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週間相場分析2012年04月09日号

日足チャートは下値切り下げの線型に

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4/6 15:30現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は4月4日時点で1286.62トン。3月26日の1288.74トンから翌27日に1286.62トンに減少して以降、横ばいの状態が続いている。一方、金の主要消費国インドでは、金の輸入関税引き上げに抗議する金小売業者のストライキが、4月第1週時点で3週間目に突入。この影響で、同国の金需要は減少、市場関係者の一部からは、金の輸入量が例年の3分の2に減少したとの見方も出ているという。   

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は3月27日時点で18万5076枚、前週比1万9000枚増。取組高は3月27日時点41万枚台、4月4日時点40万枚台。東京市場の取組高は12万枚台。カテゴリー別(3月29日⇒4月5日)では、当業者は売り玉8000枚増・買い玉100枚増、非当業者は売り玉9400枚減・買い玉1500枚減。  

総合分析

 米国の追加金融緩和見通し後退やインドで続く金小売業者のストなどを嫌気して、ニューヨーク金価格は1600ドル前半、東京金価格は4300円台割れへと水準を下げた。内外ともに日足チャートは下値切り下げ型の姿で、まだ完全に下値のメドがついていないといわざるを得ない。為替も、ユーロ安・ドル高傾向、円高への修正と、金にとっては歩が悪い状況。当面は為替動向やインドのストの行方など材料の変化を注視しながら、下値が定まるのを焦らず待つ場面となろうか。        

白金

上値抑制要因あるが地合いは底固い

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4/6 15:30現在

海外情勢

 米調査会社オートデータによると、3月の米新車販売台数は前年同月比12.7%増の140万4774台と10ヵ月連続増加し、3ヵ月連続して2ケタの伸びとなった。また、年率換算は1440万台と2008年2月以来、4年ぶりの高水準記録だ。これは米景気が回復して個人消費が増えたほか、原油価格上昇でガソリン価格も値上がりしたため、省エネ・エコカーで一歩先を行く燃費効率が高い日本車の売れ行きが好調となり、トヨタ、日産など日本のメーカー販売台数が急速に増加したことが一因とされる。なお、タイ、インドネシアだけでなく、ロシアやブラジルの自動車販売台数増加が見込まれている。  

内部要因

 3月27日現在のニューヨーク白金市場のファンドネットロングは5週連続減少となったが、大幅な減少とならず、利食いが続いている形であり、高値掴みの損切り比率は低そうだ。従って、強気ファンドの利益が増えているだけに、玉整理が一巡すると再びネットロングが増えると考えるべきだ。東京市場も非当業者の買い越しが続いている。ダメ押しとなり弱気が売り込んだところが巻き返しのタイミングとなりそう。  

総合分析

 

 弱材料は欧州債務不安の再燃、ドル高、原油高による株価圧迫などである。先週は中国清明節の影響とイースターが関連しての売られ過ぎとすれば、ファンダメンタルズが堅調なだけに、その反動は予想を上回る。鋭角的な上昇を見込める理由だ。しかし、目先、上値抑制力が働いている間は簡単にハネ返せない。     

原油

弱材料消化して反転、上昇も

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4/6 15:30現在

海外情勢

 3月のOPEC産油量は日量3126万バレルと2008年10月以来の最高水準。戦略石油備蓄放出を欧米で協議し、7月1日にイラン産原油輸入禁止措置を発動すると同時に備蓄放出を計画する動きがある。一方、米国はイラン制裁を順次、実行しているが、決定的な対立に至らず、ペルシャ湾における軍事衝突の危険性が残る。イラン擁護の立場であったロシアが欧米に協力的態度を示していることもホルムズ海峡封鎖危機を薄れさせる原因。  

内部要因

 ニューヨーク原油市場のファンドネットロングは4週連続減少。ファンドが決算に絡んだ玉整理を進めているほか、利食い目的の手仕舞いもあり、玉整理しながら下げ止まりをまって、再びロングを増やす方針のようだ。ファンドはショートで利益を上げるタイプが増えており、漸く売りに利が乗ってきたので、目先は売り方ペースになる可能性はあるが、下値が固まると踏み上げのパターンへ。  

総合分析

 ニューヨーク原油はギリシャ債務不安の再燃や米国内原油在庫の増加、あるいはドル高で急落したが、その後、米雇用統計の改善で景気回復期待が高まり反発へ転じている。弱材料消化に手間取るとしても下値を固めて反発する可能性が高く、突っ込んだところは買い場となりそうだ。円安も支援要因となる。  

コーン

目先は需給予想に注目

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4/6 15:30現在

海外市場

 3月30日の米農務省報告はサプライズな内容になった。具体的には、2012年の米国トウモロコシの作付意向面積は9586万4000エーカーと、事前予想平均9472万エーカーを大きく上回り、四半期在庫(3月1日現在)は60億0900万busで事前予想平均61億5000万busを下回った。作付意向面積は本来弱材料なのだが、四半期在庫が予想以上に減少したため、シカゴトウモロコシ期近はストップ高を演じた。問題は4月の需給予想にどう反映されるかで、需要量が予想以上に上方修正された場合は旧穀限月が強含むことが考えられる、一方、新穀限月は作付面積の増加に頭を押さえられる可能性が高い。現在、トウモロコシの作付作業が順調に進んでいる。米国全体の3月の気温は平年を大きく上回ったため、作付前の準備が順調に進み、トウモロコシの作付作業は例年より進み、最終的には米農務省が発表した作付意向面積を上回る公算が大きい。大豆高に支えられている部分もあり、仮に、大豆が修正安を演じるようだとトウモロコシは追随安を演じることも想定出来よう。  

国内市場

 東京トウモロコシ期先は、シカゴトウモロコシと為替相場の動向を睨みながらの展開が続いている。大豆のような先高観はないため、短い期間で早めに利益を確定する動きが出ており、方向が定まりにくい。当面は、2万3000円台を中心とした揉合か。  

ゴム

タイ政府の小規模な介入に反応薄

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4/6 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり10~30トン台。週末現在、原料は110.10バーツ、オファーは5月積397.50セント(円換算約339.50円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は3月20日現在、前旬比165トン減の14,092トン。入庫量596トンに対し出庫量は761トン。
【納会】4月度のゴム品質検査請求(前期)は新規のみで84枚(420トン)。

展開予想

 東京ゴム市場は、320円~330円を往来。週初には、円安・他商品高を背景に330円台へと反発も、上海市場が清明節により休場であったことから閑散相場のなか小動き。その後、スペインの債務問題をめぐる懸念が再燃すると株式・商品市場が下げに転じ、東京ゴムもCBを発動させて320円台前半へ。しかし、そこからは業者を中心とした押し目買いにより下値を支えられ、再び320円台半ばへ向けて反発する展開となった。
 タイ政府による市場介入は不定期的に実施されているが、降雨や祭日前であることからタッピング作業が進まず荷の出回りが鈍いため、原料の買い付けが積極的には行われていない。定期市場への影響もさほど見られず、依然動向を注視している状況か。引き続きスペインの債務問題や中国の景気動向などを主とした外部要因の影響に左右される展開が続くであろう。鞘は、国内在庫が高い水準を維持しているうえに続々と前検申請が出されていることから、季節的な逆鞘へと移行するのは時期尚早であるが、その変化には注意したい。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり126,000円です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額は預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり22,680円(往復)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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