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週間相場分析2012年01月23日号

下半期平均1840ドルの予測

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1/20 15:30現在

海外情勢

 現地時間17日、GFMSは『Gold Survey 2011 Update 2』を発表、そのなかで、今後の金価格予測について、『今年上半期は平均1640ドル』、『今年下半期は平均1840ドル』、『今年10月から来年3月までに2000ドルの大台を突破する可能性もある』との見方を示した。その一方で、『向こう数年で全般的な金融環境が正常化し、金に対する追い風が弱まる可能性がある』、『金市場が10年間の強気相場を終える局面が迫りつつある』ともした。  

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10日時点で16万6574枚、前週比4700枚増。取組高は10日時点41万枚台、18日時点43万枚台。東京市場の取組高は12万枚台。カテゴリー別(12日⇒19日)では、当業者は売り玉1000枚減・買い玉1200枚増、非当業者は売り玉3500枚減・買い玉5700枚減。  

総合分析

 ニューヨーク金価格は1600ドル台、東京金価格は4100円台を回復し、ジワジワと浮上。ケイ線的には1500ドル台割れ・3800円台割れを回避して切り返した格好で、下値不安はひとまず後退か。引き続き欧州債務危機、それに伴うユーロ安・ドル高、ユーロ安・円高⇒ドル安・円高地合などは懸念材料ではあるが、米景気の底固さを映した米株価の堅調やイラン情勢を映したニューヨーク原油の底固さなどは強いサポート要因に。相対力指数が50ポイント台を抜いたことからも、基調の引き締まりが窺える。     

白金

米景気回復期待で底固いが・・・

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1/20 15:30現在

海外情勢

 欧州債務不安は薄れているが、これは欧州諸国の国債が格下げされたものの、入札が好調で借り入れ資金の低コスト実現なども好感され、株価が上昇するなど、明るさが見えたためである。しかし、再び景気回復期待を削ぐような経済指標の悪化となれば株価も下落し、白金市場を冷やす結果となりかねない。ドイツと米国の経済指標が改善されたことは好材料だが...。白金独自のファンダメンタルズが好転しない限り、水準の切り上げは難しい。  

内部要因

 東京市場は非当業者の買い越しが続いているが、常に上値抑制要因が頭を抑える形で先高人気は盛り上がらない。戻りを売られるように警戒心の強さを払拭できない市場環境であり、ユーロが再び下落して円高となれば東京市場にとっては弱材料となり、非当業者の買い気も後退する可能性が高い。当面、様子を窺う状態が続くとすれば、戻しても内部要因面からも上値余地は知れている。  

総合分析

 欧米経済の行方は不透明だ。とくに欧州の債務危機は去らず、米経済指標が改善されても、その足を引っ張る要因となる欧州債務不安は白金相場にとっても圧迫要因だ。綱渡りの欧州金融安定化策であり、救済策の効果がなければ、債務不安国の財政破綻を阻止できるかどうか疑問である。ただ、最悪の事態は回避されつつあるので、目先、暴落する可能性は低い。雷同売りは慎みたいが、一方、買い玉は利が乗ったら手仕舞いを急ぐことが肝要だ。    

ガソリン

強弱材料内包で小刻みな売買を

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1/20 15:30現在

海外情勢

 ニューヨーク原油期近は100ドルを回復した。これは欧州債務不安が払拭できないものの、債務国の国債入札好調となったことが、先行き欧州景気回復に結びつくと期待されたからだ。同時にイランが核開発を継続し、英国やフランスがイラン産原油の輸入禁止措置を実施する予定であり、ホルムズ海峡封鎖の危機が高まっているからだ。ただ、米におけるカナダからの原油パイプライン計画中止は弱材料。原油安となれば東京ガソリンも下押す。  

内部要因

 東京市場は非当業者の買い越しが続き、原油先高人気が強いことが背景にある。原油先高人気の背景はイラン問題と新興国の需要増であり、米国内の石油需給バランスがタイト化する期待もある。こうした環境を考えての一般投資家の強気スタンスであり、ニューヨーク原油市場のファンドポジションもネットロングの状態が続いているので、東京ガソリンにとって柱となる強材料が存在する。  

総合分析

 当面、為替相場の動きから目を離せない。ユーロ急落による円高が話題だが、円・ドルではさほど円高が進行していない点が上値余地を残しているといえる。基調の強さだが、根底には原油高サポートがあり、これが外れると基調は崩れてしまうので、あくまでもニューヨーク原油相場主導の展開から抜け出せないのが現状だ。突っ込んだら買いチャンスだが、小刻みな買い玉利食いで利を伸ばす戦法を選択したい。  

コーン

周囲環境悪く6ドル回復しても上値余地小さい

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1/20 15:30現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は、米農務省報告で2011~12年度の米トウモロコシ生産量が上方修正される一方で、期末在庫が上方修正されたため、1月3日の高値6.6425ドルから18日に5.925ドルまで売られた。大豆が安値からジリジリ反発しているのと対照的に、トウモロコシは13日の安値を下回る展開を見せ、地合の悪さを感じさせる。材料を見ると、世界的な小麦増産による安価な飼料小麦やウクライナ産トウモロコシとの競争は厳しく、米国のトウモロコシ輸出需要の増加は見込みにくい。更に、ガソリンにエタノールを混合するブレンダ-の優遇税制が撤廃され、需要創出の立役者だったエタノール需要が減少に転じる可能性が出ている。また、大豆とトウモロコシの比価(19日、シカゴ期近終値ベース)は1.98と、大豆に比べて割高なことも買い気を削いでいる。19日は6ドルを回復したものの、相場の流れを強気に戻す材料は見当たらず、当面は6ドルを大きく上回ることは考えにくい。  

国内市場

 東京トウモロコシ期先はシカゴ安に連動、一時2万2000円台を割り込んだ。20日は反発したものの、2万3000円台を回復するには新たな強材料が必要だ。昨年11月28日の安値2万1110円を下抜くような地合にはないが、当面は2万2000円を挟んでの展開で、戻り売り主体の逆張りで臨みたい。  

ゴム

タイ政府の市場介入となれば上値余地残す

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1/20 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり20~50トン台。週末現在、原料は105.00バーツ、オファーは2月積385.00セント(円換算約308.9円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は12月31日現在、前旬比1,141トン増の13,439トン。入庫量1,755トンに対し出庫量は614トン。
【前検】1月度のゴム品質検査請求(後期)は、新規のみで247枚(1,235トン)。前期請求分16枚(80トン)と合わせ263枚(1,315トン)。

展開予想

 東京ゴム市場は、急騰から300円超えへ。週初には、他商品市場の下落を背景に270円台前半まで売り込まれるも、上海市場が切り返すと反発。タイ政府による市場介入を期待した買いが先行すると、その後は取組高を大きく増やしながら上昇し、サーキットブレーカーを連発させて一気に300円を超えた。
 17日のゴム農民とタイ政府との協議の結果、政府が150億バーツ(約370億円)を用いて市場介入を行うことを決め、24日の閣議での了承を待つ結果となった。どれだけの量を買い上げるかは定かではないが、価格目標が現実に120バーツとなれば期近限月で約320円、先限では約340円と想定されるため、上値余地はまだありそうだ。一方で下落要因としてはEUの債務危機問題などがあり、これを無視できる状況ではない。鞘は中限と先限とで順鞘が拡大したが、国内在庫量や今後の玉整理を考慮に入れれば、すぐに修正されていく見込みはない。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり138,000円(平成23年1月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額は預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり22,680円(往復)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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