商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2011年  >  2011年12月26日号

週間相場分

析2011年12月26日号


次回は2012年1月16日号になります。

9月の安値 水準で下げ渋る動きに

20111226gold.jpg

12/22 15:30現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は21日時点で1267.88トン、前 日比12.1トン減と急減。同保有残高は11月末時点の1298.53トンから12月1日1297.93トン ⇒7日1295.81トン⇒9日1295.40トン⇒12日1294.80トン⇒15日1279.98トン⇒ 21日1267.88トンと減少しており、年末の玉整理売りや換金売りが進行していることが窺える。  

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は13日時点で18万6217枚、前週比1万5000 枚減。取組高は13日時点、20日時点ともに42万枚台。東京市場の取組高は12万枚台。カテゴリー別(15 日⇒21日)では、当業者は売り玉2200枚減・買い玉1400枚減、非当業者は売り玉500枚減・買い玉1 300枚減。  

総合分析

 ニューヨーク金価格の期近日足チャートは10月、11月、12月の高値で"三尊天井"を形成、9月の安値水 準まで急落を余儀なくされたが、その後は辛うじて同安値水準で下げ渋る動きとなり、1600ドル台へ返り咲い た。東京金価格も4000円大台を回復し、当面は、急落の反動、下げ過ぎの修正もあって、内外ともに底固い動 きとなろうか。ただし、年末に向けて"ダメ出し"の玉整理売りも警戒される点は要注意といえそうだ。    

白金

下値を固め たら強気へ

20111226platinum.jpg

12/22 15:30現在

海外情勢

 欧州債務危機を巡る救済策や格下げ問題など欧米景気にマイナスとなる要素が目立ち、上値抑制力が増している 印象を受ける。この間、支援要因としていた金価格の堅調さが失われ、足を引っ張られる状態となった。これはリ スクオフの状態になり、リスクマネーが安全資産の国債へ戻ったために発生した現象であるが、金融不安が続く以 上、金のヘッジ能力に対する信頼は回復するはずだ。  

内部要因

 ニューヨーク市場のファンドネットロングは減少してもポジションが転換することはない。産業向け需要は世界 的に伸びるとの予測は、新興国経済が先進国に取って代わることが明確であるためだ。新興国は成長過程で軽工業 、重工業の発展を重ねるが、そこで発生するのがガラス、化学、石油、そして自動車向け白金需要である。これを 知っているからこそ、プロも一般投資家も強気スタンスを維持している。東京市場の非当業者買い越しの多くの部 分は一般個人投資家である。  

総合分析

 当面、欧州、米国ともに明確な景気回復の手掛かりがつかめない。通貨は大きく変動し、しかも、方向性が見え ない。そうしたなか、白金価格も株価の不安定さなどを反映して地合いが弱くならざるを得ない。現在、下値を鍛 錬していると考えると、売り込まれた分だけ上昇エネルギーが蓄積され、それを一気に放出すると暴騰相場を演じ ることになる。いつ噴き上げるかを予測するところに楽しみがある。    

灯油

荒れ場なが ら買いチャンス

20111226oil.jpg

12/22 15:30現在

海外情勢

 アジア経済は中国中心で動いているので、同国の不動産規制など投資抑制策は先行き不安に結びつくが、同国政 府は経済成長を阻害する規制は緩和する方針を明らかにしている。インドネシアや台湾は経済成長が続くと見込ま れ、アジア市場では中間留分の需要が増えると予想されている。アジアの格安航空会社の発展は驚異的で、ジェッ ト燃料需要(組成は灯油とほぼ同じ)が増えていることが背景にある。発電機用燃料としての灯油需要増加も無視 出来ない。  

内部要因

 東京市場は非当業者が辛うじて買い越している。指標となるニューヨーク原油は底固いものの、戻りを売られて 上昇力が鈍っているために積極的になれないからだ。それでも、下値を切り上げる流れへと変化しているとの判断 が増えており、下げる場面では新規の買いが入ってくる可能性が高い。多少でも買い玉の利食い回転が効けば、短 期間で買い玉が積み上がるケースも想定出来る。  

