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週間相場分析2012年04月23日号

下値が完全に固まったとは判断し難い

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4/20 15:30現在

海外情勢

 米金融大手シティグループは、2013年の金価格予想(1オンス当たり価格)を1835ドルと、従来の1912ドルから大幅に下方修正した。なお、今年については、従来予想の1709ドルから1718ドルに上方修正した。世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は18日時点で1286.17トン。10日に前日比0.45トン減少して以降、横ばいの状態が続いている。     

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10日時点で17万1049枚、前週比6400枚減。取組高は10日時点40万枚台、18日時点39万枚台。東京市場の取組高は12万枚台。カテゴリー別(12日⇒19日)では、当業者は売り玉1400枚増・買い玉1600枚増、非当業者は売り玉2700枚減・買い玉2900枚減。   

総合分析

 ニューヨーク金価格は1600ドル台前半から半ば、東京金価格は4300円前後の狭いレンジで推移している。依然として欧州債務危機再燃や中国の景気減速懸念、米国の追加金融緩和観測後退などが上値を圧迫、11日に発表されたGFMSの"2000ドル"予測に反応薄だったことからも、まだ弱材料が織り込まれていないことが窺える。東京市場は円高圧力も気懸りなところ。下値が完全に固まったとは判断し難く、仕掛けるのは時期尚早といえそう。注意深く様子を見たい。          

白金

急上昇場面をじっと待つ

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4/20 15:30現在

海外情勢

 中国の今年1~3月の自動車販売台数は前年同期比3.4%減となったが、米国の販売台数が2月、3月と前年同月比で連続2ケタ増加となり、インドネシア(2月は同24.2%増)、タイ(日本の主要メーカーの2月販売台数が増加へ転じた)の自動車販売台数増加などが中国の落ち込み分をカバーすると推測される。  

内部要因

 東京白金の取組は玉整理一巡で再び増加している。非当業者の買い越しは細っているが、これは様子を窺う慎重な姿勢の表れに過ぎず、本音は強気維持である。為替の円安転換とNY市場の反転というダブルチャンス狙いの待機といえよう。一段安となればまとまった新規の買いが入りそうだ。  

総合分析

 

 ニューヨーク金相場が伸び悩んでいるのに対し、白金は金とくらべ大幅な割安な水準であり、海外勢も虎視眈々、押目を待っている。他商品に比べ、ニューヨーク市場の取組規模が小さく、ちょっとした材料で大きく値動きするので、投機家にとっては格好の取引対象となる。金市場からのシフトも考慮すると、今後、踏み上げの形で噴き上げる相場は予想外に大型となる可能性がある。     

灯油

売り込み要注意

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4/20 15:30現在

海外情勢

 EIA(米エネルギー情報局)が発表した4月13日現在の米国内原油在庫は、原油が前週比386万バレル増と市場予想(140万バレル)の2倍以上の増加幅となった。ガソリンは同367万バレル減、中間留分は同291万バレル減となった。原油安は東京灯油を押し下げるので、無視出来ない動きだ。ただ、原油が値崩れしない点にも注意が必要。当面、底固い地合いを維持しながらも買い切れない状況が続こう。これも原油価格の方向が定まらないからだ。  

内部要因

 東京灯油の非当業者ポジションは売買均衡の状態である。強弱材料が交錯して方向が定まらない。しかし、NY原油価格は100ドルを割らず、底固い動きを維持しているため、キッカケ次第で売り玉手仕舞いに噴き上げる可能性があるので要注意。  

総合分析

 NY原油の写真相場と割り切るべきだが、為替の動きで値幅が変わるので厄介だ。戻りを待って売るという常套手段もさることながら、ここから突っ込んだところで買い拾うというワザも必要だ。小幅なラリーなら妙味はないが、期先6万8000円台まで押したら買ってみる価値がある。ポイントは相対力指数が30ポイント手前で折り返したことに注目。ここから売り込むと危険は大きい。  

コーン

中国は安値でトウモロコシ買い付けか

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4/20 15:30現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は、18日に6ドルを割り込んだものの、翌19日に大台を回復。4月3日に6.66ドルまで上昇した後は、金融緩和後退、欧州債務危機再燃など外部環境の悪化に加えて、トウモロコシの作付作業が順調に進んでいることを嫌気した売りに大きく売られた。4月15日現在の全米18州平均の作付進展率は17%と前年同期及び過去5年間平均の5%を12%も上回る好調ぶりだ。米農務省が3月30日に発表した作付意向面積は9586万4000エーカーにも達したが、このまま生育が順調に推移すれば先行き需給が緩和するとの見方に新穀限月を中心に売られ、期近も一時6ドル台を割り込んだ。しかし、この安値を見て、中国が米国からトウモロコシを買いつけるとのうわさが入った。中国国内のトウモロコシ価格は、輸出税(国家備蓄のための輸入は無税)を支払ってもブッシェル当たり60セントほど安く、今後も6ドルを割り込むような局面では中国がトウモロコシを買い付けてこよう。生育順調は新穀限月の足を引っ張る要因だが、旧穀の需給がタイトななかでの中国の買い付けはインパクトがある。  

国内市場

 東京トウモロコシ期先は、シカゴ安と円高がマイナス材料となり、17日に2万2760円まで売られた。3月の高値因果玉の整理はほぼ一服の感があり、東京トウモロコシはシカゴトウモロコシ出直りに歩調を合わせる動きが予想される。  

ゴム

上値は重いが310円で値固めできるか

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4/20 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり10~40トン台。週末現在、原料は106.30バーツ、オファーは5月積385.00セント(円換算約326.80円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は4月10日現在、前旬比363トン減の14,237トン。入庫量653トンに対し出庫量は1,016トン。
【前検】4月度のゴム品質検査請求(後期)は新規164枚(820トン)、再検245枚(1,225トン)で、合計409枚(2,045トン)。前期分84枚(420トン)と合わせ計493枚(2,465トン)。

展開予想

 東京ゴム市場は、一時301.8円の安値を付けるも300円は割れず反発。週初には、株・他商品安などを背景に売り攻められると、300円台前半へ。しかし、その後はスペイン国債の入札が順調であったことや、中国の金融緩和観測などにより上海市場が急騰すると、一気に310円を回復。週後半にかけては、売り圧力が幾分勝るように見られるものの、売り買い交錯しながら310円を跨いで取引される展開となった。
 祝日明けのタイの現物市場は、未だ荷の出回りに変化の兆しはない。タイ政府による市場介入は依然として積極性に乏しく失望感が否めない。引き続き、EU・中国経済を中心としたマクロ経済の動向に大きく左右される展開が続くであろう。罫線上は、調整から反発しても、320円近辺では売り圧力が強まりそうだ。鞘は、納会に向けた玉整理によって順鞘が拡大したが、受け腰の弱さが感じられるため、修正されにくい環境にある。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり114,000円です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額は預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり22,680円(往復)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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