシャーが上値抑制となっている。ヘッジファンドが還流すると騰勢を取り戻せる可能性は高い。
総合分析
ニューヨーク原油期近は2月2日の92.52ドルから3月1日110.55ドルまでの上げに対し半値押しは103ドル付近であり、4月に入っての一段安後に103ドルを挟んでもみ合いし、その後上昇を開始した事で半値押しはクリアした。まだ100ドル攻防を本格的に戦っていないが、仮に100ドルを割って更に下げるとすれば、イラン情勢がイランと先進国協議で結論に達するなど沈静化した時であろう。米国内原油在庫の増加も圧迫要因。米株価が戻り、米経済指標の内容が改善するようであればヘッジファンドが原油を買いすすむ可能性があり、一段高を見込めるが...。
大豆
南米が更なる減産で米国産へのシフト進む
4/27 15:30現在
海外市場
シカゴ大豆期近は、現地時間25日に14.93ドルまで上昇、15ドル台を意識する場面を見せた。相場を押し上げたのは、アルゼンチンで収穫期後半に大豆産地が霜に見舞われ更なる減産不安が台頭、中国がこの高値でも大豆を米国から買いつけたとの憶測・・・などだ。降霜を受けて、ブエノスアイレス穀物取引所は、2011~12年度の同国大豆生産量を4300万トンに下方修正(前回予想4400万トン、米農務省4月予想4500万トン)、ブラジルを含めた南米大豆の減産幅の拡大は、米国大豆の振り替え需要を加速するとの見方が出来よう。本来、春から夏にかけては南米大豆の出回り期だが、今年はブラジル、アルゼンチンともに減産幅が大きく、最近、中国が米国から大豆を積極的に買い手当している背景といえよう。4月26日現在のシカゴ大豆の清算値は期近5月限が14.8125ドル、一方の新穀11月限が13.5875ドルで、1.225ドルの逆ザヤにあるが、これは現物の需給がタイトなことを示している。また、この逆ザヤは新穀限月が割安なことを示しており、天候に問題を生じると新穀限月が買われる場面が出てこよう。
国内市場
シカゴ高をにらみながらも、東京市場は大型連休の谷間になるため、この間はポジション調整を先行させる展開となろう。ただし、連休中は為替相場の動きが変動しやすい修正がある点に注意したい。連休明けはシカゴ市場の動きをにらんだ動きに戻ろう。
ゴム
タイ政府の介入は本当にあるのか?
4/27 15:30現在
ファンダメンタルズ
【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり10~20トン台。週末現在、原料は107.40バーツ、オファーは5月積384.00セント(円換算約323.60円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は4月10日現在、前旬比363トン減の14,237トン。入庫量653トンに対し出庫量は1,016トン。
【納会】当限4月限は23日に納会を迎え、受渡枚数244、納会値段288.9円(前日対比0.3円高)。
展開予想
東京ゴム市場は、300円割れを免れ310円を超えて反発。週初には、円高・他商品安などを背景に下押され、ジリ安。しかし、安値では現物価格に対する割安感から業者を中心とした積極的な買いに下支えられ、直近安値である301.8円を下回らず、外部要因の好転をきっかけに反発へ。上海ゴム市場の上昇にもつられながら値を戻し、週後半には310円を再度回復する展開となった。
タイの農務副大臣は、原料価格をできるだけ早く120バーツにし、年後半には目標価格を150バーツへと上げ、来年には更なる施策を講じ180バーツに引き上げるとコメント。もっとも、その後の現物価格等に大きな変化はなく、影響は今のところ見られない。引き続きマクロ経済の動向に大きく左右される展開が予想され、ギリシャ国民議会選挙・フランス大統領選挙、米国雇用統計等の結果を見守りたい。罫線上は、4月18日の戻り高値312.3円を更新で次は320円が上値目標か。鞘は、新甫発会後は縮小傾向にあるが、依然として国内在庫が高水準を維持し、今後納会に向けた玉整理が進むことを考慮すれば、一方的に鞘が縮小する環境にはないだろう。
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