総合分析

 原油価格の頭重さより底固さを重視するべきだ。欧米金融不安と先行き景気回復への不安を考えれば、棒上げ相 場を期待出来るはずもない。だからといって戻りを売るリスクは高まりつつあると判断するべきだ。逆張りでの対 応は無難だが、強気を軸足に置いた対応が望まれる。突っ込んだらチャンスと考えて買うタイミングと考えたい。  

コーン

大納会控え てレンジ相場の様相示す

20111226grain.jpg

12/22 15:30現在

海外市場

 シカゴトウモロコシ期近は6ドル台に戻す展開となった。これは欧州債務危機が小康状態にあり、アルゼンチン が乾燥型の天候に見舞われていることに加えて、クリスマスと年末を控えたポジション調整の買いなどが入ったこ とが背景だ。ただし、注意したいのは、相場が6ドルを超えたのを見計らったように、農家が新規売りを出してい ることで、現状では6ドルは上げ過ぎと捉えているからだろう。年を明けて、欧州の債務危機懸念が再燃する可能 性は高く、更に、飼料用小麦と東欧産トウモロコシの豊作で米国産の輸出需要が低迷していることから、基調は弱 いとみて良いだろう。
 本格的に売られるのは、1月12日に米農務省は『2011年の米国トウモロコシ生産最終量』及び『2011 ~12年度の米国・世界トウモロコシ需給』を発表してからだが、今は、下値を確認することが先決だ。季節習性 としては2月にかけて軟調になるパターンが多いのも気懸りだ。  

国内市場

 東京トウモロコシ期先は22日、シカゴ市場の反発と年末を控えての買い戻しに2万3000円台を回復した。 しかし、決め手となる材料が不足しているのと、シカゴトウモロコシ市場に明るさを感じられないため、積極的に 買われる地合ではあるまい。大納会にかけて玉整理中心の展開が予想され、レンジ商いとなろう。   

ゴム

280円を 超えて値固め出来るかがポイント

20111226rubber.jpg

12/22 15:30現在

ファンダメンタルズ

【産地】主要セントラルマーケットにおける集荷量は一日当たり40~50トン台。週末現在、原料は92.75 バーツ、オファーは1月積345.00セント(円換算約281.3円)で取引されている。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は12月10日現在、前旬比119トン減の12,387トン。入庫量998ト ンに対し出庫量は1,117トン。
【納会】当限12月限は21日に納会を迎え、受渡枚数253枚、納会値段259.6円(前日比8.4円高)。

展開予想

 東京ゴム市場は、反発から再び280円トライへと向かった。週初は出来高が1万枚を割れる薄商いのなか、上 海ゴム市場の下げに連動し前週末の安値を下回った。しかし、そこから積極的に売る動きに乏しく、NYの他商品 市場が上伸したことなどもあり、上海市場の反発にもつられ270円台後半へ戻す展開となった。
 現物市場などゴムのファンダメンタルズにこれといった変化はなく、ヨーロッパの債務危機を中心とした外部要 因主導の展開が続きそうだ。短期的には安値を切り上げながら上昇してはいるが、280円が11月11日の安値 からの反発で度々重くなる値位置であり、ここを上抜け、且つ値固めできるかどうかが今後のカギとなろう。新甫 6月限の発会もそのまま鞘すべりした格好となり、当先10円を超える順鞘は維持されている。潤沢な国内営業倉 庫在庫や今月も懸念される受渡期限の切れる在庫の存在、また当限にまだ800枚近い取組が残っていることなど を考慮に入れれば、鞘の縮小は見込みづらい。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必 要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり138,000円(平成23年12月16日現在)です。また、 委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によっ て異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金 額は委託者証拠金の約10倍から40倍と著しく大きいため、損失額は預託している委託者証拠金の額を上回ることが あります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あ たり21,210円(往復)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

当社(商品先物取引業者)の企業情報は当社本・支店及び日 本商品先物取引協会の本部・支部やホームページで開示しています。お取引についての御相談は、当社顧客サービ ス担当(東京)電話03-3249-8827
日本商品先物取引協会相談センター 東京都中央区日本橋小網町9番4号日商協ビルディング 電話03-3664-6243