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週間相場分析2012年01月30日号

中央銀行の金購入量が過去最高を更新

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1/27 15:30現在

海外情勢

 WGCが23日に発表したリポートによると、2011年の各国の中央銀行の金購入量は過去最高を更新したとみられる。WGCは、『(中央銀行による金購入量は)第3、4四半期に多くみられた。さらに(金取引に対する一般の)投資活動も引き続き良好だ』と指摘。また、金ETFに関しては、『実際の金購入量は、昨年9~12月だけで(通年の約半分の)75トンに達した」とした。なお、通年の購入量は153トン(2010年は367.7トン)だったとしている。  

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は17日時点で17万2976枚、前週比6400枚増。取組高は17日時点43万枚台、25日時点43万枚台。東京市場の取組高は12万枚台。カテゴリー別(19日⇒26日)では、当業者は売り玉1200枚減・買い玉1700枚増、非当業者は売り玉100枚減・買い玉3000枚減。  

総合分析

 米国の超低金利政策継続発表、ドル安進行を受けて、ニューヨーク金価格が1ヵ月半ぶりに1700ドル台を回復、東京金価格も追随高を演じて4300円を突破した。この結果、内外ともに昨年11月から12月末までの下げ幅に対して3分の2を取り戻す格好となり、チャート的に基調は回復したと判断出来よう。3分の2戻しの達成感から目先的には修正安場面も予想されるが、下げたところは安全資産としての買いや実需買いが下支えるものと思われる。     

白金

押し目買いを繰り返す

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1/27 15:30現在

海外情勢

 米国が2014年まで低金利を継続する方針を明らかにしたため、米景気回復期待が高まり、ドル安、NY金高、NYダウ高と支援要因が集中してNY白金価格は堅調となり、昨年末の下げ幅に対し3分の2戻しを演じたが、さらに買われて一段高。上値目標を切り上げる必要が出てきたようだ。1600ドルクリアで基調は強くなった。ファンドのネットロング増でさらに騰勢を増す公算が大きい。  

内部要因

 ニューヨーク白金のファンドネットロングは1月17日現在2万1061枚と強気方針は明らか。東京市場も非当業者の買い越し増で騰勢が強くなっている。為替が円高一服となっていることも買い気を強くしている原因と見られる。米株価が上昇基調を示し、米景気回復期待が高まっていることや、世界自動車販売台数の増加見込みなど、ファンダメンタルズの見直しも買い人気が盛り上がる要因。  

総合分析

 罫線も強気を示す形となり、相対力指数は70ポイントを超えた。米株高、ドル安、金高など支援要因が出揃っているため、当面は強気方針を貫徹、利を伸ばしてチャンスを広げるべきだ。利食いを繰り返して突っ込んだら買い玉を仕込む積極策を取りたい。その後は波乱の状況が見込まれるので逆張り対応を考慮すべき。    

灯油

突っ込み買いで短期戦

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1/27 15:30現在

海外情勢

 シンガポール店頭市場の灯油・ジェット燃料相場が急上昇している。ニューヨーク原油相場の堅調のほか、中国が石油輸入量を増やしていることが背景にある。中国政府は金融緩和策を講じる余地があることを示唆するなど、経済成長維持の政策を用意している。ユーロ圏の低迷で欧州との貿易が減少している中国だが、アジア向けや米国向け輸出が回復の兆しを見せるなど、中国国内の産業が活気を取り戻す可能性が高いだけに、エネルギー需要も増えるとの見方が多い。アジアにおける中間留分の需要増は東京灯油にとって追い風。  

内部要因

 東京灯油市場の非当業者買い越しが続いている。原油先高人気がさらにたかまれば買い越し幅は広がるはずだ。売り玉手仕舞いによる騰勢加速も考慮する必要がある。利食い回転が速くなることが予想されるので、早目の手仕舞いでチャンスを狙う向きが増えそうだ。当面、実需が売り玉を手仕舞いするタイミングを見て買い玉を仕込めばベストポジションで買い玉がはまりそうだ。短期利食いの小刻みな売買を心掛けたい。  

総合分析

 東京灯油期先は6万3000円台をキープしており、下げたところは買われる可能性が高い。短期6万5000円を狙う展開で、利食いで押したところが買い場となろう。買い辛抱するかどうかは原油動向次第。ベストは突っ込んだところのスポット買いで利食いしたら、時間を空けて次のチャンスまで待つ方法がリスクを少なくする方法。  

大豆

米国の超低金利政策長期化に支えられる

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1/27 15:30現在

海外市場

 南米の大豆減産はある程度相場に織り込まれ、調整安を演じやすい状況下で、追い風になったのが、FRB(米連邦準備制度理事会)が、『超低金利を2014年度終盤まで継続する』と発表したことだ。超低金利は、過剰流動性を高める要因で、先行きドル安の長期化が期待され、輸出需要の回復を期待させる。南米の天候は回復に向かっているが、干ばつによる減産という事実は動かせない。また、米穀物調査会社インフォーマ・エコノミクスは、2012年の米国大豆の作付面積を7456万8000エーカーと予想、前年の7497万6000エーカーを40万8000エーカー下回った。26日現在のシカゴ大豆とトウモロコシの終値(期近)は、大豆12.2275ドル、トウモロコシ6.3450ドルで、比価は1.93と、大豆が割安になっており、更に作付面積が減少する可能性がある。今後、超低金利が続くなか、大豆に資金が流入してくることが十分に考えられ、まずは、昨年10月14日の12.7575ドルが目標となろう。  

国内市場

 東京米国産大豆期先は、シカゴ堅調を映した買いに上伸。27日に4万円を突破、4万3000円が当面の目標になりそうだ。注目したいのは為替相場の動向。日本が31年ぶりに貿易赤字国に転落し、IMF(国際通貨基金)には財政の立て直しを警告されており、日本売りが出やすい状況にあり、円安に加速がつく可能性があるからだ。  

ゴム

連休明けの中国動向に注目

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1/27 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり20~50トン台。週末現在、原料は113.00バーツ、オファーは2月積410.00セント(円換算約329.7円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は1月10日現在、前旬比359トン増の13,798トン。入庫量939トンに対し出庫量は580トン。
【納会】当限1月限は25日に納会を迎え、受渡枚数200枚、納会値段302.0円(前日比6.0円高)。

展開予想

 東京ゴム市場は、さらに上値を伸ばし320円を超えた。週初には、上海市場の休場により閑散気味であったが、前週末の上げ幅を帳消しにするように300円手前へと下落。しかし、タイ政府による市場介入が意識されると積極的に押し目買いが入り反発し、円安が進行したことにも後押しされ325円付近まで上げる展開となった。
 タイ政府は24日に、150億バーツ(約370億円)の予算で20万トンのゴムを農民から買い上げ、120バーツまで原料価格を押し上げる方針を発表。当初議論されていた内容と相違なくすぐにでも実行するとしているが、すでに原料価格はそれを受けて急騰しているため、今のところ目立った動きはない模様。しかし、このニュースの発表以来、東京市場は調整されても押し目を買われやすい展開が続いており、引き続き動向を注視せざるを得ない。週明けから上海市場が再開されるため、どういった反応を示すのかにも注目したい。鞘は新甫7月限の発会後も変化はなく、今の水準は暫く維持されるであろうと見込む。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり138,000円です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額は預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり22,680円(往復)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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